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※恋愛禁止※

7愛和:2011/07/27(水) 19:58:28 HOST:dhcp-ubr2-14897.tvs12.jp
「ふぁぁ…」

窓から差し込んできた朝日で目を覚ました。
6時45分かぁ。

さっさと準備を済ませ、7時半に翠の家へ向かった。

「はよー☆」
「おはよぉ…」

朝から元気な翠。
そのハイテンションが羨ましいよ。

「今日の部活さぁ〜…」

部活。
その言葉で、昨日の先輩を思い出す。

名前、なんだっけ…

そうだ。近藤和也先輩だ。

「ちょい、聞いてるの!?」
「え?あ、何?」
「だから、今日の部活は役決めだって!
早く来なさいって言われてるの!」
「ふ〜ん。まぁ、うちら1年は関係ないけどね」
「まぁ…ね」

学校の近くになると、知っている顔がチラホラと。
すると、向こう側から知っている顔が…

「(あ、和也…先輩)」

ダルそうに向こう側から歩いてくる。
ちょっと可愛い顔してるのに、結構不良なのね。

「あれ?」

近くまできた時、和也先輩が目を丸くした。
え、あたしの方見てない?

「君さぁ、昨日の人だよね」
「あたし?」
「うん」

お前しかいないだろという目であたしを見る。
翠…はいないし!!!

気づけば、周りの人はあたし達…というより、
和也先輩を避けて通っている。

「昨日はごめんなぁ?」
「いえ、もう大丈夫ですっ!」
「ならいいけどさ。名前は?」
「へっ!?」

名前!?
そこまで聞かれるとは思ってなかった…

少しだけ胸がドキドキした。

「川西美樹…」
「美樹ね。1年?お前」
「はぃ…」

いきなり呼び捨て?
少しムッとしたけど、胸がときめいたのも事実だった。

「和也君っ、おっはぁ〜☆」
「はよー」
「誰?この人…」

髪をクルクル巻いている女の先輩があたしを睨む。
ハハ…めちゃ怖いw

「昨日、俺が部活中にボール当てちまったんだよ。」
「へぇ〜」
「お前、ダチが呼んでるぞ?」

和也先輩が親指で前を指すと、ケバイ先輩が
「美咲〜」と名前を呼んでいた。

「じゃ、後でね和也っ」
「あぁ。」

ダルそうに手をひらひらさせた。
見れば見るほど、不良っぽいな…

「俺も行かねぇとな。じゃぁな、子猫ちゃん」

子猫ちゃん!??

あたし、馬鹿にされてない?


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