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君と僕。 オリジナル小説
44
:
夢月
◆3gue1io61k
:2008/06/21(土) 12:26:51 HOST:p2118-ipad08fukuhanazo.fukushima.ocn.ne.jp
「・・・ゆっきー・・・ゆうたん・・・。授業、始まったよ・・・?」
「どうしようね。」
「このままサボっちゃう?そこは悠太に任せるよ。」
「じゃあ、サボるということで。」
そう言って、双子はゴロゴロし始めた。
「えっ、いいの?サボっちゃって・・・。」
「大丈夫、大丈夫。言い訳は考えてありますから。」
(※良い子はサボっちゃいけません)
――数分前の春
「松岡、浅羽はどうした。」
「ゆっ・・・悠太く・・・浅羽さんは・・・えーっとー・・・具合が悪くなって・・・。」
「そうか。じゃあ、授業を始めるぞ。」
「(よかったぁ〜・・・。)」
――春と同じく数分前の要
「塚原、浅羽と橘はどうしたんだ?」
「あー・・・あの2人は、『腹痛い』って言ってました。そのあとは分かりません。」
「そうかー。まぁ、大丈夫だろ。それじゃあ、授業始めるぞー。」
「(ったくー。あいつらぜってーサボりだな。)」
「いやぁ、今日は本当に暑いんだけど。」
「ちょっと今は5月って気がしないよね。もう、プール入れるんじゃない?」
「あぢー。かなりあぢー・・・。」
「暑いって連呼してるとかなり暑さが増すよ?てか、やっぱり暑いよね。」
「ゆっきーも言ってるじゃん。てか、ゆっきー・・・。あなた長袖だもん暑いじゃん。まくったら?」
確かに・・・。長袖なのに暑いと言ってるのはおかしい。
「だって・・・まくるの面倒なんだもん。」
「面倒って・・・。」
「まだ授業終わんないの?かなり時間経ったよね。」
「あと20分くらい。」
「サボれるのはよかったけど、かなり暑いから寝るに寝れないんだけど。」
授業中でも寝る祐希はここでも寝ようとしていたらしい。でも、祐希ならこの暑さでも寝れるような気がする。
「やっぱり暑いよね。5月なのに8月並の暑さだよ。」
「この暑さはきついものがあるよ。ね、千鶴。」
「祐希、千鶴寝てるよ。」
「だから一言も喋らなかったのか。」
――キーンコーンカーンコーン
「あっ、チャイム鳴った。千鶴はこのままおいとこ。」
「そうだね。起こしちゃ悪いし。」
「お前ら結局サボりかよ。」
「呆れたように言わないでください。逃げ戻った要くん。」
「るっせーよ!!それに呆れてんだよ!!」
「あっ、春だ。」
「ゆっ・・・悠太くん・・・。」
春が急いで来たようだ。
「あっ、春。先生にちゃんと言ってくれた?」
「言いましたよ。先生が深く聞いてこなかったからよかったんですが。」
「ありがとね、春。」
「それでは皆さん。教室に戻りましょうか。」
そう言いながら、ドアを出る祐希。
「千鶴はいいの?このままで。」
「いいの、いいの。寝かせてあげて。」
「そうだ。寝かせとけ。でっかくなるかもな。」
「起こしてあげましょうよ。」
「春は心配しすぎ。大丈夫だって。」
「えっ・・・でもー・・・。」
「はいじゃあ、行きますよー。」
そのあと、千鶴は放課後まで起きませんでした。
《終わり》
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