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物語をつくるスレ 第十五章
過度の下ネタはご遠慮下さい
▼登場人物
僕・・・永遠?の塾生。夢の世界で角界入りし横綱昇進、引退後は親方兼院生
タマ・・・礼文島出身のひよねこ
ペケ・・・元エージェントのタマの弟
クラーク博士・・・タマが尊敬する人物
ドラ・・・知床在住のタマの旧友
礼文島の猫岩・・・タマ・ペケの母猫の化身
前スレ
物語をつくるスレ 第十四章
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/school/5444/1575881332/
物語をつくるスレ 第八章 ※重複スレを第十四章の後に再利用(763から)
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/school/5444/1425132301/
▼その他の登場人物
ミケ・・・タマが一方的にライバル視していたエリート猫。現在は和解。実はニャーイング所属の歌う猫としても活動
イクラ・・・ロシアの猫
ツシマ・・・ヤマネコ。人間やイエネコにも理解を示すことが多い
イリオモテ・・・ヤマネコ。ちょっと気難しい。人間やイエネコに懐疑的なところがあったが、少し変わってきた
イズミン・・・ニャーイング所属の猫界の歌姫。ヒット曲は「負けにゃいで」。タマの憧れの存在。私生活は神秘そのものだがドラと交流があるらしい。
マキ・・・ニャーイング所属の歌う猫。ヒット曲は「にゃ・にゃ・にゃ」
※イズミンとマキは夢の世界でのみ登場
▼慶應キャンパスの猫:いずれも夢の世界でのみ登場。ねこぽっぽに招聘される
ひよねこ・・・日吉の猫たち。体育会系で頭脳戦は苦手
みたねこ・・・三田の猫たち。都会気質で頭もきれる
やがねこ・・・矢上の猫たち。理工系に通じている。今のところ生態は謎。ひよねこはやがねこが苦手らしい
しなねこ・・・信濃町の猫たち。医学系に通じている。知的で冷静沈着。医薬系同士だからかしばねことつながりがある
しばねこ・・・芝の猫たち。薬学系に通じている。変わった性格の猫が多い
芝猫・・・しばねこの中の1匹。牛乳瓶の底のようなメガネをかけ、試験管を振っている。パソケーキ作りに没頭。酔うと1人で暴走する
柴猫・・・しばねこの中の1匹。丸底フラスコを振っている
えすねこ・・・SFCの猫。ITに通じている。あまり姿を見せず、ネット上の掲示板に書き込みをするのが好き。台詞のひらがな部分がカタカナ
▼ペケと愉快な仲間たち:夢の世界にも現実の世界にも存在するらしい
使い・・・猫のような生き物。某住宅メーカー勤務? 一度死んだが復活?
カンダタ・・・猫。猫のような生き物の仲間。ペケは仲間と認めていないが行動をともにしている
ペケティ・・・トマ・ピケティにちなんでペケが命名した猫
ペケポン・・・野良猫だったがペケティに命名され信者となった
キョロ・・・鳥。正式になかまたちの一員となった。しゃべらない
▼その他
パディ・・・正式名称はパディソトソ。熊のようだがぬいぐるみのようでもある。時々ペケをボコボコにする
ペケノパイセン・・・ペケのパイセン。洋書選びを指導するモンゴルのマヌルネコ。基本しゃべらず筆談が中心
※
ねこぽっぽは夢の世界のねこカフェで、
ひよねこ以下、各キャンパスの猫も夢の世界でのみ存在が確認されているが、
タマは現実の世界でも北海道にねこぽっぽを開業。ドラに任せている。
北海道のねこぽっぽの従業猫はまだ存在が明らかになっていない。
604: 名無しの塾生 :2019/02/22(金) 13:09:24
タマは北海道に無料のねこぽっぽを開業することにした。
数年間に及ぶ夢の世界で経験したことを現実世界に具現化していくつもりであつた。
605: 名無しの塾生 :2019/02/22(金) 15:10:25
ペケ「もちつけ」
606: 名無しの塾生 :2019/02/22(金) 19:29:01
タマはドラにねこぽっぽ開業の趣旨を伝え、いっさいの手続きを任せることにした。
607: 名無しの塾生 :2019/02/22(金) 21:17:18
ドラは知床の玄関口である知床斜里駅にねこぽっぽを開くことに決めた。
前スレからやってきたペケは慎重に辺りを見回した。
ペケは丸善日本橋で万年筆を買った。
ペケは京橋2丁目店の上島珈琲で食事した。
ペケ「京橋ってのは静かな銀座って感じやね」
それを聞くとなかまたちもゾロゾロとやって来た。
もちろんキョロも一緒だった。
キョロは表情ひとつ変えずにテラス席で食事をしながら街の景色を眺めていた。
そこにペケノパイセンもやって来た。
京橋の上島珈琲でなかまたちは万年筆で何か書き出した。
ペケはペリカンの万年筆で英作文の練習をした。
なかまたちもそれに続いた。
しかしキョロは鳥さんのせいか万年筆を持てなかった。
しばらくすると、キョロはねこぽっぽまで歩いて行きチャイムを鳴らした。
キョロはおもちゃの缶詰をタマに渡した。
タマがおもちゃの缶詰を開けると、
中からミニチュアサイズの芝猫が出てきた。
芝猫は試験管を振っていた。
しかしよくよく見ると、その芝猫はおもちゃであった。
ペケは通行人に話しかけてみた。
ペケ「初めましての人ははじめまして。そうでない人もはじめまして」
ペケの挨拶の仕方はYouTubeでの
元筆記具専門店スタッフえもちゃんねるの動画の人の喋り方を真似たものだった。
(それはひょっとしてギャグでやっているのか・・・?)
カンダタとペケティは思ったが、何も言わなかった。
ペケは抹茶アイスを食うと、再びテラス席に着いて人間観察を行なった。
ペケはYouTubeで武富士のCMを見ていた。
ペケ「【なつかCM】武富士ダンサーズCM3本続けてどうぞ!!で検索して、
0:35から0:51までの音楽でGo!Go!Go!と言ってる人に興奮するわ」
ペケ「これ歌ってる人に、このリズムで金借りて欲しいんですか?と質問して、ついでに
「君には夢はあったのかな。その夢は叶ったのかな」と聞いてみたい」
ペケ「要は世の中ってこのノリで、なんだかよくわからないけどウキウキするわで、
金を落とさせる仕組みになってるんだと思う。こも裏で歌ってるGo!Go!Go!っておっさんのノリ、
『はよ、金借りに行け、Go!Go!Go!って言ってるんだろうね」
ペケ「電車に乗ってると、アコムとかアイフルとか、やたらと可愛くて美人の人が広告に出てるけど、
金借りるとあんな感じの人達が「気が乗ったら返してね♪」って感じで電話してくるんだろうか」
ペケはアコムや武富士のティッシュを駅前でもらうと、なぜコンタクトレンズの宣伝は紙ペラで、
金貸はティッシュを入れるだけの余力があるのか、このティッシュ代は誰が払ってるのかと考えるのであった。
そしてティッシュ配りがちゃんとティッシュ配ってるか監視してるカラスのバイトはどこにいるのか、
そしてカラスがちゃんと仕事してるか見張るフクロウはどこにいるのか、さらには
フクロウがちゃんと仕事してるか見張るバードウォッチャーはどこにいるのか、
辺りをキョロキョロするのであった。ペケはなぜ自分はこんなキャラになってしまったのか、
またタマさんとパディさんに疎まれるのではないかと心配して5キロ痩せた。
ペケ「バードウォッチャーの上にはキョロちゃんがいるんだろうな」
ペケはそう自分に言い聞かせ納得した。
なかまたちはペケの鋭い分析に感銘を受けた。
ペケは気分が良くなったので武富士のCMの音楽を喫茶店でかけながら、
テラス席で通行人の前でGo!Go!Go!と歌った。
ペケ「三越日本橋に行ったけど、天女像は凄かったけど、
あとは伊勢丹の方がいい気がする。慶応閥でおかしくなったって聞くけど、
なんかわかる気がするわ。実用品が全然売ってなくて、高級な家具か、
装飾品か化粧品ばかりだった。あとはレストラン」
ペケティはペケの発言を聞いてメモを取っていた。
ペケはペケティの頭を撫でてあげた。
その様子を見ていたペケポンは
逆らうほどに打ちのめされて傷口ばかりが増えたとしても
牙を抜かれた獣にだけはなりたくないと思った
それを知ったペケは、ペケポンの頭も撫でてあげた。
ペケは器が大きかった。
カンダタと使いは拍手をした。
ペケ「照れまんがな」
ペケはうつむきながらダルシムの真似をした。
ペケ「ヨガ、ヨガ」
3か月間ものすごくがんばったのに全くうまくいきませんでした
もう5日〜1週間くらいグダグダ過ごしています
どうしたらいいですか?
ペケ「何がうまくいかなかったのか、分からないぞ」
起業です。
ペケ「副業でやってるのかね。それとも本業かね」
本業です。
ペケ「サラリーマンは辞めたのかね」
やめました。
ペケ「起業がうまくいくか確かめてから辞めた方が良かったと思うのだが」
そうですね、でも今さら遅いですね。
ペケ「頑張って生きるんだ」
もうだめぽ
ペケ「すずめの子、負けるな、なかまたちここにあり」
ペケ「痩せ蛙だった。訂正ね」
ペケ「ちなみに、どんな業種で起業したの」
タマはドトールにいた。
タマはサロマ湖に行ったときのことを思い出していた。
「この夕日、持ち出し禁止です」
ドラ「そんなことあったっけ」
ペケはティムホーワンで食事した。
なかまたちも集合し、
ベイクドチャーシューパオを食べた。
ペケは華麗にアメックスで支払った。
タマは子供のころ、母親に連れられてサロマ湖に行った。
そのとき見かけた看板に「この夕日・・・」と書いてあったのを覚えている。
そしてその後、知床に行ってドラと出会ったのであった。
ペケは緊急事態宣言が8月22日まで続くと知って疲れが出た。
タマは北海道に行くことを決めた。
ペケは夏風邪を引いたので腹に優しい蒸しパンを食べた。
ペケはペリカンのスーべレーンM300にインクを吸入させていた。
ペケ「ぐっ。しびれるぜ」
タマは女満別空港に着いた。
タマはサロマ湖をめざした。
ワッカ原生花園と呼ばれる場所にその看板はあった。
そこにはハマナスなどの花々が咲き乱れていた。
タマは夕暮れのサロマ湖に佇んだ。
ペケは新宿東口の猫が気になっていた。
タマは幻想的な光景を目の前にしながら、何を考えるでもなく、
言葉を発するでもなく、ただ堪能していた。
そこには過去も未来もなく、時の流れすらない。
永遠の今という瞬間が広がっているだけであった。
大空と大地の境界もなければ、タマの肉体と精神の境界もまた消滅していた。
日没後は大いなる大地を覆い尽くす満天の星空に抱かれ、タマは静かに眠った。
ペケ「起きろ、コラ」
ペケはタマの顔面をゴム毬で叩いた。
タマは北海道にいる。
ペケは東京でタマと違う猫をたたいていた。
ペケはその猫と一緒にティムホーワンに行った。
突然のゲリラ豪雨でペケは慌ててビルの中に避難した。
翌朝、目を覚ましたタマは知床斜里駅のねこぽっぽに向けて出発した。
途中、原生花園駅でいったん下車した。
そこは小清水原生花園と呼ばれる場所である。
ここにもたくさんの花が咲いているのだ。
タマはゆっくりと散策した。
そのねこぽっぽはドラに任せている店舗である。
夢の世界ではない、現実世界にある唯一のねこぽっぽだ。
そこにはどのような猫がいるのだろうか、タマは心が躍った。
タマは知床斜里駅に着いた。
「ようこそ」
ドラが笑顔で待っていた。
タマの心に一抹の不安がよぎった。
しかしそれは杞憂であることを願った。
ペケはエビ餃子を食べた。
かつて知床には有名な猫がいた。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%81%AE%E6%BB%9D%E3%81%AE%E7%8C%AB
ペケ「ノラっていうのか」
ペケはノラにザオラルを唱えた。
ペケは最近はYouTube でウサギのもふもふした動画を見るようにしてた。
タマはドラとともにねこぽっぽに向かった。
ペケは疲れていた。
ねこぽっぽはきれいに掃除をされていた。
ペケは新宿の猫カフェが気になっていた。
タマはねこぽっぽに入ると、そこで働いている猫を見つけた。
それは猫背の猫であった。
タマはドラの了解を取って猫背の猫に話しかけた。
「ネェ」
猫背「なんですか」
タマ「ねこぽっぽは楽しいですか?」
猫背「楽しいですよ。いろんなお客さんが来ますし」
タマ「どういうきっかけでねこぽっぽに来たのですか?」
猫背は返答に窮した。
猫背のようすを見たドラが割って入った。
ドラ「タマ、お話はこれくらいにして、店の中を歩きましょう」
猫背「私が紹介しますよ」
タマ「おながいします」
猫背「こちらが厨房です」
タマ「そうですか」
猫背はねこぽっぽの人気ナンバーワンメニューである
コーヒーゼリーを作り、タマに差し出した。
タマ「ありがとうございます。ちなみに、他の従業猫はいますか?」
猫背「今日はお休みです」
タマ「そうですか。ちなみに私のことを知っていますか?」
猫背「知ってます」
タマ「それはよかったです」
タマはドラの方を向いた。
あとはドラが案内した。
タマ「ドラよ、きょう出勤していない他の従業猫はどんな感じかね?」
ドラ「テレワークだよ」
猫背「テレワークを応用して、夢の世界にあるねこぽっぽの猫も呼び寄せることができます」
タマはそれを聞いて安心した。
タマはイズミンも呼び寄せられないのかと思ったが
それを言うとオーナー権力の私的利用すなわち濫用
であるとドラに怒られそうなので言い出せなかった
ドラ「できるよ」
タマ「しかし、それをやるわけにはいかない! いかないのだッ!」
