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*・゜゜・*:.。..。.:*リリカの日々*・゜゜・*:.。..。.:*

5ビアンカ:2011/02/14(月) 18:12:29 HOST:nar4-p106.flets.hi-ho.ne.jp
第2話の続き

時は過ぎ―――客は増え―――、
 「満員ですわね。」
忙しく働いている、リリカとマリの横姿を見、呆然と呟く、フローラル。
セリヌもルルーも同じようだ。
 (…リリカ達、凄く忙しそう。何か出来る事は…?)
汗まみれになっている、リリカとマリにタオルを渡しながら、ルルーは考えていた。
――その瞬間、ルルーは閃いた。
 ( お客さん達までに、デザートを配るのは私達でやっちゃえば……!?)
ルルーは、セリヌとフローラルを呼び、閃いた提案の事を話した。
 「いいアイデア、ですわね。」
 「…少し楽になってくれたら……いいね。」
賛成する二人。
ルルーは、ポケットにあるメモ帳を取り出し、そしてそれを開き、ビリッと1ページ破る
と、テーブルに置いた。
 「まずは、計画よ。計画。」
カウンターの裏に侵入し、鉛筆を3本取って、また戻って来た、ルルー。
 「侵入って、いいのかしら?」
 「…さぁ?…でも私は、ああいうの得意かも………。」
 「あ、悪趣味。」
 「………あっそ。」
小声で互いに囁き合う、セリヌとフローラル。
 「え゙…?なんてぇ〜?」
黒色の瞳を怪しく輝かせながら、二人に詰め寄る、ルルー。
 「…べ、別に……。」
 「さぁ〜て?」
と、言い、そっぽ向く二人。
 「ま、別に気にしないけど〜。」
ルルーはそう言って開き直った。

――――――― 計画すること、10分。
 「でっきたぁ〜★『リリカお助け大作戦』!!」
あまりにも大きな声で張り上げたので、客達は驚いて、こちらを見てきた。
 (やりすぎちゃったかな〜〜〜??)
どぎまぎして辺りをグルリと見回る、ルルー。
 「………………。」
呆れ果てる、セリヌ。
 「頭に包帯、グルグル巻いてやりたいですわ。」
フローラルはそう言って、包帯を持つ真似をした。
 「…ううん。接着剤で、口を固定……。」
「したい…。」と言おうとしたとたん、ルルーの拳骨が飛んできた。
もちろん、フローラルにも。
 「ぶ、ぶ、無礼ですわッ!!!!」
 「…噛み砕く…………。」
ルルーを思いっきり、睨む二人。
 「自業自得よーーっ☆」
あともう少しで、タンコブができそうな二人にウインクしてみせる、ルルー。
ルルーは、実をいうと、凄い怪力があるのだ。
だが、本人は気付いていない。
 「さ、『リリカお助け大作戦』、実行しましょ。」
クルリと一回転し、ピョンと飛び上がる、ルルー。
 「…危ない、女………。」
 「フンッ!、ですわ。」
憤慨する、二人なのであった。 

      ―――― 第2話 終 第3話に続く ―――


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