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剣―TURUGI―
211
:
竜野翔太
◆sz6.BeWto2
:2011/10/19(水) 16:53:22 HOST:p3161-ipbfp3105osakakita.osaka.ocn.ne.jp
第六十二閃「一時の終結」
『死を司る人形(デスパペット)』との戦いが終わり、『六道輪廻(ろくどうりんね)』という勢力の判明してから、魁斗達はフォレストの小屋で二日間傷を癒していた。
しかし、魁斗達だけならまだしも、そこにザンザやカテリーナ達、『死を司る人形(デスパペット)』脱退組も一緒のため、小屋の中はかなりすし詰め状態だ。
「……つーかよ」
狭い小屋で、人数が多くさらに狭く感じられる小屋で魁斗がポツリと呟いた。
その言葉はたった一人の人物へ向けられる悪態の切り出しの言葉だ。
「何っでお前までいるのかなー?お前らが来たせいでさらにここが狭いんだよ!」
「うっせ、知るか!狭さに不満があんならお前が出てきゃいいだろうが、天子クン?」
悪態の言葉が向けられたのはザンザだ。
当初は敵として対立していたが、今は単に仲が悪い対立となっている。何故だか、この二人には共通する何かが感じられる。
「まーまー、カイト様。落ち着いてください」
「ザンザもホラ!喧嘩しない!」
そんな子どもみたいな二人を親のようになだめるのが、レナとカテリーナだ。
二人はいがみ合う似ている二人を止めながら目を合わせると、呆れたような溜息を同時についた。
「……お前、よくあんなメンバーの中で埋もれずにいられるな」
椅子に座って魁斗達の方を見ていた桐生にクリスタが話しかける。
桐生は僅かに息を吐いて、
「話すのも見るのも初めてだね。クリスタさん、だっけ?僕が『埋もれてない』じゃなくて、皆が僕に合わせてくれてるんじゃないかな?貴女も、一緒にいるメンバーは中々濃いと思うけど?」
クリスタは桐生の問いに少しの間も開けずに答えた。
「そうでもないな。私が何のために眼帯をつけていると思っている。これがあればキャラが立つだろう」
傷があるとか、そういう理由だと思っていた桐生は呆れたように苦笑する。
仲が良いように見える桐生とクリスタを不機嫌そうに眺める藤崎に、横に座っていたルミーナが口を開いた。
「なーんか、恋音ちゃん機嫌悪いね。もしかして、あの眼鏡の男の人のこと……」
途端に顔を赤くする藤崎。
バッと一気にルミーナの方を向き、口を塞ごうとしたが、ルミーナの後ろからハクアが口を塞ぐ。ルミーナは突然のことに『んん!?』と目を大きく開けて驚いていた。
「……セーフ。これでいい、恋音ちゃん?」
「ふぅ……ありがと、ハクアさん」
藤崎は溜息をつく。
藤崎の桐生に対する感情を僅かに悟っているハクアが安堵の溜息をつくと、横からゲインが、
「やっぱ綺麗やわ。なーなー、ハクアちゃん。良かったら僕と連絡先でも……」
ハクアがゲインの言葉を遮るように、彼の顔面を薙刀の柄で思い切り殴る。
ゲインがその場でうずくまって悶える光景を見て、目が合ったメルティとエリザは笑みを零す。
魁斗とザンザは未だに睨み合って言い合いをしており、レナとハクアはその二人を止め、桐生とクリスタは談笑をして、藤崎とルミーナは恋愛話で盛り上がり、ハクアはゲインを踏みつけている。
そんな平和な光景を横目に捉えながら、フォレストは薬の瓶の整理をしている。
整理をしながら、彼女は心の中で呟いた。
(……まったく、今まで対立してたことも忘れちまってますね。平和ボケしなけりゃいーですが……ま、たまにはこーゆーのも悪くないって思っちまうのは、まだ僕が戦いに慣れてないせいですかね……)
フォレストは僅かに笑みを零しながらそう思っていた。
そして翌日、魁斗達は天界から帰ることも。フォレストだけでなく、全員が何となく勘付いていた。
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