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月夜に照らされ、鏡に映り――。
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:
神音 光希
◆ptZpvaYoVY
:2011/06/21(火) 17:20:15 HOST:i118-17-46-116.s10.a021.ap.plala.or.jp
この邦來島は人間が住んでいる訳ではなく、人間界で例えると、人間ではないものが人間に例えられる、いわゆる“擬人化”というものなのだ。
十七歳のハルは季節である春の擬人化。十四歳のなつは季節である夏の擬人化なのである。
なつはにっこりと笑い「実はボクだけじゃないんだよね。 あきちゃんや、フユもいるよ」と言う。なつが笑いながら、その事を告げると「全く。なっちゃんは信じれねぇ」と呟きながら出て来る、赤髪を腰より5cm程度短くして、栗色のクリクリとした瞳をパチパチとさせている。耳には紅葉の形をしたピアスをして、白いYシャツ、秋色のベスト、淡い黄色のズボンをはいている少年、季節である秋の擬人化の十四歳のあきが出て来る。それにつられたように白髪を太ももまでサラサラにし伸ばし、白いリボンを付けている、白い長袖のワンピースの胸元に青いリボンの付いた、白色の瞳をした無表情少女、十二歳のゆきは、季節である冬の擬人化である。フユは、なつの妹である。フユは無表情に「………ハル姉様、なつ兄、あき兄様」とポツリと呟く。
「すごいね、この大軍。なつが集めたの?」
「ううん。フユが集めた」
ニコニコと笑う。あははは、とあきもつられて笑う。
ハルは静かに笑うと「この島の外は、どうなってるんだろうね。きっと私達はココから出られないんだろうけど……出て、みたいよね」と結界に手を触れながら言った。
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