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リレー小説(ただの特殊能力バトル)
1
:
キャプテン
:2010/02/23(火) 13:34:41
2009年、日本のクリスマスの夜。僕は名鉄の神宮前駅の辺りで初恋の相手に殺されかけていた。「矢走(ヤバシリ)くん、君は何時の日か私より強い能力に目覚める。だから…死んで!!」すると突然体中から鳥肌がたつような感覚に襲われた。良く見ると体から刺が生えていた。女性は車に乗って立ち去った。真っ裸の僕だけが、あたかも今生まれてきたかのように疲れきって倒れていた。
2
:
ノートン
:2010/02/26(金) 20:35:37
そうしたらウンティーが現れた。彼は下痢を操る能力者だった。その彼が僕の目の前にいる。
3
:
キャプテン
:2010/03/23(火) 17:18:20
なぜ僕が彼の能力を知っているかだが…彼が「俺はウンティってんだ。」と名乗った事と突然トイレに行きたくなったからである。「このまま腸を爆発させてやるぜイヤッホーい!」テンションたけーなおい!
4
:
ハレン
:2010/03/28(日) 19:27:38
「ふう。で、お前は何者だ」
「俺はウンティってんだ」
「知ってる」
「俺がここに現れたのはキミの能力を昇華、かの戦線に誘うためさ」
「へえ」
「俺の能力をトリガーにキミを覚醒させるつもりだったが、ガッカリだ」
「ほう」
「ふうとかへえとかほうとか、は行以外話せんのか」
「はあ」
「殺す」
5
:
ノートン
:2010/04/02(金) 16:43:16
「この俺をバカにした事を後悔しろ」
ウンティーはゆるりと右腕を上げた。
「ウンティー・ショック!」
突如、腹に違和感が走った。
6
:
キャプテン
:2010/04/02(金) 22:12:25
「カレーライスになっちまいな。」………
「ハヤヘ(馬鹿め)…ひははほほふほふはふへひひはふっは(貴様の能力はすでに見破った)」裸の青年は大地にカレーライスを放っていた。
7
:
ハレン
:2010/04/06(火) 01:52:12
カレーライスを一瞥し、矢走は口を開いた。
「貴様の技は見切った」
体を沈める。腹部。拳を飛ばした。目の前には、うずくまるウンティがいた。
「くっ、目覚めたようだな、どうやら」
「ああ、野外で素っ裸でするカレーライスがこんなに開放的なんてな」
「違う、お前は馬鹿だ」
8
:
ノートン
:2010/04/06(火) 14:02:43
「何が馬鹿だ!」
「自分の腕を見てみろ」
ウンティーは矢走の右腕を指差した。腕からはトゲが生えていた。
「それがお前の能力だ」
9
:
キャプテン
:2010/04/07(水) 08:48:22
やはりあれは夢ではなかったのか。「説明は後だ。」俺の手をつかみウンティ―はその場を後にする。後にはカレーライスだけが残った。
10
:
ハレン
:2010/04/09(金) 03:31:13
裸のままでうろつける場所など無いに等しい。だが、服と一緒に財布まで吹っ飛んだようだった。調達も出費も、ウンティに任せるしかなかった。
そして現在、いつもと変わらぬ様子で喫茶店にいる自分が妙におかしかった。そしてウンティこいつ、カレーライスを頼みやがった。
「率直にいう、全てはあの女だ」
「あの女?」
そうだ、駅であの女に会って、体がおかしくなったのが始まりだった。
「あの女は魔王、ジェネシスと呼ばれる存在だ。強力すぎる力ゆえ、周りのものは影響を受けちまう。例えば、俺とお前みたいに変な能力に目覚めちまったりな」
「そうなのか…」
「俺もこんな忌々しい能力さえ身につけなければな…」
スプーンの先のカレーライスをただじっと見つめるウンティに、俺はどう声をかけていいかわからなかった。
「カレーは辛えな…」
「ウンティ…」
11
:
ノートン
:2010/04/09(金) 22:46:41
「能力に目覚めてしまった物同士、チームを組まないか?」
カレーを口の中に入れ、ウンティーは言った。
「ウンティー、今カレーを食うのは止めてくれ。ウ○コにしか見えねぇ」
「馬鹿やろう。今の俺にとってウ○コは友達だ」
12
:
キャプテン
:2010/04/12(月) 16:51:56
すると突然、まわりの人達がもがき倒れていた。「何かあったみたいだな。」俺は嫌な予感がして店の出口に走り出していた。だが扉は重く閉ざされていた。俺はウンティを見る。「俺じゃないぞ。カレー好きは嘘をつかないんだ。」一体なにが起きたっていうんだ!
