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[これは夢?]LOVE DOLL[それとも現実?]

8キョーコ ◆wYW6SiJDXE:2011/09/21(水) 15:27:41 HOST:nttkyo494190.tkyo.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp

「ふふ、貴方は面白い方ですね。」

そのおじさまは可笑しそうに笑って私を見ると静かにそう呟いた。
そしてかぶっていたハット帽子をとると軽く手を添えてお辞儀し、自己紹介をされた。
その言葉を聞いて私も慌ててお辞儀をする。
そしてこのおじさまに”よろしければ貴方のことを聞かせていただけませんか”と言われればよくは分からないが自分のことについて話し始めた。

「自己紹介が遅れました、私は”フランボワーズ”と申します。よろしければ貴方のことを聞かせていただけませんか?」

「え、えと…小島郁、20歳。彼氏いない暦6年で普通の大学生で好きな食べ物は甘いもので、嫌いな食べ物は…特にありません!!」

私がそう告げるとフランポワーズはまたも可笑しそうにくすくすと笑い始めた。

「よく分かりましたよ、ありがとうございます。」

私はその言葉を聞いて急に恥ずかしくなり真っ赤になるとそのまま俯いてしまう。
するとフランポワーズさんはふーっと息をはいてふっと微笑むと

「確か、彼氏いない暦が6年……とおっしゃりましたね、貴方は恋を…恋人がほしいですか?」

「は、はい……ほしいですが…、?」

その言葉を聞いて苦笑いをし少し曖昧な感じで返事をする。

このとき、私はさっきとは違うフランポワーズさんの真剣な瞳に気付いていなかった。


フランポワーズさんは私の答えを聞くとコツコツと音を立てて歩き出すと流れていた音楽を急に止めた。

私はわけが分からず首をかしげたまま少し眉を寄せてフランポワーズさんを見つめる。
するとフランポワーズさんは自分の口元に指を添えると静かに私の方へと歩み寄り小声でこう言った。

「貴方がそれを望むならこの声が届くでしょう。」

私はその言葉の意味がよく分からずだだ喋ってはいけないことしか理解ができなかった。


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