したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

〜神天〜

20ひらりん君:2011/05/01(日) 18:55:40 HOST:222-151-086-008.jp.fiberbit.net
7page〜④
さて、修行を始めた忍達だが・・・・・
「で、何をどうしてどうやって修行すんの?」
「今までは能力を上手く使いこなしてどうにか行きましたが、能力は生命体です。自分の基礎体力が足りないと逆に自分の体を能力に占領されてしまいます」
「え・・・マジで?」
「能力を与えるとき耳が痛くなるほど言いましたが・・・・まあ、それならもう一度説明しましょう」

神天でも「魔法」と呼ばれているものがあるが、本来魔法は存在せず微生物が究極的な進化を遂げたものである。その微生物は神天の大部分を支え、生命力がとても強く生き物に能力与えることで存在する事が出来る。時には生き物を害したり、微生物の能力を使い過ぎると暴走したりすることがある。しかし人間の生命力を高める微生物もおりそれが住み着いていると体のバランスを保つことが出来る。しかしまたその微生物は人間の生命力とリンクするため、体を鍛えたり健康を保つことが重要となる。

「・・・・とまあ、能力者に最低必要源の知識を教えたはずですが」
「あー、そうだっけか?」
二人の1時間も続く会話にうんざりしたシェブは会話に突っ込んだ。
「って、この前から説明ばっかりじゃないか〜。忍君は何も知らなすぎだなぁ」
「まあ、これで一通り話しましたから、もうトレーニングに打ち込めるでしょう・・・」
「で、どこでどうやってトレーニングすんの?」
「そうですね、基礎体力向上ですから人里離れた山奥とか・・・ですかね」
「へぇ〜そんなベタな設定で良いんだ」
「見るだけなら簡単ですからね、トレーニング内容は二人とも別々ですが覚悟はしておいて下さい」
レイゼンは懐からモノクロの凹凸のある珠を取り出した。
「レイゼンそれは?」
「これは『ライドボール』といって飛行、水中などの移動手段に用いられます」
レイゼンはライドボールを投げるとライドボールは変形し、グライダーの様な形になった。
「これはシェブが使って下さい」
「えー、俺は〜?」
「私が変身魔法を使えばいい話です」
修行は次回にお預けなのであった・・・・・

21ひらりん君:2011/05/02(月) 20:55:43 HOST:222-151-086-003.jp.fiberbit.net
7page〜⑤
一層と街に離れた山奥で忍達は拠点を築いていた。
「にしても、レイゼンお前動物とかにも変身できるんだな〜」
「攻撃が出来ないよう制限はされていますけどね。鳥類、獣類は一通り心得ていますから」
レイゼンは一息ついて話し始めた。
「では、やっと特訓が始められそうですね。早速ですが、忍には今日からこのGW中このメニューをこなして貰います」
忍はレイゼンからメニューの書いてある紙を渡された、几帳面なレイゼンらしく手書きで達筆だった。
「まさか甲羅でも背負って何かしらするんじゃないよな、えっと、山の麓まで下りて薪を割るそれを担いでまたここに戻ってこれを5回・・・って軽く雑用入ってるけども〜」
「しょうがないですよ、暫くここで特訓するんですから、何かしら雑用も混ぜないといけません。後、そんなどっかの人気漫画のような特訓方はやりません。それではシェブの方もありますので」
忍は渋々と麓まで走っていった。
「ったく、レイゼンのヤツめ、基礎体力向上とか何とか言って結局雑用かよ・・・・ブツブツ」
〜一日目終了〜
 翌日 朝
「忍、起きて下さい早朝も特訓あるんですから・・・・」
「もう10分だけ・・・・」
「いや、もうこれ4回目なんですけど・・・」
「こっちも筋肉痛が激しいんだって、今日ぐらい大人しくしてても良いでしょ。勉強してるからさ〜」
「『勉強』という言葉を都合の良いときだけ使わないで下さい。だったら、教科書でも読みながら薪割り行って下さい」
「俺は二宮金次郎かっ!」
「いいから行っていてください、こっちもこっちでやること沢山あるんですから」
「そういやシェブはどんな特訓してるんだ?」
「君と違って基礎的体力が備わっているので、本格的に能力を使って実践を行っています」
「あーもーくそー!邪魔しに行ってやる!」
「何でも良いですから早く二宮金次郎になってて下さい!」
レイゼンの言葉にお構いなしで忍はシェブの特訓場を見に行った。
するとなにやらシェブが両腕をしっかりと伸ばし、集中力を高めているようだった。
「そういやシェブのヤツの新しい能力はまだ見ていなかったな・・・」
シェブは伸ばした両腕に拳をギュッと握りしめた。途端に周りに衝撃波が走った。忍は衝撃波に暫く圧倒されていたが、気が付くとシェブの周りには水煙が立ちこめていた。
「あ、あれは!?」
驚いている忍にレイゼンがやれやれと言わんばかりに話した。
「シェブに授けた能力は水災魔法といって水を操る魔法です。本来は水災害を防ぐものに使われており・・・・」
「はいはい、分かったから。そう言う説明聞き飽きたから」
「・・・・」
シェブが2人に気付いて近づいてきた。
「やあ忍君!1日しか経ってないけどもう良いの?よければ新しい能力を試してみたいんだけど」
「よっしゃあ!あの時みたいに返り討ちにしてやるぜ!」
「特訓メンニューが台無しじゃないですか、全く・・・」

22ひらりん君:2011/05/03(火) 18:52:55 HOST:222-151-086-009.jp.fiberbit.net
7page〜⑥
「じゃあ、始めようか」
傾斜のきつい山では今まさに戦いが始まろうとしていた。
「おう!久々に俺の力が発揮できるぜ!」
「ハァ、じゃあ始めますよ。練習試合開始!」
レイゼンのかけ声とともに2人は一斉に動き出した。
先手を取ったのは忍だ、山の木の影を上手く使い素早くシェブに接近していった。忍は影で作り出す刀『影刀』でシェブに斬りかかった。
シェブは木から木へ上手く飛び移っていたがさすがに素早さは忍に劣り、すぐに追いつかれてしまった。
「さすがに素早さには俺に勝てないな!」
忍の『影刀』がシェブのもう目の前に来ている。
「勝負はまだまだこれからだよ」
シェブの周りにはスカイブルーの魔法陣が敷かれた。そしてその瞬間、忍の周りに無数の水滴が浮かび、水滴は一つの水の粒になった。忍はそれに捕まり身動きが取れなくなった。
「ゴボッゴボッ!」
「忍君、あまいね。水の性質は何にでも形が変わるというのがある。それを生かした技だよ」
忍は水の中で必死にもがいている。
「忍、気絶は負けに値しますから降参か、これを抜け出さないと行けませんよ」
忍はもがきながらも魔法陣を敷いて、周りの木陰を利用して水を破壊しようとしたが水には波が立っただけで壊れまではしなかった。
(くっ、このままじゃ・・・・)


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板