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逆〜二人の物語〜

65 ◆F4KXl3vbck:2008/09/27(土) 13:13:37 HOST:u116.d022063119.ctt.ne.jp
じゃあ書くね〜☆


3殺・傷

登場人物


狩谷 登 かりや のぼる 男

戦いは好まないが国のために一生懸命戦う。
「殺戮(さつりく)の狩谷」とも呼ばれる。国は西ノ国


古矢 隆信 ふるや たかのぶ 男

こちらも戦いは好まないが国のために戦っている。
「苦しみの古矢」とも呼ばれる。国は東ノ国




プロローグ

日本は西と東に別れ、戦っている。
西では三木姫(みきひめ)
東では三戸姫(みとひめ)
             が勢力を強めた。

二人は姉妹で双子。三木姫が若干早く生まれた。
二人はどちらが家を継ぐかで争っている。
国を巻き込んだはるかなる戦い。
戦いに終わりは来るのだろうか。


プロローグ終

66 ◆F4KXl3vbck:2008/09/30(火) 18:34:21 HOST:u116.d022063119.ctt.ne.jp
3−1 狩谷 登


「かりやっ!狩谷はどこっ?」
城の中を豪華な服を着た人が走っている。
ここは西ノ国の西夜城(せいやじょう)
さっき走っていったのはこの城の姫である三木姫。

「何でしょうか?姫様。」
そういって現れたのは結構イケメンでやさしそうなお兄さん。
走ってきた三木姫を受け止めて優しくそういった。

「城に向かってくる輩がいるそうです。東の輩かもしれません。軍を引き連れて城を守ってください。」
狩谷は少し黙って、
「いいでしょう。城と姫様を立派にお守りして見せます。」
「おねがいします。」

三木姫は、狩谷が少し悲しそうな顔をしたのには気が付かなかった。

67 ◆F4KXl3vbck:2008/10/08(水) 13:14:58 HOST:u116.d022063119.ctt.ne.jp
3−2古矢 隆信

「姫様。何か御用でございますか?」
そう静かに、でも低くうなるように言ったのは、強面のなんかどっかの海賊にでもいそうなお兄さん。
「ええ。これから西夜城に踏み込もうとおもいます。あなたは軍の一番前に立って皆を案内してやってください。
今では城の場所を知っているのはごくわずかな者たちだけですから・・・」
そしてその強面お兄さんが姫様と呼んだこのお方が東の三戸姫。

そう、ここは東ノ国の東輝城(とうきじょう)。
さっきのがこの城の姫様。
三戸姫はお姉さんの三木姫よりはいくらか大人です。

さっきのように軍を仕掛けることも何度かやっています。
でもどちらかが勝つということは無く、たくさんの犠牲を同じくらい出して戦えなくなります。
それを続けて早一年。兵はもうほとんど残っておりません。
今回の出撃が最後でしょう。

「わが身 果て 血 尽きるまで 戦ってきましょう。」
「ええ・・・これで・・・終わることを祈っています。」

三戸姫も、古谷も、悲しそうな顔をしてその場を去りました。
その顔を見た近衛兵たちはいませんでした。

68 ◆F4KXl3vbck:2008/10/20(月) 14:01:24 HOST:u116.d022063119.ctt.ne.jp
あ〜〜なんか今回駄作になりそうな予感。
まあさっさと終わらせます。




3−3決意の日

決戦前夜

「ひめさま〜僕にはそんなこと出来ませんよ〜〜」
「いいの♪今はフリだけでいいんだよ〜?ほらっ!やってっ!」
「え〜〜」

これは・・・昔の自分?
いっしょにいるのは・・三木姫か・・

そこにいる男の子は、木刀を持ち、めったやたらに振り回していた。

「すっごーい!ねえねえ。将来、私がお姫様になったら戦ってくれる〜?わたしのために。」
女の子は笑顔で言った。
このころは、親からもそんな苦しい内容ばかりで教えられてきたからだろう。
普通のことなのだ。
「うん!みきひめは僕がまもるよ!」
「ウン!約束だよっ!」
「うん!やくそくっ!」

おれたちは、本当は同い年だったんだもんな。
いまじゃ、三木姫の方が妹みたいだ。

そうだな。誓ったんだ。





俺が三木姫を守るって。

69 ◆F4KXl3vbck:2008/11/09(日) 15:03:27 HOST:u250.d022063119.ctt.ne.jp
何か久しぶりで〜す。忘れてました。はい。
じゃあ書きま〜す。読んでる人はコメくださいね〜〜♪



3−4 決意の日


「どうしたの?」
・・・・なんだ?
これは・・・夢?
いや・・・自分の・・過去・・・か。

「お前。だれだ?」
これは・・・俺が捨てられていたときの話か・・・

「え?わたしの事知らないの?わたし三戸姫。この国のお姫様だよ?」
「・・・・しらない。おれ、捨てられたみたいだし・・・」
「ええ!?捨てられちゃったの!?・・・というか・・なんでそんなに冷静なの?」
「さあな。おれだってわかんねえよ。もう疲れたんだ。」
「ふうん。・・・・死んじゃうの?」
「かもな・・・」

あの時、お前はすごく悲しそうな顔で俺を見たな。
俺を・・・哀れんでくれたのか?
誰からも見捨てられた俺を。

「じゃあ・・・来る?おしろ。おしろにはこれなくても、他にべっかんがあるはずだし。
しにたく・・・ないでしょう?」

「・・・・・・・・・・・・ああ。」

おれは、あの時、死ぬのが恐かった。
本当に、泣きそうだった俺を、三戸姫は優しく抱きしめた。

「いのちは、そまつにしちゃいけないって、お父様は言ってた。だから、いこう?いきて、幸せになろう?」
「・・・・ああ。」

俺はそっけなく返事をしたけど、三戸姫は、笑って城に連れて行ってくれた。
そのときに、俺は誓ったんだった。




一度助けてもらった命を、次は三戸姫のために使おう。と。
命を掛けて、あいつを守ってみせると。

70 ◆F4KXl3vbck:2008/11/16(日) 08:38:07 HOST:u139.d020063119.ctt.ne.jp
いや〜久しぶりの更新。




3−5決戦

「わが軍も残り少ない・・・それでも・・・戦うか。同志たちよ。」
「「「「「はい!!」」」」」
「それでは・・・いざ!!出陣!!!!!!」
「「「「「オーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」」」」」

そういって、われわれは走り出した。
風のように、馬に乗って駆ける。





黒い、波




「・・・・・妹の城なんかに・・・負けるものですか・・・」

そう、三木姫はつぶやいた。

71u:2011/03/20(日) 15:34:03 HOST:p4041-ipbf205aobadori.miyagi.ocn.ne.jp
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