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同窓会

70"メダリスト先生":2013/09/25(水) 22:58:02
"メダリスト先生"の夢へ一歩 義足のランナー、母校で実習

教育実習に取り組む佐藤圭太さん。パラリンピックメダリストの「先生」を目指す=19日、
焼津市の県立焼津中央高
 ロンドンパラリンピック陸上競技に出場した中京大4年の佐藤圭太さん(22)=藤枝市出身=が母校の県立焼津中央高(焼津市)で
教育実習に取り組んでいる。大学卒業後はしばらく競技に専念するため、本格的に教壇に立つのはもう少し先になるが、
「いつか自分の経験を子供たちに伝えたい」と目を輝かせる。

「パラリンピックのメダル」と「教育者」。2つの夢に向けて義足のランナーは着実に歩を進めている。
 佐藤さんは中学卒業前に病気で右足の膝から下を失った。焼津中央高入学後は「リハビリのため」に
陸上を始めると、みるみる頭角を現した。現在は大学の陸上部に所属し、100メートル、200メートル、400メートルの日本記録を持つ。
 
母校での教育実習は9〜27日。大学入学時から中学・高校の体育の教員免許取得を目指していた。
「生徒と触れ合うことは楽しい。逆に教わることの方が多い」とやりがいを感じる。
任された授業では、生徒にかかとがない競技用の義足を示しながら「つま先だけで走る」「頭を下げない」など速く走るこつを丁寧に指導する。
 競技に専念することを決意させたのは、7月の世界選手権だった。ベストタイムを出したが、世界との差をあらためて実感した。
「活躍したい」「タイムを伸ばしたい」。アスリートとして率直に思い、情熱があふれた。
 
出場が目標だったロンドンは思うような走りができなかった。
2016年のリオで世界との差を縮め、20年の東京では「結果」を見据える。
引退後にはメダリストの「先生」として子供たちを支えるつもりだ。
「地元開催でパラリンピックの注目も増す。期待に応えられるよう力を付け、教育にも生かしていきたい」


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