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夢ノ花園
15
:
出雲 葵
◆gGTOhi3OZY
:2011/03/26(土) 22:18:57 HOST:zaq771933e1.zaq.ne.jp
<<攻、攻、攻>>
readen
「はぁぁぁぁ!!!!!!」
今日、リーデンでこの声が響くのはこれで3ヶ所目くらいだろうか。これはレジェンド・ナイト……、ミナが、怒りやストレスを晴らすために思いっきり剣に力を入れて振っているのだとでも思おう。実際リーデンが現実だとそういう風になるのだから。何故3ヶ所目かというと、今日3回国外を攻めているからである。戦争で晴らそうとしているのだろう。「サトウ ハルキ」とかいう男が言ったことを冷静に考えるにつれだんだん腹が立ってきて、何処へもやる事が出来ない気持ちを。それ以外にもあるか。確定したわけではないが花音に聞けないことと、自分では何もできないことにも少しムカついているか?ま、「八つ当たり」って所か。レジェンド・ナイトと言われ始めて初めてのことだろうか、ミナとアキラが1日に何か所も攻める事は。ミナが「今日は気が済むまで沢山(戦争を)する」と言った時はアキラは驚いた(アバターの動作、表情を驚いた感じにした)が普通に付き合ってくれているみたいだ。……ただ、今、アキラはほとんどオマケ達と変わりない動きをしている。自分に向かってくるものだけを次々に倒していくが、向かっていくのはミナしかやっていない。まるでミナが何が理由で何度も攻めているのか分かっているように。……言わなくても通じるのがレジェンド・ナイトなのか……?ま、そんな行動のアキラに感謝しているミナ。おかげで倒す倒す倒す……。当たり前だが相手の犠牲のほとんどがミナによるものだった。そして本人は無傷。普通あり得ない事なのだが、それはこの話自体がフィクションなのでお許し願おう。
さて、今日、ミナとアキラは何ヶ所攻めるか……――
「どうしたの?そんなに攻めて、疲れない?」
次はどこを攻めるかとミナがアキラに話しかけようとしたら、向こうから話しかけてきた。当たり前か、いつの間にか2,3時間。1回につき5分前後だと考えればかなりの量になる。明日、再入会者多くなりすぎないだろうか?ま、だいじょうぶだろう。リーデンは、たとえ1秒に何万人とアクセスしてもアクセスする者のパソコンの調子が悪くない限りバグッたりしない。管理人の腕によるものだな。一体何者なのかと思われるがどうやっても知ることはできないので知ろうとする者は少ない。居たとしてもすぐにあきらめるが。しかし……、こういう時、戦争とは無関係の者は退会を免れて楽だろう。負けた方の国(又は町)の者は大体が退会(戦いによるもの)、その他は大金を払うことで退会を免れる。……決して楽な訳ではないか。金をもらうためにミナは攻めているわけではない。ただのストレス発散だ。金を渡してきた者に関してはいつも以上の大金を奪い取ってから次の場所へ攻めに行っている。そういうのもあるので、色々と疲れはするはずだ。しかし、ミナは「大丈夫」とだけ答えて次は何処かを決める為アキラに話を持ちかける。アキラは呆れながらも(アバターで)OKしてくれ、またすぐに攻めに行く。
ミナのストレスが結構発散された頃。アキラがもう1度聞いてきた。
「ミナ、今日は何故こんなに攻めたの?
何かムカつくことでもあった?」
何かあったのはわかっているくせに、わざとミナにそんな話題を持ちかける。ミナはアキラが分かっていることには気づかずにそれに返す(以外に天然?)。
「あったよ」
ミナはアキラに言ってもどうしようもないと思いつつ、今日昼休みにあったことを話す。
「そっか……。
…………」
何故か黙り込んでしまったアキラ。ミナが「どうしたの?」と声をかけようとした瞬間。
「じゃあ、俺が情報集めしてやる」
突然の意味不明な言葉にミナは戸惑った。どういうことか聞くと、その「サトウ ハルキ」という男の漢字、クラス、趣味をアキラが調べるのだという。学校自体分からない筈なのに、どういうことなのだろうか。そんな疑問を抱きつつ、「任せろよ」と胸を張るアキラにミナは任せてみることにした。
今更ながらミナは思った。アキラとはコンビを組んで結構経つ。なのに、自分はアキラの事を何も知らないと。アキラはミナの年齢、血液型、誕生日、など、少しばかり細かい情報を知っている。「本名禁止」とルールに書いている割には、「リアルで会ってもいいがその時に何が起こっても一切の責任を負いません」とあるリーデン。なので名前に使うのは禁じられているが本名をコールやチャットを使って発表は全然OKなのだ。管理人が責任を負わないだけで。あのルールの意味の無さは誰でも気づくのに変えない管理人。意味は無いだろうが何故なのだろう。ま、そんなことはどうでもいい。ミナはアキラに個人情報を一切教えてもらえてないのだ。少し悲しくなりながらも「サトウ ハルキ」の事をアキラに任せてパソコンを閉じるミナだった。
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