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「お薦め −本」
80
:
FK
:2009/01/14(水) 20:02:05
『失われた志』(城山三郎 文藝春秋 1997年 \1238)
対談集(藤沢周平・内橋克人・吉村昭・河盛好蔵ほか)。
若い頃、氏の小説をまとめて読んだものだ。
最近読まなくなったのは、経済界の有名人たちを中心にした経済小説がメインになっていたから。どうも経済人やら名士とは肌が合わないので。
*
河盛好蔵 (フランスは)文化的な野蛮国です。文化の盛んな野蛮国ですよ。
とにかく、インテリが威張っています。(P.163)
河盛 フランスというのは、お金がひどく幅の利くところですよ。あらゆる場所で、チップをやったほうがいいです。それに、フランス人というのは、非常にケチですよ。「守銭奴」というモリエールの芝居がございますけれど、守銭奴というのはフランス人というのと同じ意味だと辰野隆先生が言われましたがね。それほどみなケチですね。(P.168)
【さもありなん、である。「文化的な野蛮国」とは言い得て妙である。】
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城山 手当しなければ友情というものは消えてしまうと言っているね(注『ビジネスマンの父より息子への30通の手紙』)。たとえば、月に一回ぐらいは食事を一緒にするとかね。(P.219)
【どうもこの忙しいご時世では難しいだろう。友情とは無縁に生きてきたような気がする。】
*
おしまいの吉村昭との対談では、お互いに徒党を組むのが嫌い、と。組織に属するのはもうこりごり、と。軍隊経験からくるもの。命令されたり指示されたりはご免というわけ。権威も権力も同様。
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