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SIGNAL
1
:
スイッチ
◆dP0Nco4s7g
:2011/05/19(木) 21:03:52 HOST:PPPbm6150.kanagawa-ip.dti.ne.jp
スイッチです!
初心者なのでアドバイスなどいただけたら嬉しいです^^
友達も募集してるのでなんなりt((ry
よろしくお願いします☆
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「うるさいよー!!!」
授業中に叫ぶ先生の声が聞こえる。
「くぼっちゃーん。
俺らもうるさいけどさ、
俺の隣でスヤスヤ寝てる祐貴も注意しろよ〜。」
クラスの中で1番しゃべっていた中村健哉(ナカムラ ケンヤ)が少しダルそうに、
隣で寝ていた菅野祐貴(カンノ ユウキ)を指さす
「あ、コラ!!授業中に寝ない!!おーきーなーさーいー。」
そういってくぼっちゃんと呼ばれた家庭科の教師、久保 雪乃(クボ ユキノ)は
教卓から苦笑い、小走りで教室の後ろの方へ行き祐貴を揺らして起こそうとする。
しばらくクラスは静まって、そっちの方へ視線が向いている。
「もう!!
いい加減に起きなさい、成績下げるよ!?」
よくいろんな先生が言う決まり文句を言うと今までピクリとも動かずに
ずっと寝ていた祐貴ものんびり起きた。
2
:
スイッチ
◆dP0Nco4s7g
:2011/05/20(金) 16:29:04 HOST:PPPbm6150.kanagawa-ip.dti.ne.jp
「じゃあ俺、成績下がってもいいから寝ていいですか。」
そういって祐貴はふぁぁぁ、と大きくあくびして、
また顔を伏せて寝始める。
もちろん、久保先生は許すはずがない。
「いいわけないでしょ!?」
祐貴はため息をついてから
わかりました受けますと半分寝ながら言った。
先生はもう絶対に寝ないでね、といって前に戻った。
その時、チャイムが鳴った。
「はい、じゃあ今日はここまでです。
来週は調理室で授業だから覚えておいてね。」
先生はそう言って教室を出て行った。
祐貴は特別長く思えた6時間目の授業が終わり、帰りの準備をした。
そのあと帰りの会も終わって掃除の時間。
一人でほうきをずっとやっている女子がいることに気付いた。
楽しく掃除をやっているようには明らかに見えなかった。
いじめられているのかもしれない、いくつになってもいじめがあるのは
変わらないんだと祐樹はその女子を見て思っていた。
「おい、祐貴ー!!
どうしたんだよ、早く帰ろうぜ??」
そういって健哉が手を引っ張って急いで教室から出た。
そして、コソッと、周りに聞こえないような声で
「あいつ、お人よしすぎるんだよ。
だから性格悪い女子にパシられてんだ。」
3
:
スイッチ
◆dP0Nco4s7g
:2011/05/20(金) 20:58:54 HOST:PPPbm6150.kanagawa-ip.dti.ne.jp
「へー、めんどくせェことするんだな。」
「だよなっ、祐貴もそう思う??」
健哉は少し嬉しそうにして祐貴を見ている。
「え…、あ、あぁ。」
キラキラした顔に少し引きながらも祐貴がそう答えると
健哉はもとに戻った。
そして何か思い出したような顔をして、健哉はまた祐貴を引っ張ってどこかに連れて行った。
「おい、どこいくんだよ健哉。」
「さぁーて。どこでしょうかー??」
そしてしばらく走ってついたところは大きなドアだった。
でも走ったといっても5分もしなかったからそこまで学校から離れてはいないだろう。
それもとても不自然な模様で、周りの殺風景な感じと比べるとまったく合わなかった。
学校の周りは建物などもほとんどなく少し歩けば原っぱばかりで、
周りの様子から何のドアか想像ができず、ドアの向こうに何があるのかはさっぱり分からなかった。
建物も中に何があるか予想ができない外観だった。
デパートと言われればそう見えなくもないし、オフィスビルといわれても納得できてしまう。
「これを開けてみたくてよ、連れてきたんだ!」
「なんで俺までついてくんだよ。」
「何かあってもお前も居るじゃん??」
「俺は巻き添えかよ!!」
「まーまー、落ち着いて。
開けてみようぜ?」
そして祐貴と健哉は恐る恐るドアを開いてみた。
4
:
スイッチ
◆dP0Nco4s7g
:2011/05/21(土) 07:46:42 HOST:PPPbm6150.kanagawa-ip.dti.ne.jp
なんだかよくわからないドアを開けると、
そこは現代とは雰囲気が違った。
とてもきれいで、見たこともない生き物もいた。
もはや現代と違う以前にいろいろなところが違った。
「なんだ、ここ??
