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29：焼津浜当目に津波跡２層：2016/02/10(水) 17:54:59: 焼津浜当目に津波跡２層　静岡大調査、仁和・明応地震か
掘削した地質サンプルを確認する北村晃寿教授

　北村教授は１５年９月、焼津市と共同で沿岸部の同地区４カ所をボーリングで掘削し、
地下約５メートルまでの地質サンプルを採取。その後解析を進め、
７８０～１０２５年と１０２５年以降の二つの津波堆積物を見つけた。
また、仁和地震の際に海岸線が後退した可能性を示す痕跡も発見したという。
　
　２００１年の土木学会では別の研究チームが明応地震の際に駿河湾沖で
海底地滑りが発生した調査結果を報告している。
北村教授は「海底地滑り自体は新たな発見ではないが、
仁和地震でも海底地滑りが起きた可能性があることが分かった。
今後の調査で、科学的見地から過去の被害状況を明らかにしていきたい」と話した。

　■被害の詳細調査
　静岡大防災総合センターの北村晃寿教授と焼津市は８日、同市浜当目地区で、
昨年９月以来２度目となる官民共同の津波堆積物調査を開始した。
前回の追跡調査の形で、過去の津波被害の実態を詳細に調べる。

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