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アリプノサス大戦〜ヘラクレスと少年〜

2名無しさん:2011/05/14(土) 23:59:09 HOST:nttkyo424167.tkyo.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp
そのころ海上では・・・

黒い海賊旗をつけた大きな船が、ゆっくりと波を切って進んでいた。船の側面には数え切れないほどの大砲が並び、いつでも発射OKといわんばかりに力強く太陽の光を反射していた。甲板の上はそれらの大砲と、緩慢に動く船員でしめられていた。

そんな中、船尾で望遠鏡を熱心に覗いて周りを見回す男がいた。派手な紫のマントに黒いズボン、そして赤いベストに白いシャツ(胸ポケットには金の懐中時計が)。青い羽根突き帽子、ぼさぼさの黒髪、つりあがった眉、とんがった鼻、立派な口ひげ、そして片方の手はフック。

こうくれば、誰もが自ずと知れたその男の名を口に出さずにはいられない。泣く子も黙る、『派手好きのフック』ことフック船長である。

「にゅにゅにゅ、今日みょピーチャーピャンはいにゃいきゃ。きょきょみょ、みょうしゅぎゅしおどきだにゃ(ぬぬぬ、今日もピーターパンはいないか。ここも、もう潮時だな)」

さて、この船には決して破ってはならない暗黙の了解という奴があった。一つ、船長の口調を決して馬鹿にしない 二つ、通訳には船長が唯一心を開いている、Mrスミスを通すこと。

単純だが、今までこの規則を守れず何人の水夫が海の藻屑と消えたか、君は想像できまい。船長はプライドが高く、残忍で、傷つき易いのだ。ワニにも追われているし。

「うにゅにゅ・・・いみゃにみょあにょいみゃいみゃしいおちょぎゃききょえちぇきしょうだ。ちきゅちゃきゅちきゅちゃきゅ・・・ああいみゃいみゃしい・・・にゅ?(うぬぬ・・・今にもあの音が聞こえてきそうだ。チクタクチクタク・・・ああ忌々しい・・・ん?)」


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