俺らさっきドア開けて建物の中に入ったんだよなぁ?」
祐貴は驚いていた。
さっきの建物の中はこんなになっていたからだ。
外から見ただけではただの地味な建物で、開けたらこんな変わったところだった。
「うん、ちゃんと建物に入ったぜ、祐貴。
でもこれって明らかにさ、建物の中じゃないよなぁ??」
「あぁ、違う。」
祐貴に問いかけたはずの健哉は、後ろからきこえてきた声にビクッとした。
後ろを見るとそこには腰辺りまである亜麻色の髪の毛に澄んだ空色の丸い目、
薄いオレンジ色のワンピースを着ていて一見おしとやかそうな女の子が立っていた。
「えーっと…誰??」
「あたしはエマ。」
5
:
スイッチ
◆dP0Nco4s7g
:2011/05/22(日) 09:22:19 HOST:PPPbm6150.kanagawa-ip.dti.ne.jp
「よろしくな、エマ。」
「あぁ、よろしくっ!!
……で?2人は?」
「俺は祐貴。
…………ついでにあれは健哉。」
祐貴ははしゃいでいる健哉を見て
「ついでに」紹介する。
「おい、ついでにはないだろ祐貴!!」
ついで扱いをされてすぐに走ってきて健哉は抗議する。
「じゃあ自分で言えよ。」
「良いじゃねーかよ、はしゃいでんだから!!
……あ、そういえばここって建物の中じゃないって言っててなかった??」
ふと思い出したのか健哉はエマに尋ねる。
でも、そこにエマはいなかった。
2人は顔を見合わせた。
さっき入ったドアもなくなっていて、帰り方もわからない。
ましてやここがどこなのかさえ分からない。
唯一頼れるのがエマだったからだ。
2人があわてているとエマが歩いてきた。
「さっきのじゃスカートが長くて動きずらかったから着替えてきた。
………あれ??」
確かにエマはさっきのワンピースから着替えていた。
水色でオレンジの蝶が描いてある着物、衿下の長さがミニスカート程のあたりまで、
白い足袋はひざより長く、腰には2本の刀をさしている。
さっきの服装と比べて時代が変わった感じがした。
江戸時代と現代が混ざったかのような感じ。
しかし健哉はそんなことよりも一瞬でも居なくなって青ざめていた。
祐貴はなにかよくわからない踊りを踊っていた。
「……なにしてんの、あんたら。」
冷たい目で2人を見ながらエマは尋ねた。
健哉はエマがいなくなってもう帰れないとあわてていたらしい。
「俺は健哉と違ってお、お、落ち着いてるから、
宇宙人と交信して助けてもらおうと……」
「健哉のほうが落ち着いてると思うよ。」
6
:
スイッチ
◆dP0Nco4s7g
:2011/05/23(月) 08:00:09 HOST:PPPbm6150.kanagawa-ip.dti.ne.jp
「……とりあえず。
ここは建物の中じゃない。別の場所だ。」
ようやく話せてエマもほっとした。
このままだとずっと話せずに終わりそうだった。
「うーん、単純にわかりやすく言うと、
あのドアはどこで●ドアだ。
でもそのドアの場合はよく移動するんだ。
人間界とここをつなぐ必要はあるが、ずっと同じ場所にあるとヤンキーみたいな悪い奴らがいたずらしに来たりもする。
2人が見つけたドアは偶然その場所に移動してきていたにすぎない。
ということは……」
「もう俺らは戻れないってことか!?」
2人は焦ってエマに言う。
エマは少し黙り込んでうなずいた。
「でも……」
7
:
スイッチ
◆dP0Nco4s7g
:2011/05/25(水) 21:01:48 HOST:PPPbm6150.kanagawa-ip.dti.ne.jp
「方法ならある。」
「え?マジで!?」
「まぁな。
でも教えてほしければ――――」
そういった途端、エマはさっきとは比べ物にならないような
黒い笑顔になって言った。
「土下座しろ。」
…………………………。
しばらく沈黙があった後、もう一度健哉が聞き返したが、
帰ってきた言葉は同じで、土下座しろだった。
「あのさ、なんかいきなり性格変わってね??」
「そんなことないわ。」
「オイ、口調も統一しろよ。」
8
:
スイッチ
◆dP0Nco4s7g
:2011/05/26(木) 20:49:26 HOST:PPPbm6150.kanagawa-ip.dti.ne.jp
「……まぁ冗談だ。
方法は簡単、自由に使うことができるparalleldoorを探すだけ。」
さっきまでの不適で黒い笑みとは一変して、
さいしょと同じような冷静で、ほほえんだような顔をしていた。
「今なんて言った??」
少し変わった言葉が入っていることに気がついた祐貴は
もう一回言うように頼んだ。
「paralleldoorを探すんだ。」
「何そのparalleldoorって!!
その無駄に言発音ムカつくんだけど!!」
さっきから話を聞いていなかった健哉だったが急に突っ込んできた。
「paralleldoorはさっき私がつけた名前だ。
ところでお前は母性本能じゃなくてツッコミ本能に目覚めたのか???」
エマが言うparalleldoorとは、最初に2人が見つけたドアのことで、
これから探そうとしているのはこれの持ち運び用のような感じ、
まさにド●えもんの●次元ポ●ットに入っている●こでもドアのような感じだ。
9
:
名無しさん
:2011/05/26(木) 20:50:31 HOST:g52.115-65-145.ppp.wakwak.ne.jp
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これを見た人は幸せですね。
これをたった2箇所に貼り付けると→【 】
に運命に人の名前が出てくるんだって!
半信半疑でやってみたら本当に出てきました。
チェンメですが、これは本当に分かっちゃうんです。
お試しあれ
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