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MAGIC MASTER
12
:
竜野翔太
◆sz6.BeWto2
:2011/07/02(土) 01:14:49 HOST:p3161-ipbfp3105osakakita.osaka.ocn.ne.jp
一人当たり50人のノルマを達成するため、カンナ、コウヤ、ヴラドの三人はそれぞれ三手に分かれて、盗賊たちを倒していく。
カンナは氷の鎧を拳に纏いながらの打撃と、地面からはやした氷の氷柱での攻撃。
コウヤは蹴りなどを組み込んだ剣技での攻撃。
一方、ヴラドは、
「む」
ヴラドに三人程度の男が襲いかかる。彼は背中の巨大な剣の柄に手を当てて、
「では、始めるか」
ゴゥ!!と彼を襲った三人はおろか、ヴラドの前にいた盗賊たちの目の前に一瞬で現れ、その前にいた盗賊たちもなぎ倒してしまった。
「……コウヤ、今のって…」
「ああ。剣で敵を倒したのは『付加魔法』だな。しかも、加速したのは『自然魔法』……。かなりの使い手だ」
通常、『付加魔法』を操る者の9割程度は当然のように『自然魔法』も使いこなせている。
しかし、この二つの使い分けはかなり複雑で、実践で使うとなればかなりの腕と魔力、そして集中力が必要なのだ。
ヴラドは慣れた様に一瞬でやってみせた。それでコウヤが彼は只者じゃない、と判断できたのだ。
「……ば、馬鹿な……」
盗賊のリーダーの男は腰を抜かして、目の前の光景に驚いていた。
目の前の光景に映るのは、倒れている人の山と、その中に立っているたった三人の人物。
「…わしの精鋭150人が、いとも簡単に……」
コウヤは髪をかきあげて、
「さあ答えろよ、ロリコン。俺らは優しいから、ケリは一対一でつけてやる。選べよ」
俺たち三人で勝てると思う奴がいるならな、とコウヤは付け足す。
相手は誰にも勝てるはずがないと言わんばかりに全力疾走で逃げていった。
ある意味往生際の言い奴だ、とコウヤは思い、シルベットの手首の縄を解く。
「本当にありがとうござました」
銀髪の髪に、巫女装束に似た衣装を着ている彼女は深々と頭を下げる。
シルベットは頭を上げると、
「お礼です、今日は特別に無料で!欲しい情報を提供いたしますよ!」
何でも彼女は提供する情報によって依頼料が変更するらしい。
それでも、万単位には軽く到達し、痛い出費をしないで済んだ、とコウヤとヴラドは胸を撫で下ろす。
ヴラドが先に指名されたので、ヴラドがシルベットに求めている情報の内容を聞く。
「実は、私の剣の恩師が難病に倒れてな。どの医者もお手上げ。揃って口にするのは『ラフィール』という薬草があれば、と言うのだが……それはどこにある」
シルベットは頭に記憶している膨大な情報量から、答を導き出す。
「ここから東にある『ぺドの峡谷』の麓に生えてます。中々見つけにくいですが、銀色の葉なので、分かりやすいと思いますよ」
おお、とヴラドは歓喜の声を漏らす。
次にカンナが指名されるが、
「え、私はいいよ!ただ、こいつの付き添いだからさ」
そう言ってコウヤへと視線を向ける。
シルベットもコウヤを指名し、コウヤが彼女の前に立つ。
「………これはアンタでも知ってるかどうか分からないんだが……」
彼にしては珍しく言い淀み、やがて、再び口を開く。
「『光る原石(ホーリーストーン)』は何処にある」
その言葉にその場に居た全員が驚愕をあらわにした。
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