タマは自分を律した。
タマ「さて、売り上げの方はどうなっているのかね」
ドラ「月に50万くらいかね」
タマ「利益はどれくらいですか」
ドラ「30万円くらいやね」
タマ「いい感じやね」
タマは持参していたミロを飲んだ。
ドラはねこぽっぽ製のミロを手渡した。
タマはそのミロを一口のみ、残りは持ち帰りゆっくり飲むことにした。
そのミロ美術館は猫背が厨房で高速で作ったものだった。
訂正 そのミロは猫背が厨房で高速で作ったものだった。
タマはドラと猫背にあいさつを済ませ、知床を後にした。
このあとは礼文島の猫岩と札幌のクラーク博士を訪問する予定だ。
ペケ「アマゾンプライムで三島由紀夫と東大全共闘が見れるよ」
ペケはネットからファイザー製を予約した。
ペケ「猫も打つからな。でも副反応のニュースが増えたら考え直すわ」
ペケは夏バテ気味であった。
タマの頭上には、満天の星空が広がっていた。
手に届く宇宙は限りなく澄み渡り、タマを包み込んでいた。
タマの元にガーリック味のフランスパンが届いた。
猫背からだった。
タマは礼文島行きのフェリーに乗り込んだ。
頬を撫でる潮風に向かい合ったタマは、時折ヒゲについた塩分を手(前足)で拭き取り、
来し方行く末に思いをはせつつ、自分が存在できるのは今この瞬間であることを改めて自覚した。
タマは礼文島に着いた。そして母猫の化身である猫岩の前に立つと、
ねこぽっぽでもらったミロとフランスパンの一部を供えた。
猫岩「あなたは自分がいいと思う通りに生きればいいのよ」
タマは猫岩の言葉を心に刻み、礼文島を後にした。
次に向かうは札幌である。
かつてのタマは「ママン・・・」とつぶやいていたが、
そこには過去のタマはいなかった。
前を向いて歩み続ける猫がいた。
ペケはカフェベローチェに向かった。
タマは羊ヶ丘を目指した。
クラーク博士と対面したタマは、ここでもミロとフランスパンをお供えした。
タマはクラーク博士のお言葉を待った。
クラーク博士「タマ君は猫と人間の架け橋になれているようだな」
タマ「微力ながら精進しております」
博士「これからもタマ君の成功を祈っておる」
タマ「ははーっ、ありがたきお言葉を賜り恐悦至極、このタマ、この上なく幸せに存じ奉ります」
その頃、猫背が暑さで倒れたとの一報が入ってきた。
タマはドラに状況を確認した。
猫背はウェットティッシュで体を冷やしてもらってるとのことであった。
タマ「私がそっちに行く必要はありますか?」
ドラ「ないようです」
タマ「そうですか」
タマは各地を見物しながら東京に戻ることにした。
ペケは仕事が詰まっててイライラしていた。
ペケ「もきもきぃぃ」
ペケ「昔、塾に伊藤君って椰子がいてね、シャーペンで自分の指を刺して、
『いた、いて、イトゥ』って言ってんだわ」
なかまたちはすぐにメモを取り出した。
タマ「やはり私たちの国は残念だけれど何か、大切な所で道を間違えたようですね」
そこにペケノパイセンがやってきて、サササッと何か紙に書いた。
つ「コマカイコトハ、キニスルナ」
タマはペケノパイセンが命令口調だったことにいらだった。
ペケ「距離を縮めようとしてるんだよ。丁寧語だとかえって失礼だと思ったんだろう」
タマはそれを聞いてペケノパイセンを許してやることにした。
ペケノパイセンはすかさずサササッと何か紙に書いた。
つ「ほっとした」
タマ「まあこっちも悪かったよ」
そういうと、ドトールのミロの30円割引券を渡した。
タマは過去にペケノパイセンがねこぽっぽに来るかもしれなかったが
そっけなくあしらってしまったことで少し申し訳ないことをしたと思っていた。
今回の和解でそれを水に流すことができた。
158: 名無しの塾生 :2018/08/27(月) 22:31:29
ペケノパイセンはぽっぽに出向き、紙ではなく直接話しかけた。
ペケノパイセン「こんばんは」
159: 名無しの塾生 :2018/08/27(月) 22:36:47
しかし、タマが不在だったため、今日は引き取るように言われた。
ねこぽっぽは満員で、これ以上猫1匹入ることすらできなかった。
160: 名無しの塾生 :2018/08/27(月) 23:02:57
ペケノパイセンは重い足取りでトボトボと雨の中を帰って行った。
ペケノパイセンはさっそくドトールに向かった。
が、肝心のミロをメニュー表で見つけられないでいた。
タマ「ミロはわたし専用の裏メニューだ。合言葉を店員に言えば買えるよ」
タマはペケノパイセンに合言葉を教えた。
ペケノパイセンは合言葉を書いた紙を店員に渡した。
店員からミロが差し出された。
ペケノパイセンは紙に書いた。
つ「アリガト」
ペケノパイセンはミロを飲みながら外を眺めていた。
街中でスケボーで走る若者が増えたことに気づいた。
ペケノパイセン自身も、スケボーに乗って移動できたら楽だな、と思った。
ペケノパイセンは突然スケボーに乗りながら紙に何か書き出した。
つ「バランスガムズカシイワ」
ペケノパイセンはバランスを崩して倒れた。
起き上がると目の前にペケが立っていた。
ペケ「おいらはスケボーに乗りながら字を書くことはしない」
ペケ「人生は、何でもかんでも欲張っちゃ倒れるんだ」
タマ「ペケノパイセンはペケのパイセンなのに、なんでペケはため口なんだろう」
ペケ「細かいことはいいんだわ」
ペケノパイセンは走ってなかまたちに帰った。
なかまたちはペケノパイセンを温かく迎えた。
つ「シャワーアビテ、ネル」
ペケノパイセンは部屋に帰って行った。
ペケ「インドって10億人以上いるのになんでメダルの数が少ないんだ」
タマはドトールを飲んだ。
ペケはそのままベローチェに行き、
慎重にシャバの情勢を見極めた。
コロナの感染者数が増えてることにペケは不安を覚えた。
タマは本質を見ていた。
ペケ「おねえちゃんの目には一体何が映ってるんだろう」
僕の部屋が開設され後援会の募集も始まったので
タマはねこぽっぽとして登録することにした。
タマは座禅をしながら法悦に浸っていた。
ペケ「タマさんはワクチンは打つんですか」
タマ「猫がワクチン打つなんて聞いたことないですね」
ペケ「それでもおいらは打つわ。新たな変異株が出てくるかもしれないし」
外ではセミが鳴いていた。
ペケは蝉の真似をしたくなったので木に登った。
他のセミたちと一緒に鳴いた。
ペケ「ミーンミンミンミンミンミンミンミーーーー」
なかまたちは心配そうに見ていた。
ペケは暑さで木から落ちた。
ペケはなかまたちによって搬送され、涼しい部屋に寝かされた。
そしてペケは頭がどうかしてしまったのではないかと議論された。
ペケはセブンイレブンの水ようかんを食べると元気になった。
水ようかんで完全復活を遂げたペケはネコトークを始めた。
ペケ「最近は男なのか女なのか分からない椰子が増えた。歌舞伎町のホストクラブの宣伝カーに載ってる男性ホストの顔を見ると、殆どが男なのに口紅までしてる」
ペケ「思えばガクト辺りから怪しくなったよ。作り物のような顔で気持ち悪かった。
そしてローランドとかいう男で決定的になった。口紅までしてる。美かわとマツコは
ネタでやってるからまだわかるんだが、ローランドは男が女性化してることをはっきり
示すバロメーターだよ。あれがオカマへのハードルを下げた。昔は石原裕次郎みたいなゴリラ
のような椰子がスターだった。バナナをいっぱい取ってきてくれそうで、戦後の貧しい日本では
頼もしい感じがした。しばらくしてSMAPが現れて少し女性化した。さらに嵐が現れて小猿みたいになったね。
文化が成熟した国では女性らしい男がモテると言われてるが、男が口紅までしだすのは病的だよ。
今度は美容整形で胸まで大きくしようとしだすんじゃないか」
なかまたちは大きく頷く、メモを取り出した。
ペケはついでに北のミサイルマンのようにレベルの高い刈り上げにした。
なかまたち「蝉の真似をするペケさんは、原始的で、
女性化した社会には馴染めないのでしょうか」
ペケ「それはある。そこ、テストに出るからな」
なかまたち「北のミサイルマンの周囲にいる人たちは、
必死にメモをとってますが、どうしてでしょうか?」
ペケ「それをすると刈り上げの機嫌がよくなるからだ」
なかまたち「あの調子でいくとメモだらけになると思うのですが、
昔のメモはどうするのでしょうか?」
ペケ「刈り上げが忘れた頃にシュレッダー行きだろ」
タマはカフェインを摂取しすぎた。
ペケ「カフェインを取りすぎると下痢になるよ。利尿作用もあるし」
タマ「やはりカフェインの少ないミロがいいな」
タマはドトールでミロを飲むことにした。
タマは合言葉として不思議な踊りを踊った。
店員はミロを出した。
この物語ではいろいろなキャラクターが不思議な踊りを踊っているが
実はその元祖はタマなのであった。
タマはめったに踊らないが、その踊りを見た者は全てタマの言うなりになるという。
それゆえタマ自身は踊りを封印しているのであった。
店員はそんな細かいことは気にせず、
フラダンスを踊り始めた。
タマは自分の本性を知らせるわけにもいかないのでそれでいいと思っていた。
店員は相変わらずタマの前でフラダンスを踊っていた。
タマはミロを飲み終えて店を出た。
タマは、なぜ店員が躍っているのか理解できなかった。
タマの前では不可思議な現象が起きるのであった。
タマはドトールの店長に連絡し従業員への教育をしっかりするように伝えた。
店長は生返事だけし、従業員と一緒にサッカー観戦した。
後日タマのもとにミロ引換券が届いた。もう合言葉は不要とのことであった。
ペケ「新宿ルミネって行ったことあるけど、密閉空間に人がわんさかいるとこだったわ。
クラスタが発生してもおかしくないわ」
ペケティ「いつ行ったのですか」
ペケ「2ヶ月前やね」
ペケティ「何か買ったのですか」
ペケ「歩いただけだわ」
ペケティ「不要不急の外出ですか」
ペケ「せやな。細かいことは気にせんで」
ペケティ「承知しました」
ペケ「新宿伊勢丹も一部店舗を休みにするらしいな。
今までの休業してイメージを守ろうとしてたのはなんだったんだろう」
ペケノパイセンはnoteを開設し、洋書の選び方について発信することにした。
ペケは早速noteを覗きに行ってみた。
内容は良かったが、カタカナで書かれているので読みにくかった。
ペケ「パイセンも一皮むけてほしいね」
タマもねこぽっぽについてnoteで発信することにした。
IT担当のえすねこに任せた。
ペケは早速noteを覗いてみた。
とりあえず地図だけがあった。準備中のようである。
ペケ「やる気あんのか」
タマ「いざ書こうとすると何から書いていいのかわからないなあ」
タマ「パリオリンピックのサーフィンってタヒチでやるらしいな」
ペケ「味があっていいわ」
タマ「実況の『真夏の大冒険』というのはC級映画っぽいね。
『おかしなおかしな大冒険』みたいな」
そこにカモノハシがやって来た。
茶トラのマンチカンもやって来た。
2匹はサーフィンに乗りはじめた。
そして海の向こうの遠い国に向かって去っていった。
タマはカフェインレスコーヒーをアイスにして飲んだ。
ペケはサイドビジネスでやってるヤフオクの出品が少し遅れ気味なのを焦っていた。
ペケ「1週間後を締め切りに設定してるけど、コロナとか台風の低気圧とかで
体調不良にならないかと少し不安になるね」
タマ「転売は肉体労働だから大変ですなあ」
ペケ「カラダが資本だ。小田急線のサラダ男もカラダ狙いだろ」
タマは修行でパン工場でバイトを始めた。
タマ「パンパンスパパン、パンスパンパン、パンスパンパン、パンスパン♪」
タマは単純作業で頭がおかしくなってしまった。
タマは肉体労働ではなく頭脳労働が向いているのであった。
タマはペケによってワードプレスでHPを作成する係に任命された。
ペケ「おねえちゃんの大好きな頭脳労働だよ」
タマ「私はあなたに仕事を命じられる立場にはありません」
タマは頭脳プレーで切り返した。
ペケ「ただ拒否するだけで頭脳プレーっていうんだろうか」
タマ「こまけえこたあいいんだよ」
ペケ「すみませんでした」
タマはペケを寛大な心で許すことにした。
ペケはレベルアップした。
タマはペケの成長を見守っている。
タマは気温が低いので上着をはおった。
タマは再始動の準備を始めた。
ペケ「バザールでござーるー」
ペケ「バザールでござーるー」
ペケは胃腸炎で苦しんでいた。
タマはマルクス・ガブリエルに興味を持ち始めた。
ペケは少しずつ回復していた。
セブンイレブンの水ようかんと杏仁豆腐でしのいだ。
なかまたちはまごまごしている。
タマ「高校アイスホッケー大会で100人以上のクラスターが発生したのか」
ペケはそうめんを食べながら慎重にシャバの情勢を見極めた。
タマもそうめんを食べた。
タマのそうめんには練り物が多く乗っている。
練り物を食べ終えたタマは決心した。
タマ「ワードプレスをやる。ワタシはもう逃げない」
タマはえすねこを召喚し、みっちり指導してもらうことにした。
ペケ「function.phpはいじるとブログが真っ白になって大変なことになるから、
いじらない方がいいよ。ワードプレスを使ってる人はみんな真っ白になる恐怖を
何度も味わってるのだ。そしてそれを乗り越えてきたのだ」
タマ「ありがとう。その言葉を肝に銘じて、がんばるよ」
タマはペケに感謝の念を抱いた。
そして素晴らしい弟を持ったことを誇りに思った。
タマはワードプレスのテーマを慎重に検討した。
ペケ「テーマならtwenty tenがいじりやすい。おいらはここで勉強した」
