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【SS】型月系SSに見る名文・名台詞【手本】

1僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 14:07 ID:ugxAjqUI
このスレは型月系SSにて見られる、秀逸な文章や台詞を例に挙げて語るスレッドです。
良作を良作たらしめている表現。それらを列挙し語り合いましょう。
SS作家の方々の参考にもなれば幸いです。

挙げる文章や台詞については、それが登場する作品を紹介することを忘れずに。
また、長文を長々とコピペするのはできるだけ止めておくのが無難かと思われます。
「お気に入りの台詞を上げるスレ ※ネタバレ」のSS版という気分でどうぞ。

2僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 14:23 ID:18GShzO.
建てる前に相談しよう

月板総合スレ建て相談スレ
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/bbs/read.cgi?BBS=995&KEY=1097669014

3僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 14:28 ID:ugxAjqUI
 そうだ。勝算など知ったことか。自分には守るべき人がいる。恋焦がれる彼がいる。送り出してくれた人達がいる。償うべき罪がある。
 そして、倒すべき敵がいる。

 誓ったのだ。
 勝って戻ると約束した。

 ───戦うと決めたのだ。
 ───だから。

 立ち上がれ。この足で。

 立ち向かえ。この心で。

 わたしにはそうしなくてはいけない理由がある筈だ───!!!


語るスレで、ちょっと前に話題になっていたSS「月君(ttp://www1.odn.ne.jp/~ccx51600)」より。
さっちん主人公の再構成もので「CCさくら」とのクロスという、最低要素満載ながら、描写力と構成力で「怪作」にまで昇華された珍品。
さっちんメインで悲哀より燃え成分の方が多いというのも珍しいw
上記みたいな描写満載なので、気に入った奴は読むべし。

4僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 14:29 ID:7/4SyacE
>>1
こんな感じ?
washu氏、「FULL TOLERANCE」より

良く噛み切った指先、死神の標本、心地良い時限爆弾、斬。
間もなく終日、腐ったカラスの溜息、気落ちした拷問、斬。
さり気ない轢死、脳味噌の桜漬け、浮かれた死臭、斬。
殺意懐郷、冬の日本刀、用済みなギロチン、斬。
医師の死体料理、一握りの血溜まり、プール一杯の耳たぶ、斬。
メアリーを花葬、共食いした蜘蛛、悪意無き死姦、斬。
殺人同盟、行きつけの処刑場、踊る月夜に七つの屍、斬。


斬、斬、斬斬斬斬斬。


──我ハ此ノ世ノ照魔鏡。
   ソノ儚キ命、セメテ七夜ノ浄福ヲ知レ。
   ヨウコソ、コノ素晴ラシキ惨殺空間ヘ──

5僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 14:30 ID:ugxAjqUI
>建てる前に相談しよう
 一覧に類似っぽいスレも見当たらんし、単発でもないし、別にいいんじゃね?

6僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 14:37 ID:7/4SyacE
「やあ、またせたね。アオザキ! セイギノミカタの登場だ!!」

須啓氏の「魔術師たちの一夜」
燃え燃え

7僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 14:48 ID:7/4SyacE
お母さま、お爺さま、お父さま。イリヤスフィールは幸せです。

8僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 14:55 ID:HJW80YJo
語らんかスレで十分代用が利くと思うが

9僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 15:00 ID:7/4SyacE
 力を抜いて、軽く軽く、物足りないくらい柔らかく動かす。

「大丈夫かな、痛くない」
「平気です。志貴さん意外と上手いですね」
「そう? ちょっと奥やるから動かないでね」

 そうーっと。
 よし。
 いい感じ。
 ゆっくり抜いて、と。
 
 もうちょっと奥の方にチャレンジするか。
 ここで少し捻りを入れて、もう少し……。











膝枕で耳掃除な午後

10僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 15:18 ID:sZQ80or2
ニルヴァーナの夜より
「我が名はネロ・カオス、不死の死徒の中に在って尚も不死と呼ばれし、死徒27祖が10位」
外の雨はいつの間にか止み、東の空より陽光が滲んで来る。
「魔女メディア。約束しよう、私が聖杯を手に入れる事を、そしてお前の手にもまた、聖杯が乗る事を」
それはまるで預言者の託宣の様に朗々と薄暗い本堂の中に響き渡り、
ここに彼らの聖杯戦争の始まりを告げた。

カオスの声で託宣の如く…(´Д`;)ハァハァ

11僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 15:28 ID:CL8S6YNY
>>1=>>5はSSスレ乱立厨か相談スレの事を知らなかった馬鹿のどっちかだろう

12僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 16:07 ID:UpdZgVQk
二次限定の名台詞スレならアリなんじゃね?
「お気に入りの台詞を上げるスレ」とは別ってことで。

語らんかも批評も作品全体の感想中心で、具体的な台詞にのみ焦点を当てることはあまり無いし。

13僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 16:19 ID:4a1jyOfY
俺も12の意見に同意。
作品全体の批評ではなく、台詞や地文といった限定的な範囲での絞り込みは、語らんかスレとは違う趣があると思う。

14僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 16:24 ID:2b7HvV7Q
何でもかんでも限定してスレを分化させていったら収集つかなくなるけどな
さしあたり次は「型月系SSキャラに萌えるスレ」とかか?
その辺含めて十分包括的に語らんかスレで対応できる。

15僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 16:31 ID:4a1jyOfY
表現や台詞を具体的に挙げられるのは、SS作家とかは重宝しそうだけどな。

16僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 16:32 ID:4a1jyOfY
>さしあたり次は「型月系SSキャラに萌えるスレ」とかか?
意見が極端すぎw
さすがにそれはねーだろ。

17僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 16:38 ID:7/4SyacE
スレ立てに関する議論は邪魔だから相談スレにでも行ってやってくれ
ここのスレッドがいる、いらないもそこで勝手に議論すればいい

18僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 16:39 ID:2b7HvV7Q
……このスレと大して変わらんと思うが>キャラスレ

何にしろ>>1にはもう少し考えてから立てて欲しかった。

19僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 16:43 ID:60c96r8U
だな。議論は相談スレでやればいいだろう。需要があれば伸びるだろうし、なければ自然消滅するさ。
変にぐだぐだ言う必要もないだろう。

20僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 16:45 ID:zqcvDNy2
>自然消滅
この板では1000レス超えるか削除要請が認められない限りは
ログ倉庫送り/スレ消滅しないんじゃなかったっけ。

21僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 16:48 ID:60c96r8U
>20
だからさ。本気で必要のないクソスレなら、削除要請が通って消えるだろうよ。

22僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 16:54 ID:LcBs4Aho
 さあ、行こう。
 これが最後だ。あとは我慢比べ。何処までも果てしなく抵抗を続けるのみ。
 月光の下、蛇が無限の命を誇るのであれば。
 この刃は無限が尽きるその時まで、命という命を切り裂き続けるだけだ。
 そんな不退転の意思を胸に、再度、さつきはロアへと挑みかかっていた。


 「月君」ttp://www1.odn.ne.jp/~ccx51600より、さつきVSロアでの描写。
 3のカキコを見て思い出したよ、月君。そうそう、こういうのもあったなあと。連載時はリアルタイムで読んでた。
 月君は台詞よか地文のが燃える文が多いと思うが、いかがか。

23僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 16:59 ID:7/4SyacE
元となったSSが分からないと困る。
作者とタイトルと、あとできればURLも書いてもらえないだろうか?

24僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 17:01 ID:CL8S6YNY
言いたくはないがSSスレ大杉

25僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 17:02 ID:LcBs4Aho
HP「花神の夢」ttp://www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/9757/index.html
ランサーのSS「夢見の宣誓」より。


「どんな命令でも、令呪なら聞いてやる。けどよ、そいつを殺したら、俺はお前を殺すぞ。その令呪がなくなったら、俺は真っ先にお前を殺すぞ。言峰綺礼。分かるよな言峰綺礼。俺はクー・フーリンだ。俺の宝具はゲイ・ボルグだ。言峰綺礼。分かってるだろうな言峰綺礼。この槍は外れねえぞ。俺がお前を殺すと決めたら、お前は死ぬ。絶対に死ぬ。これは、そういう槍だ。だから、お前を殺すぞ言峰綺礼」

以前に各所でも話題になっていた、鬼気迫る迫力を感じた台詞。
ランサーっぽいね。

26僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 17:02 ID:7/4SyacE
>>24
>>17

27僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 17:04 ID:LcBs4Aho
じゃあ言うなw>24

28僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 17:05 ID:CL8S6YNY
>>26
1とかSSスレ乱立擁護派が来ないんじゃ意味無いし
その間にこのスレをどんどん進めて既成事実作られても面倒だ

29僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 17:10 ID:LcBs4Aho
他にもどうしようもないスレがあるんだけどなあ。「乱立だめー」と言いたければ、その辺りを何とかしてから言え。
とりあえず議論やめとけ。相談スレ行け。

30僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 17:17 ID:iFcRFzyY
他があるから〜って子供の理屈だぞ。
なし崩しにしすぎだ実際。

31僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 17:20 ID:LcBs4Aho
だから相談スレ行けって。そこで相談した上で、削除依頼でも何でもしろよ。

32僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 17:35 ID:sZQ80or2
どのスレでもそうだが、ケチ付ける時だけ人が集まって来るのは流石に型月板だな。

33僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 17:37 ID:X/K21Mfk
それと問題が一つ。
未読のSSの決め台詞を書かれる恐れ大。

34僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 17:42 ID:f9kxqbCQ
それは他のSSスレでも似たようなものだし。
嫌なら見なきゃいい、てのはこの場合当てはまると思うが。

35僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 17:49 ID:PtkJhZEk
では、最低限の配慮として、レスの最初に「サイト名」「URL」「SSタイトル」を書いておくというので、どうか。
未読であるならば読まないか、読むにしても覚悟を決める。
既読者ならば熱い思いと共感などを語ればOKだ。

36僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 17:50 ID:PtkJhZEk
うん、いいね。
では25みたいに、サイト名とアドレス、それからタイトルを最初に書いておくという事で。

37僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 17:52 ID:JTOeNNVE
またSSスレかよ・・

38僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 17:54 ID:PtkJhZEk
SSスレ反対派、必死だなw
とりあえず相談スレを見てからカキコしなって。

39僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 17:56 ID:PtkJhZEk
…荒れてるなあ。荒らしも煽りも、やめとこうよ。
相談スレで正々堂々論議して、その結果如何で削除以来でも出せばいい事なんだから。

40僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 17:58 ID:zqcvDNy2
今さら言っても仕方ないが――
> 相談スレで正々堂々論議
できれば、スレを建てる前にやって欲しかったことではある。

41僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 17:58 ID:f9kxqbCQ
釣りだと思う。

42僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 18:00 ID:PtkJhZEk
とりあえず、スレ趣旨に合わないカキコはここまでとしないか?
立てられた以上、あとは普通に参加したいものが参加しやすい状況にしておくべきだろう。
その上で需要がなければ消えるのだから。

43僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 18:03 ID:lse3NXaw
こうしてなし崩し的に過疎スレが乱立していくのでした。チャンチャン。

44僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 18:05 ID:JTOeNNVE
先に相談無しに立ててる時点でアウトだろ。何考えてるんだか。

45僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 18:10 ID:S6FVMFr2
つーか、擁護派反対派
どっちも相談所に顔を出していないのは何故だ?

46僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 18:10 ID:PtkJhZEk
サイト名「プラネット・ガテラー」ttp://www8.big.or.jp/~gaterar/
SSタイトル「種の正義」


「わたしは、シエルと同じ側だってこと」


 月姫SS、初期の名作「種の正義」より。
 アルクェイドとシエルが友情関係を築くという、かなり意外性のあるSSだったね。説得力のある内容で、面白かった。
 台詞はSS本編を総括する一言。シンプルだが、いい。

47僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 18:15 ID:pXKmfgBs
立ってしまった以上、って済し崩しにしようとしてるのがいやだなあ……

48僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 18:21 ID:PtkJhZEk
おお、「種の正義」。これはまた懐かしい作品だ。
個人的には、「種の正義」では次の台詞がガツンときた。


「死ねばいいのに…!!」


シエルがアルクに憎しみをぶつけるシーンでの一言。
余分な装飾がない分、すごく感情移入できた覚えがある。

49僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 18:29 ID:DzobT4cI
「死ねばいいのに」はビシっときたね。
この一言があったから、最後のほうでのシエルとアルクの何気ないやり取りに温かみが出てる。
初期名作はやはり名作だね。

50僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 18:35 ID:DzobT4cI
語らんかスレとの差別化を明確にするためにも、あくまで「台詞」と「描写」について語っていこう。
作品の全体が云々ではなく。

51僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 18:37 ID:DzobT4cI
最低限ルール確認

1.あくまでも「台詞」「描写文」について語るべし。
2.レスの最初に「サイト名」「URL」「SSタイトル」を明記すべし。

こんなとこかな? 共通で認識しておくべき点は。

52僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 18:40 ID:uTYr3U6s
サイト「竹屋千楽堂」ttp://homepage3.nifty.com/chiraku/index.html
SSタイトル「天命聖夜 Fate/Holynight」より


「わたしのマスターを ―――― シロウを傷つけたのは、お前かああああ!」


HFトゥルールート後のFATE第六次聖杯戦争もの。
オリキャラが主人公という、一歩間違えると地雷確定ss。
でもこのオリキャラは未熟者だから良し。
日常シーンが結構好きだったり。
つーか桜先生萌え。


この場面は思わず目頭が熱くなるシーンでした。
HFトゥルールートはセイバー好きーには辛かったよ。
この直前、心の封印を解いた士郎も好きです。
心の限り叫べ。

53僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 18:40 ID:4q.rDoPY
正常化したみたいだな。
>>1
乙&がんばってくれ。

54僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 18:42 ID:DzobT4cI
正常化、よかったよかった。
個人的には頑張って欲しいスレだ。

55僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 19:57 ID:vQq1AlYw
サイト「風鈴色喫茶」ttp://www1.odn.ne.jp/~ccx51600
SSタイトル「月君〜月の姫、空の世界、そして花咲く人は君〜」


「わたしは……」
 さつきは、その喉で言葉を紡ぐ。
「わたしは、さつき。弓塚さつき」
 恐れるな。
「あなたに……いいえ、おまえに血を吸われて」
 躊躇うな。
「死徒になってしまった人間」
 忘れるな。
「そして─────」

 怒れ。

 誓え。

 取り戻せっ!

