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ごめんなさい…。 そして、ありがとう…。

44由菜:2010/12/25(土) 01:36:15 HOST:p3154-ipbf603hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp
☆第十八話☆〜過去編〜

「…そう、だったの…」

最後までお母さんたちは聞いてくれた。

「私、もうわからなくなっちゃった。どうすればいいんだろう」

その瞬間、お母さんはクスリと笑い、

「ちょっと待ってなさい。」

そういって、裁縫箱を取り出した。

なんかぬっている。

しばらくすると、かわいらしいクローバーのマスコットができた。

そのあとに、フェルトでつくったお守り型の袋に入れる。

「これは…?」

「癒魅…。四葉のクローバーを持っていると、幸せになれるのよ」

「…十字架を表すって書いてあったよ」

「なんで知っているかしら?」

その質問に、癒魅は言葉を返せなくなる。

「さっき、気づいたのよ。めずらしくパソコンをやっていたから、なんだと思っていたけど。
…幸せになる方法を、探していたのよね。」

「うん」

「不幸な日々は今日で終わり!このクローバーのお守りで、きっと神様が
幸せにしてくれるわ。…がんばれ」

「がんばれ」

それは、あの学校に行くということ。

でも、お母さんとお父さんが応援してくれる。子のお守りがある!

「わかった。…頑張る。ありがとう…!」

壊れて、冷えた心は、次第に暖かくなっていって。

気づいたら、笑顔になっていた。

「明日、お母さんもお父さんも珍しく仕事休みなの。だから、本物の四つ葉のクローバーを
探してくるわね。しおれちゃうから、押し葉にするためのかわいい本も買ってくるわ」

「ありがと…」

ありがとう。もう何度いっても言い切れないほどに言いたくなった。

頑張れる、頑張れるよ。がんばるよ。







                            …ありがとう…。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

…クローバーの十字架がどうのってのはさっき調べましたw

主人公回復!ですねー。

でも、まだ過去編続きます。

…長い。


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