http://mellow.official.jp/blog/archives/3370
タマ「なるほど」
早速インストールしてみた。また有料のテーマも検索した。
ペケ「白金高輪の硫酸男の動機が知りたいわ」
ペケ「タメ口で根に持って硫酸かけるとか、やばいわ。
報道されてない悪口を言われたんじゃないか。ピザ男とか」
ペケ「人生ってのはディテールが大事やね」
ペケ「寒くてイライラするわ」
ペケ「このハゲ~~!!って言われても、うつむき加減で、
じっと黙って耐えながらレコーダーで録音してる矢沢永吉の夢を見たわ」
ペケ「サラダ男に硫酸男にツルハシ男か。次は何男が出てくるんだ」
ペケは終わりゆく夏を眺めながら、ZONEのsecret baseを聴いていた。
ひよねこ「出雲大社は正式には「いずもおおやしろ」と読むのだがな。」
217 :名無しの塾生 :2021/09/07(火) 20:37:31
出雲大社
218 :名無しの塾生 :2021/09/08(水) 19:44:23
シャンゼリゼ
ペケ「細かい椰子だ」
ペケは実は日大の田中英寿理事長に憧れていた。
ペケ「勉強なんて東大に任しときゃいいんだよ。こっちは数と喧嘩じゃ負けねんだから」
タマ「WordPressの使い方を一通りわかったぞ」
えすねこの指導を受け、タマはレベルが上がった!
ペケの>>237 のオファーがあればいつでもできる状態になった。
ペケはタマをHP作成大臣に任命した。
ペケのもとに請求書が届いた。
ペケ「おい、ピザ。出番だ」
請求書の送り主のところに日大の理事長が押しかけていった。
ペケは理不尽であった。
請求書の送り主はペケポンであった。
タマはペケから仕事を請け負ったので、
請求書の送付をペケポンに頼んでいたのだ。
ペケポン「タダでいいよ」
ペケは不思議に思った。
なぜねこぽっぽのHP作成の請求書がなかまたちにいるペケポンから送られてきたのかと。
ともあれHPは無事に納品された。費用はペケポンが立て替えてタマに支払った。
それを見たなかまたちも少しずつカンパした。
突然HPは真っ白になり、タマは寝込んでしまった。
タマはねこぽっぽを売却して賠償資金にあてることを検討した。
ペケ「真っ白になっただけで顧客にダメージいくのかね」
タマのプロフェッショナル魂に感銘を受けたなかまたちは、
HPを復旧させた。こうしてねこぽっぽは売却をまぬかれた。
なかまたちは大政翼賛会のようにパチパチと拍手を送った。
ドラ「シュールですね」
タマはミロを飲んで深い眠りについた。
ペケは喫茶店でNiall FergusonのDoomという新刊本を読んだ。
ペケ「Wordpressは難しいと思うけど、これを作り出した人はさらに難しい世界から始めた。
プラグインすらなかった。さらにWindowsというOSすらないとこからWindowsを作り出した
ビルゲイツはさらに難しい世界で戦ってたことだろう。大前研一はゲイツのことを、
『NASAが捕獲した宇宙人』と呼んだが、まんざらでもない」
タマはSummerを聴きながら、終わりゆく夏に思いをはせるとともに
幸福で輝きに満ちていた昭和の夏に郷愁を抱くのであった。
タマ「あの頃は最高気温33度で暑い暑いと言っていたものだ」
ペケはYouTubeの「短足マンチカンのプリン」という茶トラの猫にハマっていた。
ペケ「なかまたちのメンバーに入れたいわ」
ペケ「もまいをなかまたちの一員にする」
マンチカンは喜んだ。
しかし多忙なマンチカンがなかまたちに来ることは考えにくかった。
これには何かあるとなかまたちのメンバーは勘ぐった。
カンダタ「俺の嗅覚はダマされないぜ」
ペケティ「経済学的に考えても無理がありますね」
ペケ「動画では暇に見えるんだが」
ペケティ「演出です」
ペケは本当にマンチカンが演技で暇そうにしてるのか
動画で見極めることにした。
多忙かどうかは分からなかった。
ただマンチカンは今の生活に満足しているので、新しいことをする必要はなかった。
ペケティ「マンチカンが無名のなかまたちとかいう団体に迎えられて喜ぶことは考えられない。
たとえ本当にそうだとしても、おそらく偽物だろう。」
タマはイズミンの歌がサブスク解禁となったことを知った。
新宿駅前には巨大3D猫とともに「負けにゃいで」というイズミンのヒットナンバーが記されていた。
ペケはマンチカンがなかまたちに振り向くまで待つことにした。
タマはイズミンの歌声を聞いて幸せだった。
ペケ「タマさんはずっと夢の世界をさまよってる感じですね」
ペケは都庁の厚化粧のパフォーマンスだけの会見に飽きていた。
ペケはなかまたちを集めて会議を開いた。
ペケ「もまいら、ハロウィンで暴れろ」
なかまたち「えい、えい、おうーーーー」
なかまたちの猫が一匹、屋根の上に登り始め、
遠くを双眼鏡で観察し始めた。
「嵐がくるぞおおお」
なかまたちの猫たちは一斉にサナギになった。
タマは嵐が過ぎ去るまで夢の世界に行くことにした。
タマは煌めく瞬間に捕らわれて夢中でいたいと思った
「後悔する、素敵じゃない」
実はサナギ達は一瞬の合間を縫って牛タン弁当を食べていた。
そして再びサナギとして閉じた。
実はねこぽっぽのメンバーがサナギの周辺に立って
悪い奴がサナギに近づかないように警備していた。
牛タン弁当はぽっぽメンバーからの差し入れだった。
嵐は去り、なかまたちはサナギから出てきた。
それを見たねこぽっぽのメンバーも三三五五散っていった。
ペケはマンチカンの動画を見た後、カフェベローチェに向かった。
そしてなぜぽっぽメンバーがサナギたちの警備をしてたのか疑問に思った。
なかまたちは菓子折りを持ってねこぽっぽに御礼に訪れた。
なかまたちはそのまま店でじっとしていた。
せっかくなのでなかまたちはねこぽっぽの体験研修に参加した。
なかまたちはどんな研修が始まるのかとワクワクしていた。
そして、研修がはじまった・・・!
なかまたちはじっと待っていた。
研修担当講師が現れた。
なかまたちはパチパチと拍手した。
担当講師が質問した
「あなたがたはこの講習で何を得たいと思っていますか?」
なかまたち「コロナ禍での思いやりを学びたいです」
担当講師「素晴らしいです」
こうして、門外不出の研修が行われた。
その内容は、今後のなかまたちの行動で示されることになる。
なかまたち「ありがとうございました」
なかまたちの目はきらきらと輝いていた。
なかまたちは再びカフェベローチェへと旅立っていった。
なかまたちは研修担当講師の発言を思い返していた。
というのも、内容は今後のなかまたちの行動で示されることになる
という締めくくりが妙に気になっていたのだ。
カンダタ「ハードルが上がっただけのような気がする」
タマはねこぽっぽで月見をすることにした。
タマ「明日は天気が悪いそうなので」
なかまたちは研修担当講師に習ったことを実践すべく、
タマのところにマックの月見バーガーを10個買ってきた。
タマ「キミたちは研修で何を学んで、月見バーガー10個を買ってきたのかね?」
なかまたち「細かいことは気にせず相手を思いやりなさいと習いました」
タマは激怒した。
タマ「何もわかっちゃいないね!」
なかまたち「…」
タマはねこぽっぽのメンバーとともに水道橋に行き
猫たちに月見バーガー10個を与えた。
タマ「ねこぽっぽの新しいメンバーになってください」
水道橋猫「いいですよ」
タマ「ありがとうございます」
水道橋の猫とは、数年後に慶應歯学部になる猫である、ねんのため。
タマは自分自身のことよりも、多くの人や猫の役に立つことを考えていた。
そのため、わざわざバーガーを10個もタマのために買うというなかまたちの
行動は、タマには理解できなかったのだ。そもそもそんなに食えない。
なかまたちはタマから多くのことを学び、ペケのもとに帰っていった。
ペケ「なかまたちが買ったバーガー10個はねこぽっぽメンバーのためだったのにね」
タマ「気温は高いが湿度が低いのでさほど暑くない。風が吹くと涼しいね」
ペケは思わずタマの口の中にバーガー10個を詰め込もうとしたが、
研修担当講師で習ったことを思い出し、寸前でやめておいた。
ペケ「確か、人の口の中にモノを詰め込んではいけませんってあったような」
なかまたちの意図はねこぽっぽの猫たちがタマに伝えておいた。
タマは自分の勘違いを恥じ、なかまたちに陳謝の手紙と月見バーガー20個を送った。
タマ「みなさんで食べてください。いつでもまた研修にきてください」
なかまたちはじっと月見バーガー20個を眺めていた。
ペケポンが1個食べた。
「うめえ。」
ペケはなかまたちのメンバーを数えた。
ペケ、ペケティ、ペケポン、カンダタ、使い、キョロちゃんであった。
ペケ「一人3個以上食わないといかんのか」
ペケ「もまいら気合い入れてけ」
ペケティ「ちょっと待ってください」
ペケティがペケを制した。
「キョロちゃんではなく、キョロです」
カンダタが続いた。
「俺たちゃ研修ででえじなことを学んだ。俺たちだけで食うのはいけねえ。
余った分は世のため猫のために配って回るのがええんとチャイマッカ?」
ペケはいつしかのカワセミとダンゴウオとマンチカンも呼んだ。
そしてボソッと呟いた。
ペケ「お土産で渡したモノと全く同じモノを2倍にして返されるってどうなんだろ」
ペケはカンダタの意見に賛同した。
ペケ「せやな。世のための猫たちに配ってくだされ」
そういうと、なかまたちは盛大にムシャムシャと食べ始めた。
ペケティ「ちょっと待ってください」
ペケティがペケを制した。
「マンチカンは呼んでないですよ。動画で見ただけですよね」
マンチカンだと思った猫は研修担当講師であった。
講師「みなさん、学んだことをしっかり行動に移せているようですね」
なかまたち「はい、先生」
講師が拍手を始めると、なかまたちもパチパチを互いに拍手を送った。
誤)パチパチを
正)パチパチと
そこにねこぽっぽも集まり、パチパチと拍手を始めた。
タマ「ペケは成長したな」
拍手が鳴り止んだ。
みんな疲れていたのだ。
みんな復活して再び仕事を始めた
彼岸ということでタマは諭吉先生のお墓参りに行った。
なかまたちは研修担当講師のマンチカンと一緒に外出した。
ペケティ「それはマンチカンじゃないよ」
ペケ「じゃ何」
ペケティ「研修担当講師の猫です。上のレスを見れば別の猫だとわかります」
ペケ「細けえこたいいんだよ。もまいはマンチカンだ」
ペケがそう言うと研修担当講師のぼんやりとしたよくわからない猫の姿が、
突然はっきりとマンチカンの輪郭を帯びていった。
ペケティ「そうはいかんざき!」
マンチカンはパブリシティー権のうえから使うことができない。
マソチカソならOKということになった。
ペケ「語呂が良くない」
ペケポン「では何かいい名前を考えましょう。マンチカンは使えません」
ペケ「マンチ」
ペケティ「採用」
ペケは安心し、アイスティーを飲みながら娑婆の情勢を見極めた。
ペケティは重大な勘違いに気づいたが、黙っていることにした。
ペケ「黙っててもいいことはないよ」
ペケティ「細かいことなので」
ペケは拗ねてしまった。
ペケポンはニヤリと笑った。
ペケティは真実を話すことに決めた。
ペケは傾聴することにした。
ペケティ
「マンチカンというのは1匹の猫の固有名詞だと思っていました。
そういう有名なユーチューバー猫がいるのかと。まさか猫の種類とは思わず」
ペケはそれを聞いて鼻水が飛んだ。
ペケティはペケのこまけえこたあいいんだよという言葉を待った。
ペケ「拗ねたのが間違いだった」
マンチカンが使えないというのはペケティの勘違いであった。
とはいえマンチカンのマンチということでかえって使い勝手が良くなったという
意見もある。
ペケ「猫の物語なんだから猫の種類ぐらいは分かっててほしいね」
とはいえペケも地球上の猫の種類全部を知っているわけではない。
ペケ「こまけえこたあいいんだよ」
本来この物語は僕が主人公であった。しかし、
ペケのセリフにもあるように、猫に乗っ取られてしまった。
ペケはマンチカンを研修担当講師として迎え入れた。
ペケティは反省して再びねこぽっぽに研修に行った。
ここでなかまたちの第一話が終わり、ドラゴンボールのエンディング曲が流れた。
ペケ「カッケテクールヨ、アクイノモンスター、トンデクールヨ、アクイノエイリアーン」
使い
「正しくは
かけてくるよ、アップル色モンスター
飛んでくるよ、ナッツの香りエイリアン
です」
ペケ「いつからこんな細かい椰子らになったんだ」
ねこぽっぽでの研修がきいているようだ
ペケ「この、アソマソパソパソチ!」
ペケから正義の猫パンチが飛んできた。
ペケ「間違った。この、アソパソマソパソチ!」
タマ「もちつけ(苦笑)」
ペケは餅を食べて眠りについた。
使いは思った。
明らかな歌詞の間違いを指摘ることが細かいことなのだろうかと。
ペケは思った。
使いが喋る時は(・A・)のはずで、「使い」とはならない。
しかし細かすぎる猫たちと一緒にされたくなかったので静かにしてることにした。
使いは思った。
喋ってるわけではなく思っているだけなので顔文字を使うわけがないと。
ペケ「>>392 で喋ってる」
ペケの鋭い指摘になかまたちはパチパチと拍手を送った。
ペケ「照れまんな」
さらに、ねこぽっぽも加わってなかまたちと言い所にペケを胴上げした。
誤)言い所に
正)一緒に
ペケは有頂天になった。
ペケ「ねこぽっぽとなかまたちに栄光よあれー」
楽しかった物語もこれでおしまい。
長い間応援ありがとうございました!
