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孤独から生まれた本

11Cruel crown:2011/07/03(日) 15:05:49 HOST:KHP222009082198.ppp-bb.dion.ne.jp
第一章
正吾は暗闇の中を歩いている。いくら歩いてもこの暗闇から抜け出すことはできなかった。
「エメロード、ここが『ハルべリア』なのか?」
正吾の少し前を歩いていたエメロードに話しかけようとしたが、いつの間にかエメロードはいなくなっjていた。
「エメロード!どこだ?」
一人になってしまった。
正吾は、世界を救うためにと決意した思いが、暗闇の中で孤独という恐怖に変わってしまう。
もうだめだ・・・俺にはどうせ世界なんて救うことができないんだ。いっそのこと・・・
そう思いかけたとき、目の前にバスケットボールくらいの、大きさの光る何かが現れた。
「我、炎をつかさどりし者。お前の願いはなんだ?」
正吾は驚きを隠せず、戸惑ってしまう。
「俺の願いは、世界を救うことで俺の存在理由を作ることだ。」
「我をその身に宿せば、お前は戦うすべを得ることができる。お前は我を欲するか?」
正吾はその光に、手をかざして言った。
「俺にはお前の力が必要だ。俺に力をくれ!」
光はゆらゆらと正吾に近づいてきて、正吾の胸の中に入っていった。
すると目の前に、ここに来るときに通った大きな光る扉が現れた。
ひらかれたその扉の向こうには目が開けられないほど眩しい光が見える。
正吾は、その扉をの向こうに歩いていった。


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