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世界ノ終わり--君を悪だと言うのならば………--

8神音 桜紗 ◆ptZpvaYoVY:2011/05/03(火) 15:01:10 HOST:i118-17-46-116.s10.a021.ap.plala.or.jp
「あの……蓮……? 大丈夫、でしょうか?」

「……何で?てゆーか、零には関係無いよね?」

冷めた口調で言う蓮。零は困ったように言葉につっかえ「月夜と未来から聞きましたよ」と静かに言う。そうすれば蓮は低く舌打ちをして「右目失明。その他包帯を巻いている所重傷。その他擦り傷。 これで満足? だったら出てってくれない?迷惑」淡々と告げた蓮。零の耳には届いていにかった。スッとドアを閉め自分の部屋に戻り、上の空で音楽を聞く。






何時の間にか、零は寝てしまったようだ。何時もの登校時間まで一時間以上もある。何時もは約三十分前に蓮が起こしに来てくれる。しかし今日はどうだろうか、と零は考えながら全て荷物の整理をし、再びベッドに横になる。

 そうすればカチャリ、と言う音を立てドアが開く。

「兄様、朝だよー、って起きてんじゃん!? ちゃんと降りて来てよ?」

明るい甲高い声が零の耳に鳴り響く。そこには制服に着替えた蓮がいた。蓮はニコニコ笑いながらタンタンタン、と階段を一つずつ降りて行く。零はゆっくりと起き上がり、蓮に就いて行き、キッチンのドアをガラガラー……、と開ける。蓮は相変わらず包帯をしていたがニッコリと微笑み「今日は少し手抜きだけど……美味しいと思うよ」と語尾に音符が付き添うなくらい明るく言う

「あの……蓮、大丈夫、ですか?」

「何が?」

蓮©は無表情になり歪んだ表情りしたがすぐに笑顔になり「大丈夫だよ?気にしないで、兄様のせいじゃないんだからね」と笑い飛ばす。




 今日は頭が痛い。零はそう感じた。ケホケホと何度も咳き込みながら犠牲(サクリファイス)の未来と共に通学路を歩く。
未来は微かにため息を付き「寝てねーんだろ、マスター。また倒れるぞ?」と忠告するような雰囲気で未来は言った。


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