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ゆうぐれカフェ

148ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/09/18(日) 12:12:04 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (ゆうぐれカフェ最終話 〜羽花side*)

 皆は今、元気にしていますか?
 わたしは元気です。保育園の先生とも子供とも楽しくやってます。
 だけど何だか物足りない気がする……皆と離ればなれだからかな。
 ゆーくんはテレビで毎日見かけちゃうような有名人になってるし、かっこいいから女の子にモテモテでちょっと嫌だ(´・ω・`)
 ゆうちゃんはテレビで取り上げられるような有名なパティシエさんになったんだね!
 恭汰くんは相変わらずバスケ馬鹿だけど、わたし優しいからそんなバスケ馬鹿を応援してあげてるよ(笑)

 ねえ皆、そろそろ再び出会う日が近づいてるけどちゃんと覚えてる?
 わたしたちは二十歳で、ゆうちゃんは十九歳でゆうぐれカフェに集まること―――

     ×

「う、わあ……懐かしい!ゆうぐれカフェだー!」

 二十歳になったわたしは懐かしのゆうぐれカフェのドアの前で立ち止まる。
 ここでわたしとゆうちゃんが初めて出会ったんだと思うとすっごい昔のことに思えるなあ……
 そのとき、背後から突然ぽん、と肩を叩かれて思いっ切り肩を揺らす。

「だ、だれ?!」
「ははは、馬鹿羽花!久し振り、恭汰だよ。」

 な、馬鹿恭め。
 だけど…すごく嬉しいな。

「久し振り、恭汰くん!」

 微笑みながらゆうぐれカフェのドアを開けると、そこには大好きなゆーくんとゆうちゃんと幸の笑顔があった。

「「「「「久し振り、皆!」」」」」

 わたしを含め五人、声を揃えて言う。
 そこに、ある懐かしの人物がもう一人きた。

「どうもー、Lanです!
 里桜と良の件はお疲れさん、羽花と祐汰のお陰で僕助かったよー」

 らんちゃん!
 皆嬉しそうに微笑んで見せるこの光景がわたしはたまらなかった。

「ねえゆーくん、あの頃の約束覚えてる?」

 わたしの本当の幸せを叶える日がきた。
 それはね、

「ああ!……結婚しよう。羽花!」

 大好きなゆうちゃんと幸と恭汰くんに囲まれて、愛しのゆーくんと結婚式をあげること。
 ダイヤモンドが輝く銀色の指輪をはめて、満面の笑みを浮かべた。

「ありがとう、大好きだよ。皆!」

 わたしに本当の幸せを与えてくれてありがとう。
 これからもよろしくね。

     ×

「あんぱーんちっ!」
「きゃー!!」

「ちょっと、海斗(かいと)、花奈(かな)!
 走り回らないの!」

 今日もわたしとゆーくんの家んは子供たちの笑い声が響く―――

   (end...)


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