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ごめんね,ごめんね…

3香奈:2011/04/03(日) 17:54:04 HOST:i114-189-217-10.s11.a040.ap.plala.or.jp
第二話*

春休み。


私はどちらかというと頭の悪い中の下らへんの高校を受験し



合格した。

母親は「 よかったね 」と一言

それでも十分だった。


母親に求めることは,特に無い。

寂しい,とか悲しい,とかそういう感情を

母親に持ったことはあまりない。

「 あ…んっ 」


それは,母親の甘ったるい声だった。


私は着替えて,玄関のドアを開けようと
手を伸ばした。


「 待って! 」


聞きなれない声だった。

振り向くと,髪は茶色の男が私を呼び止めた

男は,カッターシャツをズボンに入れず
腰パンで,よく見るとピアスをあけて,
シャツのボタンもあまり閉めていなかった

そのシャツの間から,赤いTシャツも見えた。

「 かんなさんの娘? 」


かんな…母親の名前だった

私は軽く微笑み,外へ出た


ほんのり,雨のにおいがする日だった


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