「おまえを殺す吸血鬼よ───っ!」


 語らんかスレで話題になった際、「怪作」という評価に興味引かれて読んだ一作。
 さつきVSロアの際の、さつきが自分を名乗り上げるシーン。
 ラストバトル開始のっけから燃えさせられた。主人公が名乗りをあげるシーンって、実は貴重かも。

56僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 19:58 ID:dXsfEG1.
>>52に便乗 描写の方で

サイト「竹屋千楽堂」ttp://homepage3.nifty.com/chiraku/index.html
SSタイトル「天命聖夜 Fate/Holynight」より

「武神だと? 伝説だと?  ―――― 認めぬ! 俺は断じて認めぬ! 俺は貴様如きに ・・・貴様ら如きに敗れておらぬ! 敗れておらぬ! 」
 憤怒と激情にかき立てられるように、呂布が叫び続ける。
「貴様ごときを、崇め! 讃え! 願いをかけたすべての愚か者を恨んで、この場にて果てよ! 関雲長オオオオオっ!」

 オリ鯖対オリ鯖、というか関羽対呂布なんだが。サーヴァントの因縁対決は、
本編でも無かったので新鮮だったし、三国志を知っている人間にはにやりとさせる台詞
でキャラを立てている。また掲載サイトの掲示板では当初「呂布じゃあ神の関羽には勝
てないだろう」といわれていたのに、それを『因果』の設定で見事に裏切った。この
『因果』が>>52の台詞の後で復活したセイバーを含めてもう一度使われるのがにくらしい。

57僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 20:13 ID:KSKpoJ16
サイト名「石龍屋」ttp://www.geocities.co.jp/Playtown/2839/
……だけど、見つけづらいので、SSのページttp://www.geocities.co.jp/Playtown/2839/tyubou34.htm
SSタイトル「月に紅茶の葉を混ぜて きつねつきひめ」

そして・・・・・・
 
 
眼鏡を外すと・・・・・・・ナイフを一閃させる。
問答無用に、その一撃で、全てが終わった。
 
 
 
「・・・・・・ほんとに志貴さんは真打ち向きですねー。お話の最初から出て来ちゃいけないタイプですね。気紛れなルート選択で全てを終わらせてしまう予感が・・・・おまけに最近じゃバトルになりませんし」


エヴァ系SSの中でも最強と呼び声も昔はあった七つ目玉エヴァンゲリオンの作家の(今のところ唯一の)月姫SS。
俺の中では「怪作」といえばこの人が思い浮かぶw
それはともかく、この琥珀さんの身も蓋もなさ……いや、志貴がちょちょいと憑き物をどうにかしたシーンですが、直死の魔眼って本当に扱いが難しい。
ゆえに最近は書こうとするたびにこの台詞が脳裏に浮かぶ。
つまりまあ、志貴の活躍は最後だけで充分ってこったな。
解るか? NANAYA厨よ。

58僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 20:34 ID:KSKpoJ16
サイト名「TUNGSTEN」ttp://www15.ocn.ne.jp/~edelgard/
SSタイトル「闇月夜」


 もう一度、わたしの世界で世界を侵す。枯渇はほんの一瞬でわたしの知覚を越える範囲まで広がって、次にまばたきしたときにはもうアインナッシュは砂になってしまっていた。それだけじゃない、この枯渇に飲みこまれたのはアインナッシュだけじゃない。今わたしは足場をなくして地面に向けて落ちていってる真っ最中。でもほら、あたりを見回してみるとそこにはもう何もない。わたしに従っていた木も、もうわたしにはいらないから簡単に砂になる。ああ、ああ、これはすごい。実を食べた時とは比べ物にならない恍惚。それも当然なんだってすぐ気づいた。そうか、わたし、アインナッシュそのものを食べちゃったんだっけ。――違う。わたしはアインナッシュを食べるために食べたんじゃない。わたしはわたしの余分な身勝手で命を奪った。これがわたしにとって初めての殺害。うん、もう忘れない。弓塚さつきは生まれて初めて、自分の意思だけで殺しました。
 そう、わたしは自分の意思だけで直径五十キロある森を殺し潰しました――。


固有結界発動さっちんの中でも、秀逸なシーンの独白。
俺は「弓塚さつきは生まれて初めて、自分の意思だけで殺しました」にぞくっとした。
そこだけ抜き出してもよかったんだが、それだけではあんまりにも意味が通じなかったので。

59僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 21:10 ID:KSKpoJ16
サイト「風鈴色喫茶」ttp://www1.odn.ne.jp/~ccx51600
SSタイトル【月君 〜ボーナスエピソード集〜 】


 魔法使いは王様をやっつけに来たのです。
 お姫様との約束を守るために。
 お姫様の思い出を守るために。

 残酷で優しい結末を与えに来たのでした。


 ■□■□■













 「──────────≪封印解除(レリーズ)≫ッ!」


型月SSなのに!
クロスSSなのに!
上の台詞で泣いちまったよ・゚・(ノД`)・゚・。

つか、この「間」は狡いと思う。

60僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 21:19 ID:UpdZgVQk
サイト名「タイロの二次創作の置き場」ttp://www.ican.zaq.ne.jp/euaek403/index.htm
SSタイトル「Two orphans」

