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リレー小説

6名無しさん:2011/03/11(金) 01:20:12 HOST:p3026-ipbf1809marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp
「……」
何を考えているのか分からない表情のままただ時間だけが過ぎていく。
「……(はぁ、退屈だ。早く終わらないかな?)」
そんな事を思っているうちに学校中に授業の終わりを告げるチャイムが鳴り響く。
チャイム音で我に返った悠斗は窓の外を見つめ無表情もまま…。
暫くして担任の先生がやって来てHRを始めた。
先生の話しも終わり、生徒たちが下校し始める。
パタパタパタパタ…
「悠斗〜帰ろう〜!」
悠里が小走りやって来た。
「うん、悠里」
コクリと頷き悠斗が席を立ち、教室を出る。
不意に悠里が悠斗に話し掛ける。
「ねぇ、悠斗。学校興味半分で入ったのは良いんだけど、面倒臭くない?何処行っても人多いし、授業だって退屈だし。悠斗は?」
「別に僕は…。そう言えば悠里、湯沢とか言う奴に何か聞いてたよな?何聞いたんだ?」
一瞬真顔になった悠里、だけどすぐに笑顔に変わった。
「うん!学校って何処言っても人多いし五月蠅いし、だから人が居なくて静かな場所教えてもらったの!」
笑顔で話す悠里はとても嬉しそうである。
「明日悠斗にも教えてあげるね!二人の秘密の場所!」
「うん。ありがとう(でも、湯沢って奴は知ってんだよな?まぁ、良いけど…)」
そんな他愛の無い話をしながら学校を出て二人は歩いていた。
家に帰り、夜のお仕事の準備をする。
「悠里、元の姿に戻れよ」
「あっ、そっか!」
元の姿とは魔術師ウィザードの姿の事、学校へ行く時は仮の人間の姿となる。
「さてと、時間だ。」
「うん!行こうか!」
二人は家を飛び出し、羅針盤で「鬼」の方角を探す。
「見つけた…」
「フフ!じゃあ行きましょうか!」
二人が走り出し、徐々に近づいて行く。
「居た…」
悠斗が一言言うと、悠里が。
「鬼さんみ〜つけた♪覚悟なさい、貴方のお命頂戴いたします!!」
夜のお仕事「鬼殺し」の始まり…。


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