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月夜に照らされ、鏡に映り――。
5
:
神音 光希
◆ptZpvaYoVY
:2011/06/24(金) 22:45:08 HOST:i118-17-46-116.s10.a021.ap.plala.or.jp
「あ、はい。分かりました。やっておきます」
只今職員室。生徒会会長、黒髪を真ん中でわけ、キリっ、とした目。学園の制服、白いYシャツチェックネクタイ、緑っぽいブレザーのイケメン少年、見月 時雨(ミツキ シグレ)は職員室を出たあと、ため息を付いた。
「あーあ。何で人気だけで生徒会長になっちまったんだろー」
棒読みで廊下を歩いていると女子生徒の大群を発見。女子生徒達もこちらをみて目を輝かせ「時雨っ、呼び出し?」と問いかけてくる。時雨はにこりと笑って「うん。生徒会関連でね」と小さく頷く。
キャーキャー騒ぐ、女子生徒の中一人に全く興味に無さそうに無表情で見つめている、藤紫色の髪を低い位置でツインテールにして、薄紫色の瞳を宿し大分似合っている伊達眼鏡をかけ制服を着ていないで巫女服を少しアレンジしたものを着ている少女、星屑 紫闇(ホシクズ シアン)。紫闇は引低く舌打ちをすると、すっと時雨の横を通り、背伸びをし時雨の耳元で「大嫌い……サイアク」と呟いた。
日が傾いて、疲れた。そう思っている間に叫び声が聞こえてきた。……空から。
「やべぇな。お迎えか?」
冗談っぽく笑って見る。アホっぽく笑った瞬間体に三十キログラム程度の重さが加算された。
「ああ、ぅ……。まさか結界が破れるなんて………あ!すいません、すいません、すいません!!」
いじめられた子のように何度もペコペコと頭を下げ誤る少女。小さく時雨が笑うと「大丈夫だよ。と言うか何があったの?」と問いかけてみると、少女は……ハルは目をスーッと逸らした。
「ハ………ル……?」
後ろから小さな声がした。巫女少女、紫闇が立っていた。手はカタカタと震えている。時雨はニヤリと笑い「紫闇、知り合い?」と問いかける。紫闇はハッとしたように「別に。……まず、見月生徒会長には関係のないことなので。御安心を」とフン、と鼻で笑う。ハルは紫闇を見てパァァッと顔を明るくし「キラお姉ちゃん!! やっぱり人間界に来てたんだね!?」と紫闇の手を握ろうとするがバシッとハルの手をはじいた。
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