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関学 OB/OGのスレ

136Kwansei Gakuin University:2019/08/07(水) 21:44:52
営業の不足は、お客さまが教えてくれる
2019.8.7 05:55
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 営業力とは準備力である。2012年4月、僕は保険営業職として社会人生活をスタートさせた。初めての配属先は大阪南支社。競合他社の本社がある大阪は一番の激戦区となる。コミュニケーション力に自信があった僕は、営業も簡単だろうと意気揚々とリストにある営業先を訪問した。1年後には同期でトップの成績を収め、出世コースまっしぐらだと思っていた。だが、1年後の僕は、80人ほどいる同期の中でほぼ最下位だった。(剛之輔代表取締役・鎌田龍馬)


 入社当初の高いモチベーションはゼロ。口を開けば会社の愚痴、上司の愚痴、成績が上がらないのはツキがないだけ。全て自分以外のせいにしていた。

 それでも会社を辞める勇気のない僕は、訪問先へ出かけ、いつものように話を進めていた。30分ほどたったとき、目の前の社長から、「もう帰ってもらっていいかな」「え、社長、まだ説明は終わっていません」「君の話す内容は、全てネットで調べれば分かるものだし、提案自体ウチの会社の課題解決にはならない。そんな事前準備も感じられない営業マンから商品は買えない。だから帰ってくれ」

 僕は固まった。事前の準備など、これまで一度も考えたことはなかった。マニュアル通りの商品設計、教育通りの話法、一人一人のお客さまに対して営業方法を変えるなど考えたことがなかった。この社長とのやり取りは、事前準備の重要性を教えてくれた。それ以来、会えることになった社長の会社情報、業界の悩み、競合他社、聞かれそうなことを想像し、考えうるあらゆる準備を徹底し、面談に望むようになった。

 1年後、僕の成績は同期中2位。トップアスリートは、ミスの許されない試合に備えて事前の準備を怠らないという。営業においてもそれは当てはまる。好成績の裏には徹底した準備がある。運良く成績を挙げられる人はいるが、続けられる人はいない。僕は独立して以来、紹介のみで毎年MDRTに入賞し続けている。全世界の保険営業のトップ5%で作られた組織は、いわば生保のメダリスト集団。僕は体感した。自分の不足は、お客さまが教えてくれる。これからもお客さまの声に耳を傾け、寄り添いながら面談を大切にしていきたい。



【プロフィル】鎌田龍馬

 かまだ・りゅうま 剛之輔代表取締役。関西学院大学を卒業後、第一生命保険に入社。3オフィス計96人の営業職の教育を任され、2年間の担当期間に、前年実績比300%を達成。2016年に独立。初年度から、世界の保険営業マンのトップ5%に贈られる「MDRT」という称号を3年連続で達成し続けている。兵庫県出身。


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