「そうだ、はじめからソイツは真名を名乗っていた・・・・・・・・・・・・・」
 赤い騎士は、前に進み出てウィルと対峙する。
「ウィリアム・ボニーだと? 最初から通り名の方を名乗ったらどうだ。
 ――実は生きていたという話も聞いた事があるぞ? 拳銃王よ」
「へぇそりゃあビックリだ。じゃあサムナーで死んだ俺は誰だったのかな? え? 教えてくれよ、真っ赤なおベベの騎士さんよぉ」
 すでにウィルの口調は変わっている。
 しかし依然として声は無邪気な子どものままで、それはたえようも無く邪悪さを感じさせた。
――――そう、本当に邪悪なモノは邪悪に見えないものなのだ。
 そのようなことを誰かが言っていた。
 赤い騎士はそれには答えず、視線だけで射殺されかねない凄まじい殺気でウィルを射抜いている。

「無駄口を叩くな、行くぞ!
              ――――――ビリー・ザ・キッド(Billy the Kid)」

 そうして、戦闘は開始された。


慎二主人公、オリキャラのサーヴァント召喚というSS。
4話までの間、溜めに溜めたモノが遂に爆発するくだりにゾクゾクした。
役立たずの汚名返上、謎だった真名の発覚、絶体絶命のピンチからの逆襲という3要素を一斉昇華した名シーン。

少々長くなってしまった、スマン。

61僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 21:41 ID:HTfP8Fs2
サイト「Rainny Candy」ttp://grav.s26.xrea.com/rainny/index.html
タイトル『マザー・マザー』


 指が、懐かしい刃金に触れた。
 士郎は思わず自嘲した。苦さの中に微笑みがある。
「ああ、そうか――独りでは勝てないって判ってたのにな」
 振り向く必要はなかった。士郎は寄り添った剣を、そっと握った。
 手を添えられた気がした。
 遠雷のように鎚の音が聞こえる。
 炉心に火種は入っている。だがこの剣を打ち上げるにはまだ足らない。
 鍛鉄の夫婦剣が、一つの役割をはたし始める。双剣は巫術を司り、儀式の効果を高める。

 干将莫耶/鞴が大気の魔力/酸素を回路/炉に送り込み。
 遠坂の宝石/火種が限界まで出力/熱を放出する。

 誰もいない剣の丘で、少年は彼女の手の感触を頼りに力を込める。
 大きく息を吸いこんで、呪文を吐く。

「追想、開始(トレース オン)」
 
 理想郷には 辿りつけず、(Nowhere,no arrival at utopia. )
 鎚の音すらも 届き得ずとも、(My song never echo the avalon. )
 けれども この身は 剣を鍛える。(Though I am creating her sword. )
 
 生涯をかけて鍛えるべき剣を、引き抜いた。
 
「I am the bone of our sword(.この身の芯は 輝きを運ぶ)」



セイバーエンド後、臓硯の暗躍により起動寸前になった大聖杯を止めるべく洞穴に向かった士郎と凛。
それを迎え撃つ葛木、キャスターの残した護符により強化された肉体と、圧倒的な技術の前に押される士郎。
消えていった人の願いを知るために戦う葛木と、守るために戦う士郎。
その士郎が求めた「独りでも、この道を貫ける武器」は……
長文コピペスマン。

62僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 21:47 ID:nh7gF8WQ
最萌えトーナメント(アルバスレ)より 須啓氏作『癒えない傷』 

「黙れ!! 貴様は、私を―――このアグリッパの直系である私を――――私を―――
 『赤ザコ』などど呼んだのだぞ?!!!!」

これだろ、やっぱり。何しろ「赤ザコ」の名称を一般的に広めたわけだし。

63僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 22:11 ID:1dFyOaAo
月姫SSこんぺ出展作品より、八岐氏作『第一次遠野大戦!! 菜食主義者は人喰いトマトの夢を視るか?』
ttp://fml.cside.to/plans/plan02/result/cmpss007600.html

「気安く呼ぶな、ベジタブル」

どんな台詞でも、展開次第で燃えさせる事ができるという好例かとw

64僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/16(火) 23:14 ID:sZQ80or2
サイト名「Arcadia」ttp://mai-net.ath.cx/(その他SS投稿掲示板)
SSタイトル『Fate/stay night 「コンスタンティノープルの陥落」』

「子供にこれを使うのは気がひけるが、長期戦は本意ではないので一気にケリをつけさせてもらう。
残念だが命はあきらめなさい、遠坂の魔術師に宝石を使わせたのだから。」

主人公が凛パパに攻撃される所。
宝石使いの見せ方はこうでなくては、と燃えてしまった。凛よ、パパは偉大だったぞ。

65僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/17(水) 00:39 ID:WwFPBX/o
月姫SSコンペ&サイト「フチナシ」ttp://www.geocities.jp/psk3233/
作者ぽー氏。作品名「その花に見守られて」より