終
制作・著作
━━━━━
ⓃⒽⓀ
そこに短足マンチカンがやってきた。
マンチ「勝手に終わりにされちゃ困るね」
カンダタ「NHKが制作してた割にはブラックジョークとブラックユーモア多い気がする」
新しい物語はマンチカンのマンチが主人公となり、
それまでにいた猫たちは原則として登場しないという設定案が提出された。
ちなみに、NHKとは、「日本法人慶應ちゃんねる」という意味である。
マンチ「湿った設定だ。今まで通りでいい」
ペケも問題視していたように、登場人物が増えすぎているのである。
マンチを入れるのであれば、1匹や2匹ではなく総入れ替えが望ましい。
ドラえもんの声優もそうだった。
という意見が提出された。
ペケ「細けえこたいいんだよ」
なぜ「マソチカソ」は言いにくくて却下したのに、
「アソパソマソパソチ」というもっと言いにくいのは是認しているのかと
ペケに質問書が出された。
ペケ「マンチカンは出現率が高いがアンパンマンパンチはあまり出ないから」
妥協案として、夢の世界の住人は原則として出演しないという案が出された。
すなわち、ねこぽっぽのメンバーを中心とする猫たちである。
ただし、ドラの北海道のねこぽっぽは実在するので別。
それを聞いてマンチカンは逃げ出した。
カンダタ「なんでやねん!」
迷惑をかけてはいけないて思ったようであった。
こうしてマンチは退場し、いつもと変わらぬ日常が戻ってきた。
タマ「わたしもそろそろ引退かと思っていたんだけどねえ」
ミロを片手に嘆息した。
ペケはタマを慰めるためにルノアールに連れて行った。
タマは引退できないことを悲しくもあり嬉しくも感じた
ペケ「タマさんは繊細ですね」
ペケ「辞書を引いても出てこないけど、英字新聞ではよく使われてる表現というものがある。
例えばtakeaway(大事なこと)、double down on(~を強化する)などだわな。タマさんは勉強続けてますか?」
ペケはルノアールでタマに講義をしていたが、
受けが悪いのでアイスココアを飲みながら窓の外の景色を眺めた。
ペケはワクチン2回目の副反応で苦しがっていた。
ペケ「体がダルくてしんどい。副反応つらい」
ペケは完全復活を遂げた。
と思ったら再び下痢になった。
ペケ、大丈夫!?
心配したひよねこや三田猫達がお見舞いにやってきた。
ペケはうずくまっていた。
そのようすをマンチが遠くから見ていた。
マンチは下痢止めストッパーをペケに渡した。
ペケは無事に回復した。
マンチは物語に登場したいと思っているが、登場人物が多すぎるという問題がある。
タマ「わたし、しばらく出ないからいいわよ」
マンチ「・・・」
タマ
「ちょうどイズミンがデビュー30周年なのよね。ニャーイングの臨時スタッフとして
イズミンのお手伝いしたいから、しばらく夢の世界にいくわ」
ということで、マンチが登場することになった。
ペケはマンチのことを認めた。
ペケはマンチをカフェベローチェに連れて行った。
そこにはメンチがいた。
ペケ「メンチって誰だよ」
メンチを登場させるために
ミケが物語を退場した。
ペケ「勝手に物語の設定を変えんなや」
キャラを勝手に増殖させるナレーターはミンチにされた。
ペケも多くのキャラを勝手に増殖させてきたため、やはりリンチされた。
カーンチ!
ナレーターはミンチにされ、粘土のようにコネコネされ、
今度はモンチッチになった。
ペケは逮捕された。
再犯ということでムショにぶち込まれ死刑になった。
しかしそれは夢であった。
ペケとマンチはカフェにいた。
ペケ「死刑になる流れから突然カフェになるのか。適当な椰子で助かった」
マンチ「そりゃ夢だったわけだからね。突然というわけでもなかろうて」
ペケ「そ、そういえば…」
マンチはニヤリと笑った。
マンチは鋭かった。
メンチはメンチカツが大好きな猫だった。
ペケはメンチにカツカレーを差し入れした。
メンチが登場したのでミケが物語を退場することになった。
メンチはトンカツはあまり好きではなかった。
ペケ「物語なのに細かい設定の椰子だ。覚えるのが大変だわ」
マンチとメンチが対面した。
2匹は何をしていいのか分からず、
そのまま眠りについた。
ペケは2匹を西武新宿ぺぺ店のクリスピークリームでもてなした。
2匹はドーナッツをたらふく食べた。
2匹はやはり黙ったまま何も話すことなく
家に帰って眠りについた。
ペケ「メンチって新登場の割に何がしたいのかわからん」
ペケはメンチにメンチカツを与えてみた
メンチは家に持ち帰ってそれを食べた。
メンチが案外平凡なキャラであることにペケは驚いた。
ペケ「何かミッションがあって登場したと思ってたが、名前が変わっただけか」
ペケはヤフオクでモノを売った。
ペケ「へい、らっしゃぃ!」
しばらくするとライバルが全く同じ商品を出品してきた。
それを見て、ペケは思わず鼻からタマゴが出た。
ペケ「うっ」
ペケは虫歯を治療することになった。
ペケは無事に虫歯の治療を終えた。
ペケ「局所麻酔したから大丈夫だったわ」
ペケはひろゆき動画をYouTubeで見てた。
ペケはマンチとメンチを連れて渋谷のハロウィンに向かった。
マンチは気ままにゆらゆらと揺れながら何も考えないでいた。
メンチはメンチカツをテイクアウトした。
メンチはメンチカツをボリボリかじりながら、
路上飲みする若者に対して腹が立って仕方なかった。
メンチ「ポリポリポリ」
マンチとメンチの目が合った
メンチ「ポリ⋯」
マンチは黙って帰宅した。
ペケは一連のやり取りを双眼鏡を使って見守っていた。
ペケはマンチとメンチに講義をすることにした。
ペケ「いいか、もまいら。G理論や。マンションに一室汚部屋があると、
マンションのGがそこに集結して他が綺麗になるように、渋ハロの夜も、
首都圏のGが渋谷に集結するから他が綺麗になるんだ」
マンチ「何言ってんだこいつ」
ペケ「すみませんでした」
ペケは衆院選とジョーカー男のニュースで脳が覚醒してしまい、
なかなか寝付けなかったのであった。
ペケの言葉に拍手を送る素直ななかまたちと違い
マンチとメンチは一筋縄ではいかない性格であった
ペケはマンチとメンチを連れて渋ハロのゴミ拾いをした。
マンチ「ボクたちがゴミ拾いをするのはなぜですか?」
ペケ「よく分からんが、そういう流れになった」
マンチ「なるほど」
マンチは納得した
メンチは黙々とゴミを拾った。
ペケは寒暖差のせいか、少し風邪気味であった。
マンチとメンチは顔を見合わせた
ペケはカロナールを飲んで早めに寝ることにした。
ペケがいなくなったのでマンチも家に帰った。
メンチもいつのまにかいなくなっていた。
体調が戻ったペケは粛々と仕事を進めた。
ペケの凛とした表情からは、マンチとメンチという一筋縄ではいかない
新しい猫たちとのやりとりに充実感を覚えている様子がうかがえた。
しかし、あのやり取りのどこに充実感を覚えるのだろうと、
ペケは心のどこかで違和感も持っていた。それはともかくパディが
消えたことを喜んでいた。
ペケはかすかにパディの気配を感じ取っていた。
いざという時のために顔面タトゥー男を呼んできた。
そこにマンチがやってきた。
そしてメンチもやってきた。
2匹は互いに目が合った。
2匹は静かに帰宅した。
ペケはテレビを見てた。
ペケ「小田急のサラダ男に、白金高輪の硫酸男に、京王線のジョーカー男に続いて、
今度は東西線の門前仲町で千枚通し男か。安心して電車に乗れんな」
ペケ「都庁の知事室がなぜ最上階の49階じゃなくて、微妙な7階にあるのか。
理由は、火事の時に消防車のハシゴが届く高さが7階までだからだってね。
届かなくていいから49階に行っちゃってほしい。コンデンスミルクのチューブでもしゃぶりながら、
娑婆の情勢をじっと観察してろ」
ペケ「新宿明治通り沿いに遅れて出てきたタピオカ屋がさ、
半年でコロナ抗体検査センターに変わってんのよ。そんで、
最近暇そうにしてんだわ。次何に変わるんだ。そろそろサナギの時期だな。
数年目覚めないかもしれないが」
なかまたちの猫は熱心にペケの話を聞いていた。
ペケ「Cowabunga(カワバンガ)ってスラングが1960年代のアメリカで生まれてね、
意味は「すげー」とか「わーい」で、ニンジャタートルズとか、セサミストリートとか、
バートシンプソンがよく使ってんだわ。おいらはこれに「やばい」の意味を加えて、
ヤバマンガ!って叫びたいね。締め切りが近づいてる仕事をしてる時は、
カワバンガ!ヤバマンガ!って叫んでるのよ」
マンチ「何言ってんだこいつ」
ペケ「マンチは甘さがない。痺れるわ」
マンチは独立自尊、不偏不党の猫だった。
ペケはマンチに向かってダイアナキングのshy guyを歌ってみた。
マンチ「なかなかいい発音をしているね」
ペケはreggaeを歌うのが得意であった。
マンチはめずらしく上機嫌になった。
ペケ「手足が短いマンチカンがshyguyを聴いて上機嫌になるって、なんか面白い」
マンチはノリノリで小さく踊っていた。
なかまたちの猫は、手足の短いその踊り姿が不格好で滑稽に見えたが、
笑うとマンチが機嫌を損ねてしまうので平静を装っていた。
ペケはマンチを刺激しないよう、遠くから双眼鏡でその様子を観察していた。
踊りつかれたマンチは満足そうな顔で眠りに落ちた。
ペケはマンチが寝てる姿を動画に撮り、
YouTubeにうpして広告収入を得るようにした。
なかまたちがシステム上のもろもろの作業を行い、
収益の8割がマンチの口座に振り込まれた。
しかしペケは8割は大きいと思ったのか、
自分の口座に全て振り込まれるように変更し、
代わりにマンチにはミスドで買った
ミステリードールの形をしたドーナッツを与えることにした。
マンチの代理人がyoutubeに肖像権の侵害として通報したため
ペケのアカウントはbanされた。
しかしそれはナレーターの思い違いであった。
ペケのYouTubeは大反響で、たんまり儲かった。
ペケはご挨拶としてナレーターの口の中にミステリードールのドーナッツを100個ぶち込んだ。
ペケがナレーターに暴行したのを見たマンチは激怒してその後の出演を拒否し
ペケのもとを去っていった。
ついでに久しぶりの登場のパディが張り切りすぎてペケをボコボコにしパソコンを破壊した。
しかしやりすぎたと感じたパディはちゃんとペケとパソコンを修復しておいた。
なかまたちはペケが調子に乗るのを許してしまったことを悔いた。
気を失ってたペケがムクリと立ち上がった。
そしてパディに立ち向かった。
ペケ「お呼びじゃないぞ」
その時パディはいなくなっていた。
ペケのそばにはなかまたちが憮然としていた。
ペケの強欲さが招いた結果である。
ペケは細かいことは気にしなかった。
再びマンチを呼び寄せ、YouTubeでチャンネルを作り出した。
しかしマンチだと思っていた猫はメンチだった。
ペケは気にせず動画投稿を続けた。
ペケはメンチとマンチを松屋に連れて行き、
牛焼肉定食を奢ることにした。
マンチは定食を食べるとすぐに家に帰った
あぼ〜ん
メンチ
「ZARDは2000年シドニー五輪のNHKのテーマ曲を歌ったけど
すでに離れていた織田哲郎の楽曲ではなかったのでそれほどヒットしなかった。
4年前のアトランタだったらヒットしていた可能性が高かった」
(アトランタは大黒摩季の「熱くなれ」)
ペケは淡々と仕事をこなした。
ペケは夜の21時ごろにルノアールでアイスティーと緑茶を飲んだら
全く寝付けず、そのまま朝の6時になるという経験をした。
そこにメンチがやってきた。
(·ノェ·)コッソリ 「マンチは一日に18時間は寝てるよ」
ペケはマンチとメンチをセガフレードに連れて行った。
入店するとあまりにタバコ臭かったので3匹は何も買わずに
速攻で店を出た。その代わり、高島屋で菓子パンを買って猫の公園で食べることにした。
ピーナッツバターロールであった。
マンチは美味しそうに食べた。
そのままペケがセブンイレブンに行き、おでんを買ってきた。
3匹は公園のベンチでムシャムシャと食べた。
