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ゆるり

1ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/04/06(水) 20:05:41 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp
こんにちは(´・ω・`*)

2ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/04/06(水) 20:10:28 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp
すみません。
まさかの書き込みミス←

続きはここから見てくださry

* * *


こんにちは(´・ω・`*)

学園物語を書きたくなって立ててみた小説です←
面白いかどうかは分かりませんが楽しんで頂けると嬉しいです*


キャラが男女片寄ったりするかもしれないけれど、見逃してくださry


よろしくお願いします(`・ω・´*)

3ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/04/06(水) 20:33:14 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

     〜 登場人物 〜


 春桃音 〜 はる ものん 〜 / 高校一年生 15歳 女
人より少し小さくて小動物のような見た目。髪色は元々茶色で背中まで伸びている。童顔なのを気にするまだまだ幼い子。 / あだ名はのん。

 陽乃純 〜 ひの じゅん 〜 / 高校一年生 16歳 男
クールであまり人と喋らない。けれど話すと優しいため幼い子や動物に好かれやすい。女子から取り囲まれるのが苦手。

 柏木翔 〜 かしわぎ しょう 〜 / 高校一年生 16歳 男
明るくていつも笑顔。純の親友でいつも一緒にいる。女子からの人気を純にとられたくないと影で日々努力中。

 羽心恋 〜 はごころ れん 〜 / 高校一年生 15歳 女
明るくて気の強い子。いつも桃音の傍にいる親友。高校三年生の彼氏がいる。 / あだ名はれんれん。

 胡桃沢優 〜 くるみざわ ゆう 〜 / 高校一年生16歳 女
桃音と恋を嫌う不思議な人。これから恋敵になる(かも)。


大体の人物はこれくらいかなー。
後から追加するかもしれません*

4ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/04/06(水) 21:09:16 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

     〜 桃音 〜


 桜が綺麗に散り、校庭のさらさらな砂の上にひらひらと舞っていく今日、高校生の生活を向かえる。私は春桃音、とりあえず「のん」で進めていこうかな。のんは今日から高校一年生で、クラスはA組。大好きなお友達の羽心恋、れんれんも同じA組だから嬉しくて、始業式で体育館へ行くためクラス全員並んで歩いている今も顔がにやけてそう。気持ち悪い顔してないかな、大丈夫かなあ。なんて心配しながら、ドキドキとクラスの人の顔を見渡す。こうやって見てみると、かっこいい男の子がいっぱいいるな。でも一番目立ってるのはのんのちょっと後ろにいる柏木翔君と、陽乃純君かな。ちょっと後ろって言っても、のんはクラスで一番背が低いからのんにとってはかなり大きいんだけどね。

「なあ、昨日さー……。」

 笑いながら斜め前の子と話す翔君を楽しそうだなあなんて思いながらじっと見詰めていたら、その前にいた純君と目が合ってしまった。ぶんっと効果音がなりそうなほど勢い良く前を向いたけど、これはちょっとわざとらしかったと思う。嫌われちゃったかなあって恐る恐る後ろを向いてみると、もう純君はのんの方を見ていない。ほっと安心するような表情で溜息を吐くと、急に先生の声が飛んできた。

「おい、春! 後ろを向くんじゃない!」

「! っ………はい…………。」

 のんはびくっと小さく肩を揺らし顔を赤くさせて俯いた。純君に変に思われたかなあ。やっぱり気になって、先生に気づかれないように後ろを向くと驚いたような目で見られてた。恥ずかしいっ……!




