真昼の月

5：りほ：2010/09/14(火) 18:25:45 HOST:cm017.ucat7.catvnet.ne.jp: ～３年後～

あたし、大槻　恋〔おおつき　れん〕は
中３になりました。一応、頭はそこそこ良かったほうなのでね。
もちろん、今でも郁とは付き合ってますよ。
今日も放課後、図書館で受験勉強するんだ♪
　　　ピロン♪
あたしはゆっくりと、スクバ〔スクールバックの略〕
から、レモン色の携帯を取り出す。
『FROM:　風間　郁☆
　
今日、ごめん。
生徒会入った。悪い。
今度、埋め合わせするから！　　　』

あたしは、携帯とにらめっこする。
キャンセル……
あたしは、机に突っ伏す。
最近、生徒会に入ってからこういうことが何度も。
　
『FROM:　恋

えーーーっ？
またなの？寂しいんだけどー！　　』

あたしは、そう打つとしばらく考えてから、
本文を全部消すと

『そっかー。
がんばれ☆デートなんていつでも出来るし＾∀＾　　』

と打った。あたしのホントの気持ちは
消した方だけど、そんなこと打って
嫌われたくないし。
どっかの漫画で、
『両思いよりも、片思いのほうが辛い。』
ってそんなの嘘だよって思う。
同じくらい辛い。

「恋～！？
今日、カラオケ行くんだけど、恋も行くか～？」
この声は百合ちゃん。
あたしの親友。その隣は
磯部　縁〔いそべ　えん〕男の子。
背が高くて、たぶん１７５㌢くらい？
郁の親友で何かとあたし達とつるんで
遊んでる。
んでその隣があやちゃん♀と、卯月♂。
大体、あたし達はこのメンバーと、郁とでいつも遊んでるんだ。

ちょっと、すんません。
用事が入りました。
また今日か、明日続き書きます。

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