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孤独から生まれた本
21
:
Cruel crown
:2011/10/09(日) 19:58:07 HOST:KHP222009082198.ppp-bb.dion.ne.jp
「まず、さっき言っておったことじゃが、この世界には古くからの言い伝えがあっての、その言い伝えは今でも歌として伝えられておる。」
「おぬしも聞いたことがあるようじゃの。」
すごい・・・・確かに俺はエメロードが歌っている歌を聞いた。もし、あの歌がそうならこの人は、本当に俺の心が読めているんだ・・・
そういえばエメロードも俺の心が読めたよな・・・
「エメロードは村長のお孫さんなんだよ。」
「そうか、クロウって言う名前には聞き覚えがあったんだ。」
正吾はもやもやしていたものが頭から消えてすっきりとした。
「そうだ!あの、エメロードは今どこにいるんですか?」
その時、アベラールはイキナリ頭を抱えてうめきだした。
「ハァ、ハァ・・・・城の者がここに攻めてくる・・・・・」
「村長?」
オーガはすぐにアベラールのところに駆け寄ったが、アベラールによって払いのけられた。
「わしの事は良い。それより奴らの狙いは正吾、おぬしの命じゃ!良いか、よく聞くのじゃ!言い伝えによると、4人の勇者が三つの神器を集め、城の祭壇におさめたとき、闇の力は払われハルべリアに平和が戻るのじゃ。」
アベラールは命綱を握っているかのように、正吾の腕を強くつかんだ。
正吾はただ黙ってうなづくことしかできなかった。
「おぬしが倒さねばならぬ者の名は、リオピア・セルガ。そうじゃ、あやつはオーガの父でこのレーブ国の国王じゃ!エメロードは彼に捕らえられておる。」
「おぬしなら・・・・きっと・・・・」
アベラールは、すべてを言い終える前に静かに床に倒れた。
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