     〜 始業式後、A組の教室 〜


「はあ……、校長先生の話、長かったねえー……!」

 れんれんがぐたーっとのんの机に伏せて話す。正直のところ、のんはずうっと純君のことで頭がいっぱいで、先生に怒られたのも恥ずかしくて真っ赤な顔で俯いたままだったから、全然聞いてなかった。ただ、やたらと長いなーっていうのは感じてた気がする。

「とゆーかさ、のん! のんが先生に怒られるなんて珍しくない?! あたしも吃驚したよー……。」

 れんれんに気にしていたことを言われ、恥ずかしさで溜まっていた 涙がぽろぽろと零れ落ちてくる。れんれんは慌ててのんの頭を撫でて、泣いているのを隠してくれた。どうしよう、困らせてるだけだよね。周りにばれたらいけないし、早く涙拭かなきゃ………。

「ひゃあっっ………!」

 クールな雰囲気を漂わせて隣に座ったのはまさかの純君。驚き過ぎて変な声が出ちゃった。その変な声は教室中に響いて皆が静まり返ってのんをガン見するし、泣いてることもばれるし。何でこんなに運悪いんだろう。

「……………ご、ごめんなさい! 変な声、出して……。その、吃驚しただけだから、あの……えと……………きっ、気にしないでね?!」

 必死の言い訳に皆ぼかーんとしている。が、数秒後に男子も女子もにっこり笑い話し出す。

「可愛いー! 春さん、ひゃあって言ったー!」
「天然で茶髪で童顔とか、可愛すぎるだろー!」

「どっ、童顔じゃないもんっ!」

 男子の話に叫んで言い返すのんって一体……。そ、それより、童顔って言ったことは許さないんだからね!

「童顔じゃないもん、童顔じゃないもんっ!」

 きっと嫌われるだろうな、とか思ってると、真っ先に純君が笑ってくれた。笑われるのは慣れてないんだけど、嬉しかったな。そして、ぷんすかと怒ってるのんの頭に誰かの大きな手がのった。


男の子だよね……。 だあれ?


     〜 続く 〜

5ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/04/07(木) 11:14:33 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

     〜 桃音 〜


 そっと上を見上げてみると、翔君の手がのんの上にのっていた。翔君は落ち着いてとでも言うように、のんの頭を撫でる。優しくて、暖かくて、だけど少し恥ずかしくて、頬をほんのりの桜色に染める。

「しょ、翔君……?」

 流石に恥ずかしくなってきたので翔君の腕をのんの両手でぎゅっと握った。すると、翔君が頬を赤く染めて照れたのがよく分かった。

「何ー、お前ら付き合ってんの? いいなー。」
「えー、翔君狙ってたのにいー!」

 また、男子から、女子からの声が飛んでくる。のんは必死に首を振って叫ぶ様に言った。

「ちっ、違うよ! 付き合ってなんかないよ!」

 あれ、こう言った瞬間、翔君が少しがっかりしたように見えたのはのんだけかな。なんてほのぼのと考えていると、教室のドアを勢い良く開けて先生が入ってきた。

「席に着いてくださいね。」

 さっき怒ってきた熱血先生じゃなくて良かったって一安心。このクラスの担任は熱血先生じゃなかったんだ。よくよく話を聞いてみると、先生の名前は高橋凛先生というらしい。高橋先生、凛先生。なんて呼ぼうかなあ。

「さて、それでは今から校長先生の話を復習しまーす!」

 え、聞いてないよー。それに小学一年生じゃあるまいし、わざわざ確認しなくてもいいじゃんか。

「それじゃあ桃音さん! 校長先生が言った一番気をつけてほしいことは何だったかなー?」

 分からないよ。大体気をつけてほしいことなんて言った? おどおどした表情で俯いていると、隣の席の純君がこそっと呟いた。

「事故、だよ。高校生になると自転車の二人乗りの事故とかが多いから……。」
「じっ、事故……です?」

 何この疑問符は、なんて先生に思われたかもしれないけど、これであってるんだよね。

「よく聞いていましたね。ずっと俯いていたから、ぼーっとしてるのかと思った。それじゃあ、どんな事故が一番多い?」

 何この質問攻め。というか俯いてたのばれてた! まあいいや、確か自転車の二人乗りの事故だよね?

「えっと……自転車の二人乗り、ですよね?」
「違うよのんちゃん、一人での自転車の事故だよ。」

 次はだーれ? というか答え、間違ってた?!


     〜 続く 〜


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