13
:
ハレン
:2010/04/13(火) 03:29:14
周りを見渡した。店内も、厨房も、俺とウンティ以外に無事な人間はいないようだった。
「おい、大丈夫か」
ウンティが周りの人間に近寄る。どうやら、生きてはいるようだ。
「寝てるだけだな、だがくそっ、カレーが不味くなるような真似しやがって」
「疑問が二つあるんだが、ウンティ。まず、誰がこんなことをしたんだ?」
「俺のカレータイムを邪魔するつもりだ、くそっ、誰であろうがただじゃおかねえ」
こいつはダメだ。犯人がどこから何を目的に、そして誰か、俺は思考を巡らした。
14
:
ノートン
:2010/04/14(水) 20:01:42
「超能力者同士は引き付け合うんだ。僕の持論ではね」
地味な男が一人、入ってきた。
「お前の仕業か」
矢走は構えた。
「何者だ、お前」
「さぁね。それを考えるのが君の仕事だろ?」
15
:
ハレン
:2010/04/17(土) 04:24:30
ウンティが立ち上がる。うまく表せないが、ウンティは本気のようだった。ウンティが男を睨みつけただけで、空気が緊張した。
「俺は美味しくカレーが食べたいだけだ。今からてめえが何しようがしったことじゃねえ、レジから金とるなり、店の中で全裸踊りするなりやりたいことやりゃいいさ。だからさっさとそこどいて俺らを外に出しな」
「気の毒だがウンティ、こいつは俺らとナシつけてえみたいだ。少し時間をとらされることになりそうだぜ。そうでもなきゃ、俺ら残して店の人を一人残らず眠らすなんて手の込んだことするはずがないからな、だろ?」
俺に何ができるかなんて、わからない。ただ、ウンティが本気でこの男とやりあおうと言うなら、手を貸すつもりだった。
「君たちの間違いは二つ、一つは君たちに話などないということ。僕はただ、自分の能力を試したかっただけだ。そしたら、君たちがいただけだ」
「何だとっ」
ウンティは、いきなり相手に突っかかるような真似はしないようだった。意外に冷静なのかもしれない。
「能力者は引きつけあう、か?」
「ああ、そして、能力者同士だと効果は弱まるようだ。一般人じゃ眠ってしまっても、君たちはピンピンしている」
「へえ、じゃあお前は馬鹿だな。殴り合いになったら、単純に数が多い俺らが有利になる」
男は不適に微笑んだ。来る。俺とウンティは身構えた。
「さっき言った君たちの間違いのもう一つだ。外になどでれぬ、本気の僕の能力で永遠の眠りにつくからな」
16
:
キャプテン
:2010/04/20(火) 08:49:01
すると男の方から様々な香りがし始める。「一端外に出よう。」ヤバシリは右腕から大きく硬い刺を一本生やし、出口を攻撃した。だが、びくともしない。「物体の中にある空気を抜き、圧縮された壁だ。堅いだろ?」
17
:
ノートン
:2010/04/22(木) 00:30:34
壁は、凄まじい硬度になっていた。密閉された空間の中で、男は様々な香りを撒き散らしていた。
しかし、香りを気にも止めず、ウンティーは右腕をゆるりと上げた。
「ウンティー・ショック!」
18
:
ハレン
:2010/05/04(火) 23:58:29
あいつの言った通り、能力者には能力はあまり効果がないようだった。
「くらわねえ。これでも、矢走をカレーにしたくらいの威力は出したんだがな」
「ボクのほうも、この店の人間全員を眠らしたくらいの力を出してるつもりだがね。だが、能力でケリがつかないなら、こんな手もある」