食べ終わると、3匹は沈みゆく夕日に向かって走り出した。
まるで自分達の人生に重ねるように。
すると遠くに大きな黒い影が立ちはだかるのが見えた。
その正体はナレーターであった。
3匹は悪夢から目が覚めた。
気付くとベッドの上でぐっすり眠っていたのであった。
ペケは繁忙期であった。
ペケ「繁忙期というか、仕事で神経使うことが多いわな」
ペケは再びマンチにダイアナキングのshyguyを歌ってみた。
今回はTiga Tiga Remixであった。
反応がなかったので、Ain’t nobodyを歌ってみた。
ペケは50m離れたところからマンチの背中を孫の手で掻いた。
孫の手は50mの長さもあった。ペケはマンチを刺激しないように、
双眼鏡を使いながら慎重に掻いた。ペケが自作した。
ペケは疲れるとそのままうつ伏せの姿勢で寝込んでしまった。
ついでにマンチもうつ伏せのまま寝てしまった
2匹は起きると、大戸屋でさばの炭火焼き定食を食べた。
2匹は食べると両手をあげてそのまま突っ伏して寝た。
しばらくすると満腹で苦しいせいかヘソ天になった
そこにメンチがやって来た、
2匹は目が合った・・・!
メンチ「大戸屋にはメンチカツ定食はないんだよね」
マンチ「ないよ」
メンチは寂しそうに帰って行った。
ペケが50mの孫の手でメンチに待ったをかけた。
豚の生姜焼き定食をメンチに奢った。
マンチとメンチがガツガツ定食を食ってるところに、
突然ペケが首を90度下に向けながらSMAPの夜空ノムコウをブツブツ歌い出した。
ペケ「ヨゾラノ ムコウニハ ポクラーガ マーテイル」
あまりに突然の出来事だったので周囲はザワザワしだした。
メンチ「ちょっと闇を感じます」
突然ペケはYouTubeで浅草の三社祭を視聴し出した。
ペケ「彫り物のある人が多いのぅ」
ペケは真面目に生きることにした。
ペケ「日大の理事長が捕まったらしい」
マンチ「中田英寿だっけ」
ペケ「田中英寿だわ」
ペケ「取り調べで、『検事さん、日大だからってバカにしてませんか?』って言ってるらしい。
在校生はこれ聞いて自分の学校に誇りを持てるんだろうか」
マンチ「名は体を表すっていうけど田と中を入れ替えただけで、ずいぶんと顔が変わるんだね」
ペケ「もちつけ」
ペケはマンチにハーゲンダッツの抹茶アイスクリームを渡した。
マンチはアイスクリームを食べて機嫌が良くなった。
マンチはご機嫌のままLover's Concertoを英語で歌いながら踊った。
その様子をメンチが撮影し、動画共有サイトにアップロードしたところ
再生回数が1晩で100万回を超える記録的大ヒットとなった。
マンチの踊りは、ハッスルダンスであった。
本猫はそれと気づいていなかったが、見る者の体力を回復させる効果があった。
ちなみに機嫌が悪い状態では不思議なおどりとなり、見る者に悪影響を与える。
ペケ「不思議な踊りはどんな悪影響があるんですか。MPと一緒に魂まで吸い取られるんですか」
マンチ「運と脳みそまで吸い取られるよ」
ペケ「え」
ペケ「モキモキィィィィ」
ペケは発狂し、その場で倒れた。
遠くで見ていたメンチがニヤリと笑った。
マンチが手を差し伸べた。
その手をペケは掴んだ。
ペケとマンチの背後に後光が差した。
2匹は手を繋ぎながらそのまま光の方へと上昇し、消え去った。
楽しかった物語もこれでおしまい。
長い間応援ありがとうございました!
終
制作・著作
━━━━━
ⓃⒽⓀ
タマ「もう年末じゃないか」
マンチ「タマさんって確か蒸発したと思ったんですが、お戻りになったんですか?」
マンチが見たのはタマの立体映像であった
タマはもうここにはいない。
ペケはタマの歌を作ってタマを呼び覚まそうとした。
ペケ「タマタマボンボン、たまにボンボン♪」
するとメンチがタマと日大の理事長のツーショット写真を持ってきた。
ペケ「理事長に聞いてみよう。今、留置場だっけ。メンチ、いったれ」
メンチ「hello」
理事長「ハロー」
メンチ「この写真ですが、タマさんと知り合いですか?」
理事長「合成だ」
メンチは理事長の答えが案外平凡であることに失望した。
メンチ「その程度の関係だったんですね」
メンチ「疲れただろ。お尻の穴まで調べ上げられるしな。カツ丼でも食うか?」
理事長「ハッピーセットだ」
メンチはマックに向かった。
バイトの店員の目を見ながらひょっとこのように踊って注文した。
メンチ「ハッピー、マッピー、イーブニー」
ペケとメンチは奇妙な夢から目を覚ました。
メンチがハッピーセットを持ってくると理事長は一気に平らげた。
そして最後にフロクのおもちゃの箱をそろりそろりと開けた。
なんと、そこには理事長のミニチュア模型が入っていた。
理事長はいったん目を細めてミニチュア模型に目をやった。
するとミニチュア模型が睨んできた。理事長はきみわるがって自分のお尻の穴に入れてしまった。
メンチ「お尻の穴にモノを入れる習性があるんだな。ちょっと調べるか」
メンチは理事長のお尻の穴に手を突っ込んだ。
すると、アメックスのカード、預金通帳に、黄金のティアラが出てきた。
そして匂いが凄いのでメンチは逃げ出した。
鋼のメンタルのメンチであったが、ギブアップした。
その頃、ペケは餃子屋で英語の小説を読んでいた。
そこにメンチがやって来た。
メンチ「ペケさんは匂いますね。ニンニクですか?餃子ですか?」
ペケ「もまいは、うんちの匂いがする」
ペケ「モキモキィィィィ」
ペケはテレワークをしつつ、コワーキングスペースを使うことにした。
月3万円のBusiness Airportに興味を示していた。
ペケ「出会いがあればいいにゃ」
ペケはビジエアに通い出したが、
あまりに心地良くて寝てしまいそうになった。
ペケはマンチを連れてマックに向かった。
ペケ「なんでポテチがないんだ?」
ペケ「こういう時は大戸屋やね。ワシについてこい」
ペケはダチョウ倶楽部に加入した。
ペケはシーラ・E.のThe Glamorous Lifeを歌った。
マンチとメンチはペケの両隣で踊った。
ペケとマンチとメンチは疲れると
うつ伏せの状態で毛布にくるまって寝てしまった。
毛布に包まっていた3匹はようやく起き上がった。
ペケは過去ログを少し読み返した。
別スレでブツブツ言ってる人の主張を少しでも読み取ろうと努力していたのだ。
ペケ「確かに少し話がところどころで『飛んでる』かもしれない。もう少し流れを意識するか」
ドラ「タマちゃんはどうしてるの?」
ペケ「夢の世界だよ」
意外な答えだったのでドラは当惑した
ペケは久しぶりにタマを夢の世界から召喚した。
ペケ「・・・」
タマ「こんばんは」
ペケ「・・・!」
ペケ「おねえちゃん久しぶりだね」
タマはとりあえずミロを飲んだ。
ペケはコーンスープを飲んだ。
ミロを飲み終えたタマに、ペケはおしるこ十番を渡した。
ペケは自分で飲んでしまった。
タマ「こういうのがいいんですよ」
https://www.youtube.com/watch?v=mVC8lqQknGg
ペケ「ほのぼのとしてるね」
タマは穏やかであった。
ペケはコーンスープを飲んだ
ペケは生姜焼き定食を買ってきた。
タマ「ジャンプ混合団体は失格が多すぎる」
ペケ「細かいことは気にしないです」
ひよねこ「雪も氷もコンディションよくないし、高梨含め5カ国が失格とか、北京は怪しすぎる!」
ペケ「開催国が中国だからな」
タマ「その昔、GANEFOというスポーツ大会がありまして・・・」
ペケ「明日、大雪が降るらしいよ」
ペケは松任谷由実の春よこいを歌った。
タマは北国生まれなので雪は好きだった。
ペケ「ワイ、寒いのは嫌いだ」
ラッセル猫「ラッセル、ラッセルぅ〜」
ペケ「突然何者だ」
ラッセル猫「ラッセル猫です。寒いのは嫌いじゃありません。」
https://twitter.com/kiriya_ryokan/status/1347125440448630785?t=MwVzkvdtw-d38B_epg6p0Q&s=19
ペケはラッセル猫の額を撫でてあげた。
ペケはふと立ち止まった。
いつも新キャラが突然現れると誰かが騒いで「田舎に帰ってった」と
すぐに消す方向にしていたのになぜ今回はそうならないのかとペケは不思議に思った。
ペケはラッセル猫を慎重に見守ることにした。
タマはラッセル猫のいる温泉に行きたくなった。
ペケはおまじないを唱えてタマを温泉に飛ばした。
ペケ「タマタマボンボン、たまにぼんぼん」
タマはバシルーラの如く、ロシア最北端の温泉に飛ばされた。
タマはイクラの働きにより、すぐに日本に送り返された。
ペケは戻ってきたタマを、セガフレードのアイスチョッキを飲みながら
目を細めながら遠くから眺めていた。
その後、ペケは体育座りをしながら、
YouTubeで短足マンチカンのプリンとメルを眺めていた。
ペケは花粉症に苦しんでた。
ペケはノスポール鼻炎カプセルを飲み、少し眠気はあったが復活した。
そして日本に戻ったタマに質問した。
ペケ「ちみのメチエは何かね」
タマ「メチエってなんですか」
ペケ「職業とか技巧とかだよ」
タマ「猫です」
ペケはタマにIKEAのサメのぬいぐるみをプレゼントした。
サメのぬいぐるみはタマの顔面に齧り付いた。
そこにキョロが無言で入ってきて静止した。
キョロはおもちゃの缶詰をサメのぬいぐるみに渡した。
サメが喜んで食べてる間にタマとキョロは逃げ出した。
そこにペケノパイセンが突っ立っていた。
万年筆でサササッと紙に何か書き出した。
つ「モチツケ」
それを見たタマとキョロは酸素カプセルに入ることにした。
1匹と1羽はカプセルでぐっすり寝た。
ペケは体育座りしたままYouTubeで短足マンチカンのプリンを見ていた。
ペケはコロナ禍がいつ終わるのだろうかとぼんやりした不安を持っていた。
ペケは体育座りしたまま顔を伏せた。
ペケは好きな洋楽を聞くことにした。
イエスのOwner of a lonely heartを部屋でかけた。
ペケは音楽に合わせて踊り出した。
タマ「佐々木は二十歳で伝説になってしまった」
18歳のデジタルアーティスト、NFTアートで20億円を稼ぐ
18歳のデジタルアーティスト、ビクター・ラングロワ(FEWOCiOUS)氏が販売したNFTが、
オークションで216万ドル(約2億4000万円)の値をつけた。オークション初日には、
ウェブサイトがダウンするほどの人気ぶりだ。
今回出品された「Hello, i'm Victor (FEWOCiOUS)and This Is My Life」と題された
5つデジタルアートシリーズは、それぞれ同氏の14歳から18歳の1年間を表現したものだ。
ラングロワ氏は、クリスティーズでNFT作品を販売した最年少のアーティストでありながら、
販売を始めてわずか1年で約1,800万ドル(20億円)の収益を上げている。
ペケは吉野家で牛丼弁当を買って来た。
ねこぽっぽのチャイムを押して並盛3つ分を置いた。
タマ「Lovers Concertoの日本語の歌詞がダサすぎる。やはり英語に限る」
ミロを飲みながら牛丼弁当の牛肉をツマミにつぶやいた。白米はほかの猫にあげた。
ペケはその様子を遠くから双眼鏡で眺めていた。
牛丼弁当の空き箱はねこぽっぽの前に置かれた。
なかまたちのメンバーがそれを回収にやってきた。
なかまたちは平常運転であった。
ねこぽっぽの前にじゃがりことポテチが置かれていた。
それらはペケノパイセンが食べた。ゴミはなかまたちが回収した。
タマはイズミンに思いをはせるとともに、ゴミで煌めく世界が僕たちを拒んでもずっとそばにいてほしいと思った。
ペケ「ペケノパイセンってねこぽっぽのメンバーだったっけ」
ペケは松屋のキムチ牛丼を3つほどねこぽっぽの玄関に置いた。
ペケはエリートなのでフランス語とドイツ語を学んでいた。
ペケはAmazonで購入した鼻毛抜きの「クレオパトラの一撃」をタマの鼻穴に入れ出した。
タマ「これはなんだね」
ペケは黙ったままクレオパトラの一撃をヌメヌメとかき回した。
そして次の瞬間、タマの鼻穴にぶち込んだ!!!
