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歪曲の始まり-Sieben grobe Verbrechen-
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:
初深 紗雪
◆RTk.ch61hE
:2011/04/04(月) 19:26:00 HOST:p2142-ipbf210aobadori.miyagi.ocn.ne.jp
そんな学園がある表向きの理由は能力を育てる事。才能の持ち腐れは駄目だ、という事で建った学園であるがそれは只の表向きでしかない。本当の理由としては任務である。世界にある七つの童話、それが有する「七大罪」を処理するという任務である。七大罪とは「傲慢」「嫉妬」「憤怒」「怠惰」「強欲」「暴食」「色欲」の七つの事である。処理する理由、其れは危険性があると学園で判断したからである。学園だけの問題であれば良いのだが、それだけでは済まされない。世界的に問題となっているらしい、だが表では公表されておらず裏で手を下し処理するという事になった。しかし直ぐには処理出来ない。その理由はその七大罪を守る組織がいるという事である。組織の名前は「Noahs Arche(ノアの箱舟)」明らかに聖書から取ったであろう名前の組織。その組織に集まっているのはレベル4以上の能力者、魔術師、死神などと学園には存在していない者達までもが集まっている侮れない最強クラスの組織である。そんな組織が居る為迂闊に手がだせず、策を練っている。だから今の学園は此処まで静かなのである。
「――静寂。どうやら授業中と見られる。」
舞台は変わって学園の屋上。髪を風になびかせ、立ち尽くす一人の少女。彼女の名前はマルツェ=セフランチェスカ、金色の髪は腰辺りまで綺麗に下ろしており瞳は森林の様に深く、それ故澄んでいる緑色。服装は全て黒。だが腹部は大胆に出ており、肌は病弱的に真っ白。その少女の右手には大きな鎌が握られている。マルツェ=セフランチェスカは「Noahs Arche」の一員、そして死神という存在である。学園の屋上に居るのは勿論、偵察の為。目立ちそうな格好をしているが今学園は授業中という事で誰にも気付かれていない。マルツェは暇なのか屋上に座り込み、大きな鎌の手入れを始めた。それも束の間、屋上の扉がばたん、と勢い良く開いた。
「…今誰かの気配を感じたが…気のせいだったのか?」
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