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道化師と仮面
38
:
燐
:2011/09/30(金) 14:36:21 HOST:zaq3dc00753.zaq.ne.jp
凄まじい音が刹那の部屋に響き渡った。
「!!!!?……。どうすればいいんだ。俺達は殺されるのか。」
俺は手を震わせながら言った。
「まず、外に出る事には始まらん。靴を持って外に出るぞ!」
俺達はいつのまにか玄関に居た。
「早く靴を持て。」
刹那は玄関の棚の上に置いてあったケータイを服のポケットに入れながら言った。
「ああ…。」
俺は靴を持ち、刹那の家を出ようとした。
「そこまでだ。」
俺は後ろを振り向いた。
そこに黒い覆面を被り、黒い仮面を被った男が立っていた。
「お前は誰だ!!」
俺は男に向かって言った。
「殺人鬼…と言えば分かるかな。」
男は言った。
「例の殺人事件の奴か。こんな田舎まで来れたもんだな。」
俺は男に言った。
「…。」
男は身体からナイフを取り出してこう言った。
「お前達を殺す。」
男はナイフを持ち、俺に襲い掛かってきた。
俺はそれを下にかわし、男の腹に拳を殴りつけた。
男は腹を押さえ、地面に倒れこんだ。
男は苦しそうに唸っている。
「さてどうしたものか…。」
刹那は顔に手を添え考えこんだ。
「警察…。に言っても無駄だしな。今の警察は再起不能だし。
どうするか?」
俺は頭を掻きながら言った。
「一層、殺したらどうだ?」
刹那は提案した。
「それは駄目だろ。そうしたら俺らも殺人者になるだろ。」
「そうか。そうだったな。。」
まったくコイツは…。
頭の悪い奴だな。
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