ペケはその後、ハーゲンダッツのアイスクリームをタマの口の中に詰め込んだ。
息ができるようにと、クレオパトラの一撃は抜き取り、タマの鼻毛は全て抜けた。
タマハーゲンダッツを食べ終わるとボソッと呟いた。
タマ「鼻がスースーします」
ペケは何もなかったかのように万年筆を使ってドイツ語の学習を再開した。
タマのところに招待状が届いた。
なかまたちからであった。
「関口存男の本を読むサークルに参加しませんか」みたいなことが書かれてあった。
ペケはドイツ語の格変化に苦しめられていた。
ペケは不機嫌そうな表情でカロリーメイトを食べた。
その頃、ねこぽっぽににリーゼントの髪型をした1匹の猫がやって来た。
リーゼント刑事(デカ)であった。
リーゼントはねこぽっぽのチャイムを押した。
リーゼントはずっと立ったまま待っていた。
リーゼントは待ちくたびれたのか、その場で座り込み、
ペヤングソース焼きそばを食べ始めた。
リーゼントは下痢してうずくまった。
ペケはリーゼントの一連の動きをブラジルから双眼鏡で慎重に観察していた。
ペケ「リーゼントは気温差で疲れてるんだな」
タマにとって今日は神聖な日であるため、夢の世界に行き静かに過ごすのであった。
ペケはイカダに乗って日本に帰国した。
ブックファーストで「珈琲の世界史」という本を買った。
ラッセル猫「猫糞のコーヒー、一度飲んでみたいんですよね」
ペケ「ジャコウネコのウンコから出てくるコーヒー豆か」
ペケは密かにタマにコーヒー豆を食べさせようと企んでいた。
ペケ「タマ豆を作るのだ」
ペケはタマに大豆を食べさせた。
しばらくすると大豆が発酵してタマの肛門から納豆が出てきた。
ペケは見なかったことにし、
パディに全て食べさせた。
ペケとパディに間に友情が芽生え、
二匹は丘の上で大の字で寝た。
2匹は細かいことは気にしなかった。
ペケはサッカーのネイマールを慎重に観察していた。
ペケ「彫り物が気になるな。スパイダーマンにバットマンに悟空か。70のジジイになって後悔しないか?」
ペケ「もまえは背中をジャポニカの練習帳と間違えてる」
ペケは鋭い目つきでネイマールに向かって言った。
ペケはネイマールの背中にゲゲゲの鬼太郎とそれいけアソパソマソを彫った。
ペケ「これで自信持って生きていけ。墓場まで付き合うんだぞ」
ネイマールは鋭い眼光でペケを見つめた。
ペケは負けじと目からレーザービームで返した。
そして新宿マルイのBIO-RAL Cafeに向かった。
そこには既に使いがいた。
ソフトクリームを食べていた。
(・ A ・)「ぉ、おいっち、ぉ、おいっち」
ペケは使いと一緒にFラン大学に入り直すことにした。
試しにフットサルサークルに入ったらサルしかいなかった。
ペケと使いはFランを脱出してタリーズに入った。
タマは夢の世界から一時帰還した。
なにやらコピーロボットとして置いておいたタマが大豆を食べさせられていたようだ。
タマはコピーロボットを廃棄処分し、また夢の世界へと飛び立った。
その様子をペケと使いはタリーズから双眼鏡で慎重に見守っていた。
ペケと使いはタリーズでアッフォガートを食べながらTOEIC の勉強をした。
すぐに飽きて2匹は眠りについた。
ペケポン「700!」
2匹は目を覚ました。700の意味が理解出来なかったようである。
ペケ「キリ番ゲットの意味か」
ペケ「ジャスティン・ビーバーが顔面麻痺になった」
ペケ「疲れはとった方がいいってことやな」
ペケ「ペケポンってスロットの当たりみたいに突然現れるね」
ペケはUFOに乗って旅することにした。
ペケはUFOに乗りながらねこぽっぽにUFO焼きそばを差し入れした。
ねこぽっぽは梅雨入り〜秋分の日まで差し入れは受け付けないことにしたため、
そのへんをはいかいしているペケノパイセンが食べた。
ねこぽっぽにカルガモの親子がやって来た。
迷い込んできたようなので、通りかかったペケポンが親子を池に連れ戻した。
カルガモの親子はプロの耳かき屋だった。
ペケポンは耳垢をとってもらった。
耳掻きを終えるとカルガモとペケポンは寝っ転がって夜空を眺めた。
ペケポン「宇宙に銀河は数千億あるらしいね。その銀河一つ一つに太陽系みたいなのが数千億あるらしい」
カルガモ「…」
カルガモ「お、おう(何言ってんだこいつ)」
ペケポン「あの中のいくつかに知的生命体はいるのかね」
カルガモはふと思った。
カルガモという生き物は寝そべって空を見上げる姿勢がとれるのかと。
地面や周囲をキョロキョロ見ることで精一杯なのではないかと。
ペケポン「こまけえこたあいいんだよ」
カルガモは考えるのをやめた。
カルガモは極力何も考えないようにした。
そしてカルガモは元の住処に戻り、ペケポンの前から消えた。
ペケは、もはやねこぽっぽの番人とも言えるペケポンに会いに行った。
ペケ「おいらに何か教えてくれ」
ペケポン「何も考えるな」
ペケ「お、おう(何言ってんだこいつ)」
ペケポンはねこぽっぽの門前にて静かに瞑想をした。
なんとペケポンのキズがみるみるうちに回復していく。
ペケ「ミルドラースか」
ペケは新宿2丁目の場末のバーでバニラアイスにリキュールをかけて食べていた。
店内には安全地帯のワインレッドの心がかかっていた。
ペケ「マスタ、聞いてくれ」
ペケ「あ、ペケポンと会話中だったんだ。忘れてた」
ペケポン「こいつ、やばいクスリでもやってるんじゃないか」
ペケ「なんてこと言うんだ、このヤシ」
この晩のできごとは、ペケポンの乱として記憶されることとなった。
ペケ「乱っていうほどのものなのか」
そこにペケティがやってきたので、信者のペケポンはペケティについていった。
ペケはカルガモの親子と一緒に池の水面を眺めた。
カルガモは池に入り優雅に水面を移動した。
ペケにも池に入るよう促してきた。
ペケは親指と人差し指を顎に当て、
芥川龍之介のように気難しい顔をして考え始めた。
ただ、ペケポンから細かいことは気にしないようにという
アドバイスを思い出し、そろりそろりと池に入った。
ペケ「ドイツ語の雑誌にシュピーゲルというのがある。
意味は水面とか鏡だわ」
ペケは池のシュピーゲルを慎重に見守った。
水面にはこの世の様々な苦悩が映し出されていた。
ペケは池に入るのをためらった。
カルガモ「迷わず行けよ、行けばわかるさ」
ペケは思い切って池に飛び込んだ。
しばらく猫泳ぎで様子を見た。
カルガモはドラゴンボールの音楽をかけた。
「ちゃ~ら~、へっちゃっら~
アターマ カラッポーーーノホウガーー
夢詰め込めるぅぅぅ」
カルガモはウズラの卵のような目玉になり、
頭が空っぽのようにして泳いでいた。ペケは少し不安になった。
ペケは泳げないことを思い出した。
ペケ「あ、すいません、ちょっと浮き輪をもらっていいすかね」
カルガモはニヤリと笑った。
ペケ「緊急なんで笑ってないでほしいですね」
そこへカンダタが上空から蜘蛛の糸を垂らしてきた
ペケは無我夢中になって蜘蛛の糸を登り始めた。
ペケ「さすが、なかまたちのメンバーだ。仕事ができる」
ペケの下からカルガモも蜘蛛の糸を登ってきた。
ペケはなんで泳げるカルガモがいちいち登ってくるんだと思ったが、
それを口に出すと芥川龍之介の作品のようにプチっと切れて落ちると
思ったのか静かにしていた。
カルガモはニッコリとほほ笑んで、糸から降りて水面を泳ぎ始めた。
ペケは陸地に降り立った。
ペケは安心し、カンダタに礼を言った
そして沈みゆく太陽をバックにカルガモを見ながら
焼きとうもろこしを食べた。
カンダタとカルガモと、ついでにペケティとペケポンは
まるで大政翼賛会のようにパチパチとペケに拍手を送った。
ペケ「てへ」
ペケ「ってか、何かを試されてんじゃね」
その頃、タマにアニサキスが襲いかかったという一報が入ってきた。
しかしそれは誤報だった。
ペケは暑さで少しバテていた。
そこにかつてのマンチとメンチがやって来た。
二匹は目があった・・・!