そういい、男はナイフを取り出した男の外見から、あまり武闘派にはみえない。そういう勝負なら、やはり二人いるこちらのほうが有利だった。
「勘違いするな」
「あぁん?」
「このナイフは、お前らに使う気はない」
「へっ、ふざけた野郎だ。じゃあ誰に使うんだ。セルフか?」
その瞬間、男の目的がわかった。俺たち以外にこの場にいる人間。
「いるじゃないか。眠りこけっている、人質が」
19
:
キャプテン
:2010/05/07(金) 17:26:45
男は素早く眠っている子どもに腕を掛け、担ぎ上げた。そのまま男は扉の方に向かっていた。「ウンティ―…(奴の能力が呼吸に関係するなら…)頼みがある。多分、酸素の濃度の変化でみんな酸素が脳に行かず気絶したんだ。それに臭いは奴からしていた。空気を吸って吐く。ただそれだけの能力だと思う。」ウンティ―は素早く標的を変えた。「ウンティーショック・ガスバースト!」
20
:
ノートン
:2010/05/12(水) 09:59:03
ウンティーは標的を倒れた客に向けていた。
「こいつらのクサいガスで、空気を浄化してやるぜ」
21
:
ハレン
:2010/05/20(木) 00:48:26
男は、とっさに店内の倒れている人間にナイフを突きつけた。
「妙な真似はよせ! さもなくばこいつらをナイフで殺す!」
男が標的を変えた瞬間から、俺は動いていた。男の様子がよくわかる。動じて怯えた表情も、ナイフを振り上げる動作も。俺が、一歩速かった。
「俺の能力、なかなか使えるかもしれん。体をトゲにする能力」
振り下ろしたナイフは俺の手の中で止まっていた。瞬間、手をトゲにした。硬化した俺の手はナイフごとき、簡単に止めてみせた。
「くそっ」
手の中で、ナイフは小動物のように忙しく震えている。腹部への蹴り。男が壁際まで吹っ飛んだ。ナイフに気を取られている者に当てるのは容易だった。
「これは能力者同士の戦いなんだ。ナイフを頼ろうとした、いや、他人を巻き込んだ瞬間からてめえは負けていた。俺はカレーを美味しく食えるのが好きだ、ここのカレーはうめえ。店の中の一人一人が幸せそうにしている、その空間で食べるカレーは本当に美味しかったよ。その人たちを、お前は巻き込んだんだ。許さねえ」
ウンティが男に近づいていく。男に戦意がないことは、俺からみてもわかることだった。
「能力者同士は能力に耐性があるっていったな。だったら、耐性があろうがなかろうがこいつはどうだ」
ウンティが男の腹に手を乗せた。
「あくまで能力でケリをつけるようってか、ウンティ」
「ああ、これはこいつのとどめ、そして、これから始まるだろう俺たちの戦いへの祝砲だ。ウンティダイレクトインパルス!」
22
:
キャプテン
:2010/05/25(火) 16:43:20
体内で爆発が起きた。その瞬間、男は口から無理矢理ガスを排出した。そして男は倒れた。
「ち、馬鹿な野郎だ。次は体中をカレーにしてやる。…おい、ヤバシリ!何してやがる。」
ヤバシリは男を担いで外に運ぼうとしていた。
「コイツは彼女の仲間じゃない。助けて戦わせる!」
23
:
ノートン
:2010/05/26(水) 17:38:55
「ちっ」ウンティーは渋い顔をしながら矢走を手伝った。
「向かうぞ、俺のアジトへ」
「ここから近いのか?ウンティーよ」
「ああ。神宮前駅の東にある、通称゛死の都゛と呼ばれるエリアに俺のアジトがある」
24
:
ハレン
:2010/06/19(土) 03:09:12
