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真昼の月

1りほ:2010/09/12(日) 10:41:44 HOST:cm017.ucat7.catvnet.ne.jp
   君はあたしの初恋でした。

  精一杯恋した。それだけでした。

   あたしの頭の中はいつも君、
   
     ただ一人でした。

2りほ:2010/09/12(日) 10:43:46 HOST:cm017.ucat7.catvnet.ne.jp
初めて、ここの掲示板で小説書くので、
変な文やつっこみどころ満載かもしれませんが、
そこはどうか、ご勘弁ください〔笑〕

ではでは、よろしくお願いします^∀^ゝ

3りほ:2010/09/13(月) 17:52:27 HOST:cm017.ucat7.catvnet.ne.jp

ゆっくりと降る雪は、
いつもの道を真っ白な不思議な世界に変えていく。
今は12月。
今日は珍しく大雪が降った。
あたしは、面白がって、雪が降って真っ白になった道に
新しい足跡を付けていく。
あたしの名前は、大槻 恋〔おおつき れん〕。
今日でようやく12歳になった。
あたしは、今日が誕生日だというのに
ついさっきまで、塾で必死に勉強していたのだ。

「恋!」
恋はゆっくりと顔を上げ、声がしたほうを見る。
「郁。」
この男の子は、風間 郁〔かざま いく〕。
あたしと同じ、12歳。
郁も、ついさっきまで、あたしと同じように
塾で勉強していた。
あたしはいつも、塾や学校がある日は郁と一緒に帰っている。
郁は手に持っていた物をあたしの前に突き出してくる。
   『ほっとレモン』
黄色の缶に書かれた文字をあたしは読んだ。
「これ、恋にあげる。誕生日おめでとう。」
「…………」
あたしは言葉が出ない。
郁は不思議そうに顔を傾げると、
あたしの顔を覗き込みながら、
「恋。これ嫌いだった?」
あたしはブンブンと首を横に振ると、
「大好き!なんで、あたしがこれ好きって知ってるの?」
と聞いた。
郁はにっこりと笑うと、「秘密。」と言って
真っ白な道を進みだした。
あたしは郁に付いて行きながら、
缶のふたを開けると少しづつ
飲みだした。
ほっとれもんを飲むと、
さっきまでとてつもなく寒かった
体がゆっくりと暖かくなっていく。

「ねえ。恋。」
郁がくるりと振り向き、
あたしに声をかける。
「ん?なに、郁。」
あたしは顔を上げた。
郁はすっごく、何かを決心した顔つきで
あたしをじっと見る。
郁。なにかあったのかな?

「ねえ、恋。
俺、恋のことすきなんだけど。」
頭の中が真っ白になる。
もう少しで郁がくれた、ほっとれもんを
落としそうになった。
あたしの頭の中で郁が言った、
『すき』が色々と変換される。
……巣き……酢木…素季……
あたしの頭がようやく『すき』
を『好き』という単語に変えるまで
約1分20秒かかった。
そのころにはあたしの顔は苺みたく真っ赤に。
「恋は?
俺のことどう思ってる?」
「…………。」
郁が顔を真っ赤にさせて
あたしの顔を覗き込む。
あたしはとっさに顔を手のひらで覆って
隠すと、小さな声で
「あたしも、郁が好き。」

郁は「よっしゃーーーっ!」
とガッツポーズをすると、満面の笑みで
あたしを見る。
あたしも思わず顔が緩んじゃう。

幼なじみのときとなにも
する事は変わらないけど、
でもあたし達は幸せだった。

続く…

4りほ:2010/09/13(月) 17:53:44 HOST:cm017.ucat7.catvnet.ne.jp
次からいきなり、
3年もの月日が流れます。
びっくりしないように
気をつけてください〔笑〕

すみません。いい加減な作者で〔笑〕


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