二匹は一目散に走り去った
ペケ「マンチとメンチの距離を縮めるには時間がかかりそうだね」
カンダタはしずかにうなづいた。
ペケはカンダタをパークハイアット東京の41階にあるピークラウンジに連れて行った。
カンダタは蜘蛛の糸を垂らした。
なんと、キテレツのベンゾウさんが釣れた。
カンダタ「現在6浪でしたっけ。予備校はどこ行ってるんですか」
ベンゾウ「あ、ルノアールです」
ベンゾウさんはKDDIを使ってたようで、突然プツッと消えた。
カンダタ「あっ」
ペケ「あまりハッピーになれるニュースが今日はないね」
ペケは41階から慎重に娑婆の情勢を見極めた。
慎重に娑婆の情勢を見極めた後、
ペケはなかまたちに問い合わせた。
ペケ「うちって何屋だっけ」
なかまたち「忘れました」
ペケ「時代は流れてるんだ。ラーメンから戦車まで扱う総合商社になるぞ」
ペケポン「何言ってんだこいつ」
ペケポンによって白紙に戻った
ペケはなかまたちの役職を解任された。
ペケは夢から目を覚ました。
カルガモからが夢だった。
ペケ「カルガモって夢だったのか」
ペケはうつむいた。
ペケは孤独を感じていた。
ペケは体育座りしながら木の枝で地面にコリコリと何か絵を描いた。
ペケは体育座りしながら部屋の隅っこで壁の方を向いて目をパチパチさせていた。
心神喪失のペケは現実世界でもなかまたちの役職を解任され
ペケポンが代表に就任することになった。
すぐネガティブな展開に持っていくナレーターに
心の病気があるのではないかと、なかまたちの使いは疑い始めた。
しかしペケポンが代表につくのは面白そうだということで
ペケポンが代表代行として一時的に代表を務めることになった。
ペケポン「777!」
なかまたち「ペケポンがスロットになった!」
ペケポンはなかまたちの改革に着手した。
まず、なかまたちが何屋さんなのかはっきりさせるとこから始めた。
ペケポン「もまいらは何屋なんだ」
26: 名無しの塾生 :2017/07/18(火) 21:09:55
ペケ「そういえば、おいらの店って何屋さんだっけ。
洋書がボツにされて、抹茶を出してからよく分からなくなった」
27: 名無しの塾生 :2017/07/18(火) 21:13:29
カンダタ「ボツになってませんぜ。英字新聞と洋書でござんす」
781: 名無しの塾生 :2017/06/27(火) 22:46:39
ということでペケはお店でどんな商品やサービスを提供するか検討した。
782: 名無しの塾生 :2017/06/28(水) 00:37:55
ペケ「英字新聞と洋書だったはずなんだけど、姉の専門外のようで見事にスルーされたわ」
783: 名無しの塾生 :2017/06/28(水) 11:53:28
実は商材についてペケの取り巻きがもう少し検討したいということだったのだ。
カンダタ「英字新聞と洋書を取り扱うほかに、なにかサービス提供しまつか? 発音講座とかコーヒー出すとか」
784: 名無しの塾生 :2017/06/28(水) 16:37:46
ペケ「ペケ抹茶を出すわ」
28: 名無しの塾生 :2017/07/18(火) 21:17:34
何屋さんだったか忘れてた店長を見て芝猫は高速で試験管を振り始めた。
29: 名無しの塾生 :2017/07/18(火) 21:20:43
芝猫は店長に気づかせるために訪問したのであった。
30: 名無しの塾生 :2017/07/18(火) 21:22:36
ペケ「目が覚めたわ」
ペケポン「カフェ付きの本屋さんか」
カンダタ「まったくなかまたちの連中はペケにしろペケポンにしろ、記憶力が弱くて困りますぜ」
ペケポン「よし、ぴまいが参謀総長をやるのだ」
カンダタ「ぴまいってなんなんだ」
ペケポン「それと、2017年以降に現れたキャラなんで、細かいことは知らなくてもしょうがないと思う」
ということでカンダタが参謀総長となり、改革が推進した。
ペケは何が起きるのだろうと、
遠くから望遠鏡で観察していた。
なかまたちは本来の名称である
「ペケと愉快な仲間たち」に店名を戻し、新装開店オープンとなった。
ペケが客として入ってきた。
ペケ「アイス抹茶ラテのトールサイズやで。支払いはアメックスや」
ペケポン「あれ、ぴまいは入院してたんじゃなかったのか?」
ペケ「オマエガナ」
ペケはおもてなしを受けた。
ペケ「照れまんな。エヘ」
ペケはお客様アンケート用紙に記入した
ペケは満足度で高評価にした。
ペケポン「お客様のお帰りじゃあ」
ペケポンがそういうと、店員一同が整列して、
まるで大政翼賛会のように店を出るペケに拍手を送った。
ペケと愉快な仲間たちのお客お見送りの儀式である。
ペケはおみやげも貰った。
玉手箱のようなものだった。
ペケは「あんころ餅です」と書いて玉手箱をタマに送った。
タマが玉手箱を開けると本当にあんころ餅が入っていた。
それをペケノパイセンが食べた。
その様子をペケは双眼鏡を使って遠いとこから眺めていた。
ペケと愉快な仲間たちは今日も元気に営業していた。
芝猫が訪ねてきた。
試験管を振ったまま無言だったが、席に着くと、
メニュー表のアイスコーヒーを指した。
マンチが接客した。
芝猫はアイスコーヒーを飲み終わると、
今度はハヤシライスを無言で指した。
今度はメンチが対応した
芝猫はハヤシライスを食べ終わると顔を伏せて寝てしまった。
芝猫は別室に連れていかれた。
そこにはリクライニングチェアがあった。
芝猫は安らかな表情で深く永い眠りについた。
しかしよくよく見ると、芝猫の手には試験管が握られたままだった。
芝猫に意識はあった。
芝猫は目を覚ますと、店を出てねこぽっぽに帰っていった。
パンケーキの新作イメージができたようだ。
ペケは遠くから双眼鏡で一部始終を眺めていた。
「あの猫は支払いを済ませたのだろうか・・・?」
ペケは疑問に思った。
ペケがペケと愉快な仲間たちに置いて行ったペケックスのカードが支払いに使われていた。
ペケ「勝手に使っていいもんなんかね」
ペケノパイセンはササッと画用紙に文字を書いた。
「コマカイコトハキニスルナ」
ペケは思わず頷いた。
実はペケポンが立て替えた料金を後でペケの口座に振り込んでいた。
ペケはおかげでカードのポイントをただで得ることができた。
ペケ「細かい」
しかしそれも結局はペケと愉快な仲間たちの経費なのであった。
しかしなぜかナレーターが払うことになった。
ナレーターは細かすぎる性格が故に
「こまけえこたあいいんだよ」を自身への戒めとして使った。
ペケポン「何いってんだこいつ」
そこにキョロがやってきた。
キョロは表情一つ変えず、
羽でメニュー表にあるバニラアイスを指した。
ペケティ「料金は前払いになります」
キョロはApple Watchでカードを見せてきた。
表情は何一つ変わらなかった。
バニラアイスが提供された。
キョロは一目散でバニラアイスを食べた。
それはスジャータのアイスであった。
キョロは満足すると、
リクライニングチェアに寝っ転がって買った本を読んだ。
そもそもキョロはペケと愉快な仲間たちの一員なので、
自腹で買い物をしたにすぎなかった。
店員がオフの時間帯に自分の店の商品を買って楽しむのはよくあることだよ。
そんなことわかってるよハゲ
小説家にハゲがいないように、掲示板に延々と書き込む人はふさふさだよ。
ペケティは目を覚ました。
自問自答を繰り返す変な夢だった。
代表代行のペケポンは静かに瞑想を始めた。
なんとみるみるうちにキズが回復していく。
回復したのはこころの傷だった。
ペケポンは自らリクライニングチェアに座り、B’zのWonderful Opportunityを聴いた。
ペケポンは無理せず、体調に合わせて頑張ることにした
ペケポンは蒙古タンメン中本を作ってなかまたちに振る舞った。
ペケポンはご挨拶としてタマに北極ラーメソ辛さ10倍を届けた。
ペケポン「Hasta la vista, baby.」
タマは砂糖をふりかけて食べた。
タマ「ん。うまか」
ペケポンはあっけに取られた。
そこにペケがやって来た。
ペケ「お姉ちゃん、サル痘の感染者が東京で見つかったらしいよ」
ペケは歌舞伎町の高層マンションの屋上まで登り、そこから身を乗り出すように、
コンデンスミルクのチューブを一気飲みしながら娑婆の情勢を慎重に見極めた。
「コマケェこたぁええ」
ペケは自分にそう言い聞かせた。
ペケはタマを蒙古タンメン中本に連れて行った。
ペケ「辛いものが好きなお姉ちゃんにはたまにはご馳走様しないとね」
ペケ「オヤジ、北極辛さ20倍頼むわ」
オヤジ「辛さ11倍以上は体調崩しまっせ」
ペケ「コマケェこたぁいいんだよ」
タマの目の前に辛さ20倍の北極ラーメンが出された。
よくよく見ると、スト2のダルシムの人形がうつ伏せの状態でぷかぷか浮いていた。
タマ「ダルシムも気を失う辛さってことか」
そのころタマはteacup掲示板のサービス終了の瞬間に立ち会っていた。
タマ「時代の一つが終わった」
ペケ「タマさんは掲示板が好きですね」
タマは室温37℃の部屋で瞑想をした。
突然、タマの部屋がモンスターハウスになった!!!
タマはそのモンスターが脳内で生じている幻影であることを見抜いていた。
ゴータマ・シッダールタの見たマーラと同様である。
タマは見事に涅槃寂静の境地に到達し、何もない静かな空間で目を開くと、おもむろに冷房を付けた。
急激な室温低下を避けるため設定温度は32℃にした。
ペケ「餅つけ」
ペケ「32℃ってクーラーの設定気温なんかね・・・」
ペケはダルシムを派遣して偵察するように仕向けた。
タマはダルシムの来訪に気づいた。
タマ「お待ちしておりました。初代スト2では最強説もあったダルシムさんですね。奥さんのサリーさんはお元気ですか?」
ダルシムはタマの発言に感銘を受けた。
タマ「ダルシムさんはヨガの達人と聞いております。ともに修行に励みましょう」
ダルシムはタマとともに瞑想にふけり、サマーディの境地に達した。
ダルシムはそのまま干からびた。
タマはスジャータに似せて作ったスニャータをダルシムの口に流し込んだ。
ダルシムは復活し、タマに一礼するとインドに帰った。
ペケは日本酒アイスクリームを食べながら見守っていた。
ペケ「てっきりダルシムがヨガファイア吐いて喧嘩になるかと思ったけど、案外平和だった」
タマ「ペケはまだまだだな」
その頃、クマのプウさんが竜巻旋風脚で渡米できるか試したら、
太平洋の途中で力尽きて落ちたとの一報が入ってきた。
ペケが対応することになった。
ペケはイカダに乗り、クマプウを探す旅に出た。
途中で面倒になり、死んだことにしようとも思ったが、
アップル製のAirTagでなんとか発見した。
クマプウは筋トレにハマっており、300キロ分もの
バーベルを持って竜巻旋風脚をしていたようだった。
ペケ「たまにいるね。富士山に登る時に10キロのバーベル持っていく奴とか」
ペケポンは「何やってんだこいつ」と言いかけたが、口をつぐんだ。
ペケと愉快な仲間たちの経営に専念することにした。
ペケとクマプウは太平洋のど真ん中で迷ってしまった。
仕方ないのでキョロが春麗のスピニングバードキックを真似して飛んで探しに行った。
ペケとクマプウは無事に発見され、帰りもキョロのスピニングバードキックで帰宅した。
ペケ「ところで、鳥なら羽使った方が良くないですか」
キョロは表情一つ変えずに涼しい顔をしてチョコボールの箱を持っていた。
ペケは早稲田の大隈講堂に行き、スーフリの和田さんダンスを踊った。
ペケの背後にマンチとメンチがつき、それぞれパラパラを踊った。
2匹は目が合った・・・!!!
そこに一匹の猫がやってきた。
(・ω・)「もまいら、もちつけ」
マンチとメンチは落ち着いて去っていった。
ペケは、はぐれメタルの剣とドラゴンシールドを装備した。
ペケ「オラ。かかってこいや」
ペケは山彦の帽子とほしふる腕輪も装着して自分を大きく見せた。
そこに一匹の猫がやってきた。
(・ω・)「もまい、もちつけ」
ペケは落ち着いて去っていった。
ペケ「あの猫は一体何者だったのだろう」
ペケはトルネコの不思議のダンジョンに入っていった。タマも連れて行った。
地下50階にココイチがあったので、2匹は食事をすることにした。
ペケはマイルドカレーを、タマはダルシムカレーを注文した。
タマが食べてるとシオカラトンボが飛んできた。
タマ「ここは本当に地下50階かね」
ココイチの客席では、ウシジマくんが取り立てを行っていた。
ペケはタマにラリホーの杖を振り、寝かせてしまった。
ペケはそのままトイレに離席し、個室でリレミトの巻物を読んで脱出した。
ペケはなかまたちに戻り、ベッドですやすやと寝た。
ペケ「タマさんを地下50階に置いたままにしてよかったのかな」
実は笑い袋がモシャスを唱えてタマに化けていた。
笑い袋はペケの所持金を半分盗んでいた!
