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一人と二人
31
:
雛菊
◆h28m2qQSeY
:2011/09/06(火) 16:36:14 HOST:PPPbm6194.kanagawa-ip.dti.ne.jp
気になって人の間から見てみると、私の机の上には
ゴミがたくさんあり、「死ね」と書かれた紙があり、汚い水でビショビショになっていた。
それはよくいじめの漫画やドラマで良くあるような光景。
この時私は初めていじめにあった。
他の人のいじめもみたことがない。
けれど…絶望感はなかった。
もちろん希望も持てなかったけど。
「あっ……梓…。」
一緒に片付けていた空が私を見た。
名前だけ呼んですぐに黙り込んだ。
「分かってるよ?空がやったわけじゃないことくらい。」
ようやく私がいじめられたことに実感が持てて、
悲しい気持ちより悔しい気持ちのほうが多くなって、
でも私はそんな気持ちを押し殺して空に微笑んで言った。
もしかしたら不自然な笑いだったかもしれない。
「梓……。」
「私が片付けるよ。
私と…犯人以外には関係ないから、皆は気にしないで??」
私がそう言うとみんな少しずつ自分の席に戻っていく。
その中でまださっきと同じ場所に立っている人もいた。
「私も手伝うよ、梓。
そっちの方が早いしね。」
やっぱり登校するときとは性格が違う、穏やかな笑顔で言う未来。
「関係あるのは梓と犯人だけじゃないよ。
クラス全員が容疑者なんだから私たちも関係あるじゃん。」
さらっと言う、やっぱり何を考えているのか分からない双葉。
「良く考えると俺っていつもお前にウダウダ言われるてし、喧嘩もするだろ?
だからもし先生にばれたら真っ先に疑われるの俺じゃん?って思ったんだよ。
俺が相談室に行かないためにも早く片付けるぞ。」
長々と話していて話がめちゃめちゃな時雨。
「2人とも素直に「梓のこと心配だから手伝う」って言えばいいのに。」
「「うるさい。」」
「………うぅ。」
2人に苦笑しながらつっこんで、一刀両断された空。
どんなになっても優しくしてくれてうれしかった。
「ありがとう。」
この5人なら信じられる、絶対犯人じゃないって思えた。
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