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ごめんなさい…。 そして、ありがとう…。

40由菜:2010/11/18(木) 22:12:16 HOST:p3154-ipbf603hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp
☆第十四話☆ 〜過去編Ⅴ〜

あの「いじめくじ」からしばらく経つ――――――が。

連中は全く懲りていない。

しばらくは『あほらしい』で済ませ、気にしていなかったものの、

最近では、反応がないのがつまらないのか、もっとひどくなってきている。

「癒―魅ーちゃん♪」

「…何?」

「あれぇ?そんな態度でいいのかなぁ…?」

その発言をした瞬間、後ろから蹴り飛ばされる。

「あぐっ」

そして、押さえつけられているのだ。

身動き一つできない癒魅の頭を踏みつけ、ぐりぐりと踏みにじる。

「『なんですか、來或サマ』…でしょ?」

「誰が…ッいうものかッ!あんたをサマ付けで呼ぶくらいなら、死んだほうがマシだっての」

最後は少し挑発気味。その言葉にイラついた來或「達」は、

癒魅の髪の毛を引っ張り、床に突き落とす。


「っつ!あ ぐぅっ…」

そのあとに竹刀でひたすら叩かれる。

こうも暴力がかさなると、あの「あほらしい」は何処かへ行き、「もういやだ」
にかわる。

「…前から思ってたんだけどさぁ〜癒魅のこの髪留め、ダサぁーい」

髪から無理やり引き離された髪留め―…何をするつもりなのか。

「ほんとだほんとだ〜!てか、こいついつもこれじゃない?」

「センスなーい!あはははははははははは」

「や…めてッ…それだけは―…!それだけはやめてぇえええぇええええぇえッ!」

「そんなに大事なのか―――――んじゃ、その願いは聞かない♪やっちゃって!(破壊して)」

「ぅ、あ…ああ…ああああああああ…」

無残に壊された髪留め―――――――――…

壊れた髪留めがひらりと目の前に落ちる。

そして、聞こえるのは、笑い声。

「く、くくくくっ…!逆らうからいけないんだよ…!あ、はははは!これに懲りたら――――」

言い終える前に、來或の頭に何かがとんだ。

「…ぇ…え?これ…って…え…えええぅ…ああぁぁああああああぁぁぁぁぁあああ!」









―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――椅子。

「いくら私のくじ運がわるくて、標的にされたとしても…『コレ』を侮辱し!破壊したことは許さない!
…あんたらさ…。おばあちゃんかおじいちゃん、どちらか亡くなっているかな?
これ、『亡くなった』おばあちゃんが、生前に、『小学校にあがったおいわい』に
買ってくれた髪留めだけど―――――――





                                     こーゆーのって、なんていうんだっけ?」



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

主人公ちゃん暴走っすね―…。

まぁ、そりゃあこんだけひどいことされれば…ねぇ…。

暴走の果てに見える世界とは―――――なんでしょうねぇ。


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