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時を刻む音−新たなる犠牲(サクリファイス)−

6時雨 ◆y/0mih5ccU:2011/02/03(木) 07:10:40 HOST:i125-202-128-142.s10.a021.ap.plala.or.jp
第二章の続きです!

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午後五時。桜梨は梨兎にそう言えば、と切り出す。桜梨は梨兎の膝の上に座りながら「学校でね、梨兎様と同じ漢字でリウって読むサクリファイスがいたよ」と頭を撫でられつつ言う。梨兎は、特に何も言う様子も無い。そこにエリカが、「むー、オーリばっかりぃ!!エリカもぉー!!」と嘆く。桜梨と梨兎は仕方無い、と言うような顔をする。
桜梨はため息を付きながら、「じゃあ、僕は行きます、梨兎様」と真剣な眼差しで言う。梨兎はエリカの頭を撫でながら、「うん。頑張ってね」と微笑しながら言うのだった。



午後五時三十分。約束の時間になり、桜梨は屋上へ駆け上がる。
ギィッと屋上の扉が開く音がする。そうすると、來人が相変わらずニコニコとした笑顔を浮かべていた。桜梨はッチと低く舌打ちをすると、「丁度時間だ。始める」静かに言うと、桜梨は梨兎から少し離れる。來人が「梨羽、行け」フッと儚げに笑うとそう言う。
桜梨は余裕そうに笑みを浮かべながら「甘いいな! 来い、私の精霊、グリフォン、ウンディーネ! そして止まれ、梨羽」と静かに言うと、炎を纏った黒い翼のグリフォン、水の妖精、ウンディーネが現れる。 桜梨が梨羽に止まれと言った途端、梨羽はその場から、ピタリと止まる。來人は唖然としたように、冷や汗がツゥーっと流れて行く。來人は「クッソッ!言霊やな!?」と梨羽の所に行く。しかし、先に桜梨が梨羽の元へ付く。桜梨はニヤリと笑うと「グリフォン!」とグリフォンを來人の方へ向ける。「サクリファイスは水が、無理、だろう?」そう言った瞬間、ウンディーネを梨羽の前に置く。梨羽はハッとし、「貴様、!……主人(マスター)はッ!?」と焦るように辺りをキョロキョロする。しかし桜梨は静かに「五月蠅い。喋るな」と言霊を使う。しかし、桜梨は油断したのか、梨羽は止めれ、と言う解除した事を知り、バッと動く、「ッチ、もういい!グリフォン、ウンディーネ、下がれ!」と叫ぶ桜梨。 そう言った瞬間、梨羽は桜梨に向かい、ナイフを投げた--

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これから、來人のサクリファイスは梨兎→梨羽に変更しますね。読み方は同じです。ー 同じ名前のキャラがいると分かりにくい;; ー


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