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   幼馴染、

10未來 ◆qkwf/01qbM:2011/03/21(月) 12:41:06 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp
   第三章――、



 高校生活一日目の学校が終わり、皆早足で帰っていく。この年になってゲームをする為早く帰るとか、プリクラ行くとか、バイトをするとか……人夫々だけど、何だか未恋以外の子はとっくのとっくに仲良くなって、皆一緒!みたいな仲良しオーラがぷんぷんくる。

「(いいもん、りっきーとひないちごと帰って遊ぶもん。)」

 こんなこと思ってると永遠に友達出来なさそうだな……なんて後悔しつつも二人の教室に足を進める。不幸なんて、くると思わなくて。むしろ幸せになると思ってて。

「りっきー、ひないちごー! 遅いから来ちゃったー!」
「恋。」

 未恋の元気な声に重なる璃希の真剣な声。こんな真剣な璃希、見たこと無いから告白か何かかなーって思ってた。

「あのさ、俺ら付き合うことになったから。……だから、もう一緒に登下校出来ない。」

「え………?」

 漏れる声。固まった身体。静まる教室。……ある意味当たった。けど、未恋が望む答えとははずれた。次の瞬間、ぽろぽろと涙が出てくる。

「何で?! 何で未恋は一緒に学校行っちゃダメなの?! 付き合うなんて、やめてよっ……。未恋だって、未恋だって璃希のことが好きでっ……!」

 今までたまっていた思い。ずっと両思いだと思ってたけど、違うのかな……。まあ、苺より未恋の方が仲も良かったし………、

「ごめん、無理。さよなら!」

 え、え、え? ありですかこれ。こんなふられ方って……。




 恋羽未恋、16歳、高校一年生。 長年の初恋は失恋でした!


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