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MAGIC MASTER
9
:
竜野翔太
◆sz6.BeWto2
:2011/06/30(木) 16:08:16 HOST:p3161-ipbfp3105osakakita.osaka.ocn.ne.jp
カンナとコウヤは二人が固まって情報収集は要領が悪いので、二手に分かれて探すことにした。
カンナが情報を聞いているのは男性ばかりだ。コウヤが言うには『一応男性だけに聞いとけ。お前みたいな奴でも可愛いと思う奴がいるかもしれないからな』らしく、コウヤは女性をターゲットに聞いているらしい。
一時間後に、二人は一度合流し、成果を話し合う。
「どうだった?」
「……手がかりゼロ……。そっちは?」
俺もだ、とコウヤは溜息を漏らす。
二人とも一応は『聞いたことはある』という意見までは手に入れているものの、『場所を知っている』まではこぎつけていない。
落胆する二人に、不意に男性の声がかけられた。
「……そこの二人、少し聞きたい事があるのだが」
二人が振り向くと男性が立っていた。
大人びて見えるものの、恐らくカンナ達と同年代の男だ。190程度の長身に、肩までの赤い髪、背中には巨大な剣が携えられている。
その男は柔和な笑みを浮かべ、二人を見ていた。
「…ある女性を探しているのだが……」
その言葉にカンナは困ったような笑みを浮かべ、
「……ええっと…私達ここの人間じゃないんですよぉ……すいません」
その言葉に男ははは、と笑みを浮かべ、
「そうか、それはそれは。では、他を当たるとするよ」
男が背中を向け歩き出そうとした時、
「待て」
とコウヤが一言だけ発し、男を止める。
男が振り向くと、
「お前が探してる『女』ってのは誰だ?もしかして……シルベットか?」
「……!」
男は面食らったような表情をしたのを確認すると、やっぱりな、とコウヤは息を吐く。
「実は俺たちもそいつを探している。ここは、一緒に探そうじゃねぇか。ポケットに入れてる地図を使ってな」
男はコウヤの言葉にビクッとして、ポケットから紙を取り出す。
広げると、それは地図で、一箇所にバツ印がついている。どうやらここがシルベットのいるところらしいのだが、何処から行けばいいのか分からなかったらしい。
「……君は何者だい?只者じゃないようだが…・・・」
男の言葉にコウヤは別に、と吐き捨て、
「ただのSランクさ」
と皮肉るようにポツリと呟いた。
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