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現代語訳のトレーニング

3名無しさん:2021/10/13(水) 03:12:12
11憎しとな思し入りそ。罪もぞ得たまふ。

「な〜そ」は《禁止》で「〜シテハイケナイ」「〜スルナ」

「思し入る」は「思ひ入る」(思イコム・思イツメル・気ニカケル・執着スル)の尊敬語

「もぞ」(=もこそ→12)は《危惧》の表現で、

「〜スルト大変ダ・〜スルト困ル・〜スルトイケナイ」と訳す。


《解答例》

憎いと思いなさるな 。罪を受けるといけない。

12烏などもこそ見つくれ。

「もこそ(=もぞ)」は《危惧》の表現で

「〜スルト大変ダ・〜スルト困ル・〜スルトイケナイ」と訳す。

《解答例》

烏などが見つけるといけない。


13今日来ずは明日は雪とぞ降りなまし

「ずは」の「は」は《仮定》の表現。「〜くは」(〜く、は形容詞の連用形)

「な」は完了の助動詞「ぬ」の未然形で《強意》の用例。

「まし」は反実仮想の助動詞で《推量》の用例。

「と」は《比喩》の用法で「ノヨウニ」。

《解答例》

今日来ないならば、明日は雪のようにきっと消えるだろう。


14切りぬべき人なくは給べ、

「ぬ」は完了の助動詞「ぬ」の《強意》の用例。

「べき」は推量の助動詞「べし」の《適当》の用例。

「なくは」の「は→13」は《仮定》の用例で、「ないならば」。

「給ぶ」は尊敬の動詞で「下さる」。

《解答例》

切るのに適当な人がいないならば、下さい。


15ひかひがしからん人の仰せらるる事、聞き入るべきかは。

「ひがひがしから」形容詞「ひがひがし」で、ひねくれている。

「ん」は推量の助動詞「む」の《婉曲》の用例。「ヨウナ」

「らるる」は尊敬の助動詞。

「べき」は《可能》の用例。この場合は《反語》のような否定的文意の場合《可能》が多

い。

「かは」は《反語》の表現。


《解答例》

ひねくているような人がおっしゃることを、聞き入れることができようか、いやできない。


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