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歪曲の始まり-Sieben grobe Verbrechen-
6
:
初深 紗雪
◆RTk.ch61hE
:2011/04/05(火) 19:27:14 HOST:p2142-ipbf210aobadori.miyagi.ocn.ne.jp
「…礼瀬、詩衣、任務。私も同行」
無表情で人形の様に二人の前に立っているのは高等部一年、五月雨 美依紗(サミダレ ミーシャ)髪は濁ってもなく、だからと言って綺麗に透き通りすぎているわけでもなく…銀と白、それが入り混じったかのような銀髪。その髪は肩より少し上までの長さでふわりと揺れる。瞳は眠たそうな目をしており、深海の様に深い青をしている。そして単語口調なのが特徴的。美依紗はレベル5の空間移動(テレポート)の持ち主。物に触れずとも移動させる事が可能というかなり高い演算能力を持ち合わせている。さて、その少女が発した任務の内容とは「Noahs Arche(ノアの箱舟)」の計画を防ぐ事。計画とは七大罪の一つ、「傲慢」を手に入れる事。もしも手に入れられてしまえば処理は不可能となる。その為に学園の礼瀬、詩衣、そして美依紗の三人が任務の遂行人物となっている。何故こんなに少ないのかというと学園にとってレベル1からレベル3、そして魔術師などの一部にこの事を知らせていないという事もあり、機密事項となっている。知らせていないというのは任務の事のみ。七大罪やNoahs Archeの事は知らせているのだ。それはそうとその任務を聞かされ礼瀬は面倒臭そうな表情、詩衣は緊張と恐怖を入り混ぜた表情をしているが美依紗はやはり無表情。美依紗は笑わず怒らず泣かずとあまり喜怒哀楽がはっきりしていないのだ。
「くそ、面倒だな。というか早くねえか?」
「う、うん。そうだよ…Noahs Archeにとってもまだ動くべき時期じゃないでしょ?」
二人はまだ早いじゃないか、と顔を見合わせながら呟く。学園が予想していた時期よりも遥かに早く行動を始めた事からか、学園としてもまだ準備が整っていなかった。だからこそこの三人が任務へと向かうことになったのであるという事も一つの理由。その二人の呟きを聞いて美依紗は首を横に軽く振ってから相手たちを見つめ、
「予想外、だけど。こうなる確立、確かにあったから」
学園の方では予想はしていたがまずはないだろうという事で公表は一切されていなかった、と美依紗は語る。そして美依紗は自分の腕にしてある時計を見て時間、とだけ言いすたすたと玄関へと向かっていく。その姿を見て礼瀬と詩衣は後ろからついて行き、入り口に着くまでは何も喋らず、何も質問せずに歩き続けていた。
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