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ごめんなさい…。 そして、ありがとう…。

41由菜:2010/11/20(土) 15:23:21 HOST:p3154-ipbf603hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp
☆第十五話☆〜過去編〜

「…形見。」

誰かがそう答えた。そう、形見。

もう目の前には何も見えていない。

見えるのは、何もない、ただの、闇…。

「あ ぐぅううぅう」

手で頭をかばい続ける。頭にはもちろん外傷はないが、手はもう血だらけだ。

そのうち手に力が入らなくなり、地面に手を置く。

癒魅はその瞬間を見逃さず、一層椅子を振り上げて、振りかざす!!

「…!!…」

――――抑えられている。

おそらく、誰かが先生を呼んできたのだろう。

「やめなさい!貝沢さん…!」

やっと聞こえた。やっと、來或以外の姿が見えた。

そのあと、1歩も動かない生徒たちを置いて、校長室に呼ばれたのだ。

――――――――しばらくして、両親が来る。

―――ー―――――絶望の目。

信じられない人間を見たような顔をして、こちらを向いている。

「癒魅、癒魅、どうして、どうして!?なんてことを…ッ」

―泣いている。

ああ、もう何も見えない。何も見たくない。何もしたくない、何も考えたくない――――


―――――――

気づいたら、家の中だった。

「ねぇ、どうしてあんなことしたの…?なんで殴っちゃったの…?喧嘩でもしたの?」

喧嘩。なんかじゃすまされない。

「暴力なんて、ダメよ。口喧嘩なら、口で言いなさい…!」

――――――口喧嘩?

何を言ってるんだ、こいつ…。

「もしも、あれで死んじゃっていたら、あなた、殺人者―犯罪者なのよ!」

犯罪者。

では、私が行ったことが暴力なら、あの人たちはなんなのでしょう?

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久々に更新ー

主人公が壊れてきましたね。

私は、この主人公をまだまだどん底に突き落とします。


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