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ごめんなさい…。 そして、ありがとう…。
6
:
由菜
:2010/07/12(月) 18:32:25 HOST:p1090-ipbf509hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp
☆第二話☆
―人の心なんて、わかるわけがない―…
「…沢さん…」
相手の立場に考えて行動?「完全」にはできない。
「貝沢さん!」
「っ!?」
彼女の意識は、今の声で現実に戻ってくる。
ふと外を見ると、空からは大粒の雫。雨が降っていた。
「貝沢さん。次、視聴覚室だよ。早くいかないと」
「ごめん、教えてくれてありがとう。」
―何年ぶりだろうか。こうして、クラスメイトと廊下を歩くのは。
「すごい雨だね…。傘、持ってきておいてよかった。」
確か、岡崎 沙希といっただろうか。
「…そうだね」
「ねぇ、なんで貝沢さんは、いつも一人なの?休憩時間はいつも寝てるし、
移動教室の時も一人でささっと言っちゃうし、すぐ帰っちゃうし…。」
彼女の言っている言葉は嘘ではない。
いつも、一人。ひとり。ヒトリ―…。
「…別に、深い意味はないよ。」
―本当に、深くない。
人を完全に信じられないってだけなのだから―…
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
第一話終わりましたね^^なんか、下書きとちがう…。
えっと、人を完全に信じられないのは、昔私が感じていたことですね―。
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