死の都、というが思ったより普通の場所だった。人影はほとんどない。近くの高速道路から外れた道で、住宅部もなく、なんとなく寂しい雰囲気のある場所だった。
「ここは夜になるとまた変わる。昼は、いうなら寝てるって感じかな。着いたぜ」
ウンティが路地の先の建物を指差した。
襲撃してきた男は、俺の背中で気を失っている。店を出てしばらくし、ウンティから担いでいた男を渡された。意外にもウンティはあまり体力が無いようだ。ただし、瞬発力は自慢らしい。本気の状態と比べたらさっきの二度の戦いなんてガキのケンカだ、とウンティは不敵に微笑んだ。
「帰ったぜ、チンティ」
何事も起きず、アジトについた。誰かに見られたら厄介なこともあるかもしれないと思ったが、そもそも死の都には人らしい姿はない。逆に、誰かいるなら怪しいやつだと思ったほうがいいかもしれない。
「それにしても、そんな男どうすんだよ」
アジト内のリビングに男を下ろした。何をするにも、まずはこの男が起きてからだ。
「こいつは多分、自分の能力を試したいだけだ。だったら、俺たちと利害が合う形で能力を発揮させてやればいい」
「つまり、あの女に向かってこいつを放つわけか。そう上手いこといくかねえ」
「俺たちに刃向かったとこで、こっちが手綱を握ってるってことには変わりはない。こいつは、俺たちに傷一つつけられず戦いに負けた」
俺も、リビングに横たわった。今日1日、いろんなことがありすぎた。目を閉じ、瞼裏に今日1日の出来事を反芻した。
25
:
キャプテン
:2010/06/27(日) 22:13:35
闇が染まり7人の男女はトンネルにいた。「ジェネシス“達”は何でわいらに力を与え働かせるんや!」「ウンツィ!テメェの兄弟関わってんだぞ。責任取れ!」「争いはやめろバッキャロ―!三輪車で轢殺すぞバーカバーカ」「まず…波来(はら)…偵察…行くべき。」彼は静かに頷き、彼らは闇夜に消えた。
26
:
ノートン
:2010/07/08(木) 22:45:30
思い返す内に、いつの間にか俺は眠っていた。
「グッスリ眠っているな、矢走は。突然能力に目覚め、突然敵に襲われる。悲惨な一日だったろうな」
ウンティーはカレーを食べながら話した。
「やはり僕の持論は正しいらしいね。君も能力者なんだろ?」
男はチンティーを指差して言った。
「貴様!目覚めたのか!」
27
:
ノートン
:2012/11/25(日) 11:07:16
「カレーのいい匂いがするね」
男は答えた。
「悪いが、素性のわからん男にカレーはやれんな」
「僕の名前は長谷喜太郎。さぁ、これで僕にカレーをくれるかい?」
ウンティは悩んだ。この男にカレーを渡すかどうかを・・・
28
:
ノートン
:2012/11/25(日) 12:48:26
ウンティの答えは、”カレーを渡す”だった。
喜太郎はカレーを食べる。一口、二口・・・ウマい!!!!!!
この世にこんなに美味いものがあったのか。喜太郎の脳裏には、花畑が広がった。
もう戦いなんてどうでもいい。カレーさえ食べれば・・・
僕はこのカレーを極めたい。なんとしても、このカレーを僕のものにしたい。
喜太郎は花畑の中心で、涙した。
29
:
キャプテン
:2012/12/10(月) 22:26:26
m(_ _)m
長きに渡る延滞の結果、作者達の諸事情(ヤル気の無さ)によりこの連載を終了いたしました。
ハレン、ノートン、キャプテンさんの次回作にご期待ください。
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