――――――――――――――――

 そして私は一人森の前で佇む。夜が終わり、朝の時間になろうとしてきた。明るくなってきた地平。風が吹く。やはりさっきの鳴き声は風ではなかったのかと束の間おもう。
 さて、と私は少しだけすっきりした気持ちで呟いた。
 これからの人生をどう過ごそう。遠野志貴がいなくなったというだけで、私のうちの広い場所がぽっかりと空白になってしまった。これでは何をする気にもなれない。まったく、いつまでも私を困らせる兄さんだ。
 とりあえず、今までに溜めた涙を一滴残さず流してしまうというのはどうか。決して悪い気はしなかった。なにをするにしてもそれから考えればいい。
 私は泣こうとした。けれど涙はすぐには出てこなかった。やがて思い出したように熱いものが目尻に溜まっていった。
 ひどく、灼い涙。私は朝焼けの眩しさに目をつむり、涙を頬へと押し流した。そして、さよなら兄さん、とおもう。

 墓標を心の中にたてよう。けれど花だけは添えよう。
 私と一緒に兄さんの最後を見届けた、小さな花びらのついた植木鉢。

――――――――――――――――
号泣。

66僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/17(水) 00:49 ID:z9KQof5M
なんかシリアスが多いので、ギャグを上げてみる
ルヴィアゼリッタさんの野望 ttp://6.6666.to/moon/

 わたくし、ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルトはただいまちょっとばかりピンチです。具体的にいうと死にかけてます。出血多量で意識も飛びそうです。ですがわたくしは淑女ですので、ああこんなことなら恋の一つでもしておけばよかった、とか、ちくしょう楽しみにしていたケーキがまだ冷蔵庫の中に入ってるのに、などの俗な思考はしないんです。しないって言ったらしないんです。

67僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/17(水) 00:54 ID:USqGP2Qg
サイト「Acid Rain」ttp://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/7902/
SSタイトル「裏切られた理想の果てへ」

――――――――――――――――

体は剣で出来ている。
  ―――最初からそうであった訳ではない。

血潮は鉄で、心は硝子。
  ―――それでも、痛まないなんて、嘘だ。

幾たびの戦場を越えて不敗。
  ―――その度ごとに、築き上げたのは血と怨嗟の山河。

ただの一度も敗走はなく、
  ―――だから、逃げることなど許されるはずも無く。

ただの一度も理解されない。
  ―――だから、理解など願うことさえ禁忌に触れる。

彼の者は常に独り 剣の丘で勝利に酔う。
  ―――故に、ただ。己を称え、鍛え、研ぎ、裁く。

故に、生涯に意味はなく。
  ―――意味なら、救った命が求めてくれると信じ。




その体は、きっと剣で出来ていた。

  
  ―――それは、きっと。
       追い求めた理想の日に。
           有り得ない平和の中で。
            打ち捨てられるその日の為に―――

――――――――――――――――

原作とは違う時代に召喚されたアーチャーが、ある人物を打ち倒した後、
終わりを締めくくる言葉だが、こう、こみ上げてくるものがあった。

68僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/17(水) 00:54 ID:8r3kmxsM
説明の必要もない六法氏のAltよりギャグシーン。
ttp://www5a.biglobe.ne.jp/~roppou/
Fate/Alternative 7-1

「わたしが殺す!わたしが殺す!わたしが殺してわたしが殺すっ!我が手を逃れうる者は一人もいない!我が目の届かぬ者は一人もいない!」
 殺戮詠唱を唱えながら凛は綺礼の頭を壁で摩りおろしつつゴリゴリと走りだした。何かビチャビチャと得体の知れないものが壁にこびりついて行く。
「永遠の命は、死の中でこそ与えられる!許しなんか絶対しないッ!受肉したわたしが誓う―――!」
 そして高々とジャンプして食卓へと綺礼の後頭部を叩きつけた!
「―――この愚者に制裁を(キル・ユー)」
 ベキリと音を立てて食卓は真っ二つに割れ、綺礼は大の字になって居間に沈み込んだ。もちろん、全裸で・・・

神父の詠唱を凛がパロったシーン。
死ぬほど腹を抱えて笑った。ギャグの手本の一つとしてどうだろう?

69僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/17(水) 01:05 ID:dkTHxXV.
>>68
パロはこのスレに合致するかどうか境界線だと思う。が、面白かったのは確かだな。
Altで一箇所上げろって言われたら、俺もこれを推す。
もー最初の「殺す」×4で一気に最高潮までテンションを上げてしまうところがト
ンでもねえわ。

70僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/17(水) 01:47 ID:KauU462M
サイト『寄せ集めな世界』 ttp://www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/6827
作品「きゃす美さん」(3月19日のネタより)

「違いますっ。欲しいのはお汁粉じゃなくてっ、その、なんていうかー。ええとー。――
宗一郎様の黒くて硬くて熱くて汁が滴る肉棒がっっ!」
 よぉしよく言った私! 何か人としてすっごく色々な物失ったような気がするけどっ!
でも文字通り肉棒が味わえるならー!
「ふむ。判った。少々待つが良い」
 そう言われて、私は寒い廊下で一人ぽつんと長い間立っていた。
 ――こ、これは放置プレイ!? 宗一郎様、何時の間にこんな高等テクを! ふふふそ
んな事しなくても私は何時でも準備万端何時でもオッケーなのにっ!

これ読んで本編やると、なぜか本編のほうが嘘ものに見えてしょうがねえ。何故だ?

71僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/17(水) 12:02 ID:N0L3rN0w
サイト『小春日和』  ttp://coharu.itigo.jp/index_001.htm
物置から作品「*The beautiful world*」

『拝啓 遠坂凛様

遠坂、元気ですか。俺は今○○という所にいます。

ここは毎日風が強くて、土ぼこりがすごい。でも、空は高く濃い蒼がとてもいい。

今やっている仕事は随分長く掛かったが、あと一両日中には全て終わる。
首長のイリヤ(彼は豊かな髭を蓄えた立派な男性なので、初めて名前を聞いた時、噴出しそう になってしまった。勿論内緒だけど)は大変公平な人物なので、議会制になってもこの国を上 手く纏めてくれるだろう。

これが終わったらどうしようか、今考えています。

次の仕事は決まっているけど、出来ればその前に一度、日本に行きたい。
屋敷もずっと放りっぱなしだし、イリヤや藤ねえ、桜たちの顔も久々に見てみたい。
ただ、俺は昔と比べて随分変わってしまったから、皆見て判ってくれるかな。
遠坂はどうですか。ロンドンから帰る予定などはありますか。


あと最近、昔の夢についてよく考える。
八年前、あんな夢は捨ててしまったつもりで居た。

世の中には、努力すれば出来ることと、奇跡が起きても出来ないことがある。
あの夢は、確実に後者だ。
全ての人を助けることなんて、誰にも出来ない。
だから、結局犠牲が出るのなら、出来る限りそれを少なくしていこうと思い、今までそうして生き てきたつもりだ。

でもやっぱり、苦しむ人は居ない方が良い。

今回国連の働きかけのおかげで、無血で全てが終わるのを見てしまうと、もう一度あの夢を見て も良いのではないかと、そんな錯覚を受ける。

世界に夢を見てしまう。


遠坂。俺は以前夢を追って、肌も髪も虹彩すら焼かれてしまったけれど。
到達点にいるのがアイツかも知れなくても。

再び夢を追っても良いだろうか。
あの人のように、前を見据えることは許されるだろうか。

もうすぐ夜が明ける。
濃紺の空が燃えるように赤く染まっていく様がすごく綺麗だ。


凛。

世界は美しいね 』


悪い、ちょっと長い。だけど、これを途中ではしょるのはあんまり
無粋に感じられたもので。
とにかく、この手紙の最後の一文に号泣した。

72僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/17(水) 12:31 ID:NEtxDHw6
サイト「保管書庫No.156 」 ttp://page.freett.com/nallow/index.htm
作品「夜話、無銘」

墜とす。墜とし落として剣を振るう。翻らせて返らせる。ばさりと長髪が切り裂かれ解けて地に落ちる。知ったことかと刀を振るう。間隙に刀身を滑り込ませて円らに軌道を疾らせ、古今の名剣宝刀を無名の剣ひとつで煙に巻くことのなんと愉しいことか。ほう、と振るいながら、アサシンは驚く。その唇には笑みが浮かんでいる。同時に三つが私の限界と思ったが、捨てたものではない、まだゆける。四つ、五つ、六つ、七つ、世界を屈折させる。まだだ、まだまだ。道理などねじ伏せる、法則など切り捨てよう。燕など小物に過ぎぬ、私は斬るぞ、人も鬼も修羅も斬るぞ、



 ――この剣は、神さえ斬るぞ。


ギルの魔弾を切り捨てる小次郎。
たぶんいままで読んだSSの中で一番燃えたシーン。
かっこいい、という以外に言葉が出ない。

73僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/17(水) 12:40 ID:isqe8rEE
サイト名「風鈴色喫茶」ttp://www1.odn.ne.jp/~ccx51600
SS名「月君 ボーナスエピソード第三話」


「だ、誰だアンタはああああっ!」
「騒がしいっすね、朝っぱらから。このワシを、アニキの舎弟の翡翠(アドン)の顔をお忘れですかい?」
「どうやったら翡翠って漢字で読みがアドンになるんだよ、おい」
「国語辞典を引いてください、アニキ」


