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魔女たちのワルツ

4物語の語り役 ◆bZkGBmRz8I:2011/07/25(月) 22:01:51 HOST:p2139-ipngn100301fukuokachu.fukuoka.ocn.ne.jp
ここであらかじめ説明しておこう。

魔女…>>3で説明したとおりだが一応補足しておこう。能力値が最も高いものを魔女と呼ぶ。なぜ魔女か、それは女性しかならないからだ。魔女たちは化け物退治に大いに活躍したが、その後、魔女裁判にかけられるなど悲惨な目にあった。だが魔女たちは密かに子孫を生みだし、そして現代でもその子孫は残っている。代々、親から子へと受け継ぎながら。もちろん魔法(能力)も力もちゃんと受け継がれている。でもちゃんと勉強やら修行をしないと扱えないけどな。


能力者…現代では密かに生まれている。能力者と魔女の違いは男女とも発生することと、強さは魔女が圧倒的に強い。彼らはどのようにして生まれてきたのかは不明だ。


人外の化け物…魔女やその他人間の害虫のような存在。姿かたちは様々でバリエーション豊富。目的もこれまた豊富。人の魂を喰うもの、人を喰うもの、強制的に女体の中に孕ませ繁殖させるもの…その他様々だ。中でも厄介なのは3番目に言った化け物だ。やつは魔女しか狙わない。なぜって?自然の摂理みたいなものだろう。優秀な子孫を残すには優秀な能力を持ったやつに体に孕ました方が効率が良い。化け物の頭脳がこんなにあるなんて正直驚いたよ。とりあえず、こいつらがなぜ現れるかはっきりいって分からん。

5物語の語り役 ◆bZkGBmRz8I:2011/07/25(月) 22:17:35 HOST:p2139-ipngn100301fukuokachu.fukuoka.ocn.ne.jp
すまないスレ主を殴ってきた。
>>4でポップアップがロックされただろう?ちょっと不適切な説明があったから訂正をする。

魔女やその他人間の害虫のような存在。姿かたちは様々でバリエーション豊富。目的もこれまた豊富。とりあえず、こいつらがなぜ現れるかはっきりいって分からん。


さてスレ主そろそろ本番に入るぞ。準備はできているか?
(/いてて…あ、うんできているよ。)
今度から気をつけてくれよ。そうそう、物語の途中で私が出てくるが私は解説役だ。
では始めましょう

〜化け物と魔女たちがおりなすワルツを…〜

6『第一話 紅蓮の炎』 ◆bZkGBmRz8I:2011/07/25(月) 23:12:22 HOST:p2139-ipngn100301fukuokachu.fukuoka.ocn.ne.jp
時は現代
科学が発展し、僕も含めて皆、何も変哲もない生活を送っている。
僕はそんな生活に嫌気がさしていた。
そんな僕をまったくの世界に送ったのはあの少女が僕に現れてからだ。
あれはほんの数分前の出来事であった。


『第一話 紅蓮の炎』

中学校のチャイムが鳴り、やっと夏休みに入る。
ここまでの学校生活はつまらないものばかりであった。
これ以上つまらない授業をここ何カ月間も受けなくて済む。僕の心は何か重いものから解放された感じであふれていた。
僕の名前は新敷 郁(にしき かおる)。この中学校の二年生である。

「よう、郁。やっと夏休みに入ったな。これからどうする?」
「どうするも何も僕は家でのんびりと過ごすよ。」
「ちぇ、夏休みなのにつまんねぇことするなぁ。ぱ〜と遊ぼうぜ。ぱ〜とな。」

同級生の問いに僕はのんびりと過ごすと答えた。
別に何もすることもない。両親は仕事の関係で海外のどこかにいっているし、家でごろごろして読み残している本をすべて読破する予定だ。
同級生は夏休みは楽しく遊ぼうっていっているが、本当は彼女作って青春を楽しもうと言っていることと同じだ。
残念ながら僕にはそんなことをしている暇があったら少しでも知識を蓄えておく。つまり恋愛なんて興味ないということ。

「それじゃ僕は帰るよ。じゃあね。」

指定の鞄の中に荷物を押し入れ、同級生に手を振り、別れのあいさつを言った後、教室から出ていく。

場所は変わっていつもの通学路。太陽のギラギラとした暑さが僕に襲いかかり、アスファルトにまで反射して、暑い。さらに蝉が五月蠅く鳴いてより夏らしさを感じると同時に暑さが増したような気がした。

「暑い…今ごろ、部活やっているやつはこんな暑い中部活をやっているんだろうなぁ」

こんな暑い中、部活やっている者に感心する。インターハイやら夏の大会やらで気合いが入っている。どれもこれもすばらしい功績を納めるために頑張っていることである。
僕はそんなことには興味はない。それより僕は早くクーラーが効いた部屋で早く本を読みたいとそのことをばっかり考えていた。
そんな中、僕は時々悩んでいることがある。こんな平凡な毎日を送って楽しいのか。これが僕が望んでいた人生なのか。本当はこの人生は偽物なのかってね。皆に言えばたぶん笑いの種になるそんな悩みであった。誰にも明かすこともできない答えもない悩み。そんなことより家に帰ろう。
僕が通学路の公園に差し掛かろうとした時、突如、違和感を感じた。

「なッ、何だこの違和感は…。」

僕は恐る恐ると公園に入って行った。この時間帯なら近所の子供たちが遊んでいるというのにこの公園には人が一人もいなくとても静かであった。
そのまま奥に進み周囲を見渡す。何もないと確認した後、公園から出ようとした瞬間

「なッ…何だ、いったいなにがどうなって。」

公園内は赤い血のように染まっていた。空もいつの間にか暗く。周囲は不気味さが漂っていた。まるで別次元にいるような状況であった。
この異常事態に落ちついてられるわけがない。出入り口に向かうにしても何か見えない壁に遮られて脱出できない。
僕はこのような状況にパニックに陥り、ビクビクしながらあたりを警戒する。


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