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しゅごキャラ二次創作小説第二部

560Q:2015/05/27(水) 05:26:16 ID:skjYNMgM0
egg 38

 黙ったママにセラは色々と文章を見せた。
「いろいろあって神崎さんに助けられた、と……」
「別に我々が銃を持ってテロリストと戦っていたわけではありません。我々と言うか宿主が、ですが。うっかり捕まることがあるですの。市民に化けた過激派とか居るらしいですの」
 クリミアの言葉をそのまま伝えてはいるけれど、日奈森には全く状況を想像できなかった。
「そういえば宿主って学生さんだよね? どうして外国に行ったの?」
 と、ミキは尋ねた。
「この部分は守秘義務でしょうか?」
 クリミアの言葉にセラは頷いた。
「秘密ですの。ですが、好き好んで行ってるわけではなく、要請されて行く場合が多いですの」
「誰かの命令?」
「そう言えなくは無いですが……。ちなみにうちのリーダー、夢聊様というのですが……」
「無料? タダってこと?」
「読みは同じですが漢字が違いますし、人間ですの。そのリーダーは関係ありませんので、文句を言ってはダメですの」
「リーダーなのに?」
「リーダー全てが同一人物ではないですよ、という意味ですの」
 セラが頷いたが他のしゅごキャラはいまいち分からなかったようだ。
 図で表さないとダメかも、とクリミアは思った。
「人間の大きさはとても小さいのでピンポイントの情報を必要としますの」
 この言葉はルルには理解出来た。
「正確な情報を与える人。受け取る人。行動する人。それらが連携しなければならないこと。色々とあるんですの」
「その中だと神崎さんは行動する人?」
「自分で判断して行動する人ですね。持っている力を十二分に発揮する。私の宿主は頑張ると命を縮めてしまいますの。セラの宿主は色んなものを失うらしいですの」
「どういう意味?」
 と、ルルは言った。
「秘密ですの」
「セラが何か書いてるけど?」
 クリミアはセラが書いている文章を読んで驚いた顔になった。
「『献血』するから命を縮めるって意味なのね」
 正確なことは書いていないことは分かったが、セラが人に教えるとは思わなかったのでびっくりした。
「セラの宿主のことも教えてくれるの?」
 そう日奈森が尋ねるとセラは紙にまた字を書き始めた。
「『ものおぼえが悪くなる』って、どういうこと?」
「血管の流れが悪くなる……。そういう状態になりやすい。……よく分からないけど、それ病気じゃないの?」
 日奈森とルルは一緒に首を傾げた。


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