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*・゜゜・*:.。..。.:*リリカの日々*・゜゜・*:.。..。.:*

2ビアンカ:2011/02/03(木) 21:01:18 HOST:nar4-p106.flets.hi-ho.ne.jp
第1話 『ミッシュ☆スウィート』での日々

 「おっはよぅ〜〜!!」
リリカは、お気に入りの水色ベッドから跳ね起きて、毛並みの良い白猫に挨拶した。
白猫はリリカに挨拶されたので、白猫も「ミャ〜」と鳴いて返事したのであった。
 「今日は、どんなお菓子が出るのかな? ね、キルシュ。」
ちなみに、キルシュと呼ばれた白猫はりリカの愛猫。小さい頃に飼っていた猫なのだ。

実をいうと、ここはりリカの家ではない。さらに両親も居ない。ここは、カフェ『ミ
ッシュ☆スウィート』。なぜこんな所に住んでいるかというと、リリカは幼い頃に両
親を交通事故で亡くしてしまった。事故が発生して15分後、両親は救急車で病院に運
たが、両親は帰ってこない……。4時間も経過してるのに帰ってこない。
―――― 5時間後、両親は死亡と確認された。
それを聞いたリリカは、ばたりと倒れ、意識不明となった。約18分後、リリカは無事
意識が戻った。
―――――― 翌日 ――――――
いい香りで目が覚めた。お菓子の香りだ。前には、ニッコリ微笑んでいる若い女性の
姿がぼやぼや見える。すると、若い女性の口が開いた。
 「目が覚めたみたいね。初めてかもしれないけど、私は、このカフェ『ミッシュ☆
 スウィート』の主、マリよ。これから、あなたの親代わりになる人なの。よろしく
 ね。」
そう言われてリリカは、「こちらこそ、………よろしくお願いします」と答え、深々
と頭を下げた。頭を下げた瞬間、何か物足りないような錯覚を覚えた。そう、キルシ
ュだ。リリカは、おずおずとマリという親代わりに尋ねた。
 「あの……。キルシュっていう白猫はどこに…?」
キルシュは、家で留守番中のはずだ。リリカ達が帰ってこ―ないから、泣いているかも
しれない。
 「白猫?あの子のこと……?」
マリはテーブルの下に眠っている白猫を指した。
リリカは白猫の方をじーっと見、やがて、こくりと頷いた。
 「キ、キルシューッ!!!!」
リリカは眠っている白猫の方へ向かって駆け出した。

――――こうして9年という長い時が過ぎ、現在リリカは12歳で、スウィートな日々を送っている――

 「あ〜、今日はマドレーヌかも?」
リリカは自分の茶髪を梳かしながらぼそっと呟く。そして梳かし終えると、1階へ降りていった。

                  ――続く――


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