笑い袋はそのお金をウシジマくんに返済した!
ペケ「えぐいヤシだ」
すべてのようすをモニターで眺めていた猫がつぶやいた。
タマ「すべてが丸く収まったにゃ」
気温差が大きいのでペケは慎重に行動した。
ペケは転校生として新しい公立の中学校に入ってきた。
担任「今日は新しい仲間を紹介する。転校生のペケ君だ」
ペケ「ども。ペケです。引っ越し族なんであまり長くいられないです。
ペケ「趣味は思い出し笑いですかね」
教室はざわざわしだした。
ペケ「ということで、みんな短い間だったけど達者でね。おいらは次の転校先が決まってるんだ」
ペケポン
r;ァ'N;:::::::::::::,ィ/ >::::::::::ヽ
. 〃 ヽル1'´ ∠:::::::::::::::::i
i′ ___, - ,. = -一  ̄l:::::::::::::::l
. ! , -==、´r' l::::::/,ニ.ヽ
l _,, -‐''二ゝ l::::l f゙ヽ |、 ここはお前の日記帳じゃねえんだ
レー-- 、ヽヾニ-ァ,ニ;=、_ !:::l ) } ト
ヾ¨'7"ry、` ー゙='ニ,,,` }::ヽ(ノ チラシの裏にでも書いてろ
:ーゝヽ、 !´ " ̄ 'l,;;;;,,,.、 ,i:::::::ミ
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ペケ「はっ!変な夢を見たニャ」
目覚めるとペケはドラゴンボールのビデオを見ることにした。
セル戦であった。
悟空「おめえの出番だ!ゴハン!」
悟飯「やだ」
悟空「ゴ、ゴハン・・・」
ペケ「・・・」
ペケ「しけたヤシだ」
ペケ「精神と時の部屋で覚えた芸がそれかよ。なんか湿った感じがする」
ペケは夏場に恒例の怖い話をしようか考えていた。
ペケ「ペケ怪談、需要があるならするよ」
ペケは拗ねてしまった。
タマはペケと愉快な仲間たちの猫たちがいつものように台風に備えてサナギになるのを手伝ってやった。
タマ「わたしはなりませんけどね」
大した台風ではなかったが猫たちはサナギの中で休むことにした。
タマは床屋の角にポツンとある公衆電話を思い出し、
河原に下りてずっと流れを見ていた。
猫たちはサナギから出てきた。
リハビリをすることにした。
タマは夏の終わりを感じていた。
ペケはタマにケツメイシの「夏の思い出」を歌った。
タマに50のダメージ!
タマの心の琴線に触れた。
タマは眠りにつくと、夢の世界へといざなわれた。
そこでイズミンの歌を聴き、HPが50ポイント回復した!
ペケはタマの前で不思議な踊りを踊った。
タマはつられて踊ってる
ペケはマホトラでタマからMPを30吸い取り、
ラリホーを唱え、深い眠りにつかせた。
ペケはタマに対するコンプレックスがものすごく、執拗に攻撃を繰り返した。
ペケ「すみませんでした。夏の疲れをとってもらおうと・・・」
タマはペケの真意を知り、寛大な心で許してやることにした。
ペケ「ところで、最近のタマさんって喋らなくなったね」
ペケポン「何言ってんだこいつ。大丈夫か」
1週間前にタマがしゃべっているのを忘れているペケなのであった。
ペケ「細かいですね」
ペケはYouTube で「ゾウさんパクパク 大食い」というチャンネルを見ていた。
ペケ「う~ん…」
ペケティはペケポンがペケに対して失礼な口の利き方をしているのを苦々しく、
またペケに対しては申し訳ないと思っていた。
ペケティ「拙者の指導がなっておりませんで」
ペケ「よろしく頼むな」
ねこぽっぽに一匹の蝉がやって来た。
蝉「みんみんみんみんみんみんみん」
ペケノパイセンがやって来た。
ササササッ
つ「シズカニシロ」
蝉はそのまま鳴き続けた。
タマはセミを手にとると、静かにリリースした。
タマ
「これはミンミンゼミか。建物に止まるとは珍しい。たいては木に止まる。
建物や電柱にくるのはだいたいくるのはアブラゼミだ。
ちなみに、ツクツクボウシも時々来るが、警戒心が強くて手で捕まえるのは至難の業だ。
なお、クマゼミは西日本に多いが、今は東日本にもちらほらと進出してきているという」
ひよねこ「ニイニイゼミについてはどうですか」
タマ
「ニイニイゼミは小さくまた木の色と似ているセミだ。
幼虫が土色なのが特徴的だね。
やはり林の中に多く生息していて、建物で見かけることはまずない」
みたねこ「ヒグラシについても知りたいッス!」
タマ
「ヒグラシか。多いのは朝や夕方に鳴くね。高いところにいるので、
なかなかその姿を拝むことはできない。稀に低い木にもいたりするのだが。
その鳴き声は郷愁を誘う一種の風情がある。
ちなみに、これまで出てきたセミでは、ヒグラシが唯一手に取ったことがない。
いつかこの手に抱きしめたいものである。
あ、クマゼミは西日本なのでそもそも遭遇したことがないがね」
えすねこ「かぶとむしヤくわがたニハキョウミナイノカ?」
タマ
「嫌いではないが、そこまで好きでもない。あの独特のにおいと、つぶれたらグロいからな。
いずれにせよ、ねこぽっぽに大量のセミをはなしてお客さんを楽しませるのも一興だな。
しかし世の中にはセミが大嫌いという人も多いのでそれはやめておこう」
やがねこ「蝮谷にもセミや昆虫がたくさんおるでよ」
タマ
「そうだったな。日吉を離れて何年たつのだろうか。
童心に帰り沢山のセミを捕まえてリリースしたい。キャッチ安堵リリースだ。
いずれ日吉にも行ってみよう」
しなねこ「セミの治療はお任せください」
タマ「お、おう」
しばねこ「セミの薬はお任せください」
タマ「そんなのあるのか」
芝猫は試験管を振っていた。
柴猫は丸底フラスコを振っていた。
ミンミンゼミはタマの圧倒的な知識に感服し、
飛んで戻ってきた。仲間になりたそうに見ている。
タマ「しかしセミの寿命は短い。限りある命を大切になされよ」
ミンミンゼミは自由参加という形で気の向いたときにねこぽっぽに来ることになった。
ミンミンゼミはタマをサウナに招待した。
タマは熱中症の不安から固辞し、かわりに体育会系のひよねこがサウナに行った。
ひよねことミンミンゼミは新宿のサウナに向かった。
ひよねこはニヤリと笑った。
ミンミンゼミはひよねこの笑いが薄気味悪かったが、あまり気にせず
サウナに入ることにした。
サウナに入った。
なんと、既にパディとパイセンとカンダタが入っていた。
ねこぽっぽとペケと愉快な仲間たちのメンバーが直接顔を合わせるのはめったにないことであった。
両者はこれを機会に情報交換と交流をした。
パディは情報交換のためにサウナの温度を30度まで下げた。
カンダタ「最近はもうかってまっか?」
ひよねこ「コロナで厳しめだわ」
ひよねこ「経理はみたねこが担当しているのでよく分かりませんが、あまり利潤を追求してはいないようです」
カンダタ「そうでしたか。ウチはコロナになってから客が減りましたわ」
カンダタ「ところで、仕事道具はケチらない大切さを最近実感してるんです。いいパソコンを使うと時間の節約になりますね」
ひよねこ「それはすばらしいですね」
カンダタ「お金を出すとき日割りで考えることを意識してます」
ひよねこ「なるほど」
カンダタ「これでも食いなはれ」
カンダタはひよねこに鰻丼を差し出した。
ひよねこ「ありがとうございます。あとでいただきましょう」
ひよねこは鰻丼を外で待機しているやがねこに渡し、ねこぽっぽに持ち帰らせた。
カンダタは一人でガツガツと鰻丼を食べた。
ひよねこは一礼するとサウナから出た。
残ったカンダタとパイセンとパディはサウナから出ると、
カランコロンというレストランでチャーシューマンを食べた。
タマは瞑想を楽しんでいた。
秋のような陽気と空気、それでいてセミの鳴き声が響く午前。
秋の足音が近づく夏の終わりの心地よさを、タマは全身全霊で感じ取っていた。
気付くと一緒に来たはずのミンミンゼミがどこかに姿をくらました。
カンダタとパイセンとパディの楽しい打ち上げはお開きとなった。
ねこぽっぽでは鰻丼を猫一同で分け合って食べた。
カンダタが出す料理はうまいと評判になった。
カンダタは寒暖差でカラダがガタガタいってた。
ねこぽっぽに按摩猫がやって来た。
按摩猫はセブンイレブンの塩むすびと鮭のお茶漬けをねこぽっぽに置いていった。
それらをペケノパイセンがペケと愉快な仲間たちに持ち帰りメンバーで食べた。
ペケ「もまいは誰じゃ」
猫「わしゃ、この辺りの按摩を担当してる猫でごわす」
ペケ「じゃ、ワシにマッサージしておくり」
猫「ほな」
ペケは肩を揉んでもらった。
按摩猫はペケが疲れていることを察した。
按摩猫はニヤリと笑った。
ペケもニヤリと笑った。
パディは女王を追悼した。
パディは蜂の巣の中に顔と手を突っ込み、
亡くなった女王蜂をつまみ出した。
タマは夢の世界に行った
夢の世界で十五夜を過ごすためである
そこにはイズミンがいた
たまは緊張しながらイズミンのとなりに座り、挨拶をした。
イズミンは静かにほほえみ、タマとの距離を詰めた。
肩が触れ合うほどの距離で、2人は夜空の満月を見上げた。
2人はそのまま静かに過ごした。
ウトウトしたイズミンは、頭をタマの肩に乗っけて眠ってしまった。
タマはうっとりとした表情になり、イズミンの肩に手をまわし、自身もイズミンの頭にもたれて静かに目を閉じた。
タマ「夢みたいだニャ」
タマは目を覚ました。
ペケ「あれ、パディは?」
ペケは月見バーガーを大量に購入し、
ねこぽっぽのメンバーに一人一人食べさせた。
突然、なかまたちがスズメバチロケットに乗って月見バーガーを奪いにきた!!!
ねこぽっぽのメソバーはそうなることをわかっていたので
月見バーガーには手を付けず、素直にペケと愉快な仲間たちの猫にあげた。
ペケはタマの口を上下にこじ開け、フライドポテトを多めに詰め込んだ。
しかし、よく見るとフライドポテトをほおばっていたのはパディだった。
それにしてもペケの乱暴ぶりは相変わらずであった。
ペケはファーストキッチンのシャカシャカポテトまで持ってきた。
タマの目の前でシャカシャカ振りながら踊り出した。
ペケは仲間を呼んだ。
すると釈迦が現れた。
ペケ「シャカシャカシャカ」
釈迦「シャカシャカ、シャカシャカ」
反応がないのでペケと釈迦はいじけてしまった。
2匹は壁の方を向き、体育座りしながら木の枝でコリコリと地面に何か描いた。
ペケは目が覚めた。
変な夢を見ていたようである。
その頃、なかまたちではサナギになるかどうか会議が始まっていた。
マンチ「台風14号は大きいみたいだ」
メンチはサナギ警報を出した。
なかまたちに緊張が走った。
カンダタはニヤリと笑った。
突然スト2のブランカのステージのBGMが流れ出した。
ペケと一味は両腕を上げ、BGMに合わせてダルシムダンスを高速で踊り出した。
ペケ「台風が来るまでまだ少しある。早くやっちまわないとな」
ペケと愉快な仲間たちのメンバーはサナギ作りに精を出した。
ペケは交通情報を気にしながら刻一刻と備えた。
ペケはライブドアニュースで九州・四国地方のセブンイレブンが休業になることを知った。
サナギになってる間の食糧の買い出しに向かった。
ペケはカステラとウイダーゼリーを買ってきた。
その刹那、マンチとメンチの目が合った。
台風が接近中なので互いに協力した。
それを見たペケと愉快な仲間たちのメンバーは
大政翼賛会かのようにパチパチと拍手を送った。
ちなみに僕は大学院を修了し、茨城に新しい部屋を開いていた。
マンチとメンチは互いに照れた。
マンチとメンチはその場で眠りについた。
兎にも角にも台風への備えは十全に整備された
なかまたちはサナギの準備が出来た。
いつ入るかとチャンスをうかがった。
ペケポン「999!」
ペケティ「なんだよ、銀河鉄道かと思ったらレス番のことか」
メンバーはみんな笑った。
そして三三五五サナギに入り明日を夢見ることにした。
それぞれの胸には万感の思いがあった。
さらば、青春の日よ。
楽しかった物語もこれでおしまい。
長い間応援ありがとうございました!
糸冬
制作・著作
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