 噂の月君、初のギャグ短編より。
 目覚めた志貴が見たのは、翡翠ではなく小山のようなマッチョマンだった──。
 月姫と超兄貴のクロスという暴走を見事に笑いに変えていたSS。

 上記の台詞で吹いた。特に「国語辞典」で。

74僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/17(水) 13:06 ID:toOl132M
>>72
今、初めて読んだ。
そして燃えた。
燃えた。

75僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/17(水) 13:06 ID:N0L3rN0w
サイト名「さべーじがーでん+」  ttp://homepage3.nifty.com/sagak/index.htm
作品名「恋をしたっていいじゃない」

○月Л日:衛宮邸が燃えた。それはもう容赦なく。
幸い、昼間だった事もあり中にいた住人の士郎、ライダーはすぐに外へ退避できたのだが
間桐桜だけが何故か煙に巻き込まれ、その命を落としてしまえばよかったのに。

「何で最後は願望になっているのよ!!」


ライダーのボケが絶妙すぎる。

76僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/17(水) 13:28 ID:tt7mFPls
サイト「保管書庫No.156 」 ttp://page.freett.com/nallow/index.htm
作品「夜話、無銘」

次はない、と金色の男が言う。その声も幻聴じみて遠い。さて鼓膜がいかれたか、とアサシンは嘆いた。眼もよく見えぬ。これでは花も鳥も月さえも、愛でることはかなわぬ。

「だが、それもいい」

声は出ない。言葉を発することが出来ないのだからそれは当然だ。それでも紡ぐ。片手で剣を構える。

振りかぶる。 

「秘剣―――」

神を、斬る。

「―――燕返し」


私は、ここに生きた。


>>72と同じ話から。ただただ、痺れた。

77僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/17(水) 13:30 ID:p.Jm9OBg
サイト名:Thoughtless Web ttp://www.atlach-nacha.com/kukuno/
作品名:「恋する桜は切なくて先輩どいてそいつ殺せない」

いや、スレ違いになりかねませんが、タイトルの時点で大爆笑しました。
常々初手が大事だとは思っておりましたが、タイトルからとはこのリハ(tbs

78僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/17(水) 14:49 ID:BI4kcRNw
>>71
ええい、全部載せるから読み直して泣いちまったじゃないか!(⊃Д`)・゚・.
個人的に、この作品はエミヤ物の最高峰の一つと思ってる。
落書きにある草稿読んでから読み返すとまた泣ける。

79僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/17(水) 14:56 ID:pXIZe07c
>>63
「気安く呼ぶな、ベジタブル」

くそう、思わず読んじまったよ、おもわずその台詞にひかれたYO!

80僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/17(水) 15:04 ID:zD4A8yIk
サイト名「黒色彗星帝国」ttp://imiju.hp.infoseek.co.jp/
SSタイトル「Turning Fate/The end for beginning」

 衛宮士郎が最も美しいと感じたもの。最強と信じたもの。そして愛したもの。
 荘厳にして華麗、その名に恥じぬ無敵無敗の聖剣。
 自らの半身を鞘としたその剣は、『衛宮士郎の剣となる』と、そう誓ってくれた、まさしく彼女そのもの。どんなに離れようと、どんなに時が流れようと、しかし胸に誓った想いはけして色褪せはしない、たった一つの真実。
 彼女の手を掴まなかったことは、間違いだったのかも知れない。自分は、理想のために一人の少女の想いを踏みにじったのかも知れない。それでも、貫くと決めた。貫きたいと思った。
 未練もある。後悔もしている。しかしそれら全てを含め、愛している。
 だから生きていこう。彼女への、ひたすらに真っ直ぐな一片の想いを抱いたまま。
 故に、この世界は“無限の剣製”に非ず。
 その、真名を……





Ultimate blade works
「――単一剣製――」

小次郎との対峙、凛とイリヤの言葉を受けて自分の中のセイバーへの思いを見つめ直し、
アーチャーとは別の到達点へ辿り着く士郎。
固有結界の改変は他にもいくつかあるがやはりこれは別格。
冷静に考えると汎用性とか落ちて使いづらそうだけどそれはおいてとにかく燃えた。

81僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/17(水) 16:34 ID:8B/C1Wpo
選択形式で進めるスレIN型月板より
『仮面ライダールート』

「――――投影開始」

迫り来るガンドの群。
それを頭の中からはじき出し。
魔力を通す。


――元より、衛宮士郎にできる事はただ一つのみ。


身体の内に埋めこまれた”石”へと。


――あの日、俺は衛宮切嗣によって助けられた。

ソレの記憶へと意識を繋ぎ合わせ、

創造の理念を鑑定し、

基本となる骨子を想定し、

構成された材質を複製し、

製作に及ぶ技術を模倣し、

成長に至る経験に共感し、

蓄積された年月を再現する。


――その時、俺の命を救ってくれたモノ。


瞬時の内に、衛宮士郎の腹部――そこに、赤く輝く秘石が浮かび上がる。


――衛宮士郎は、それの派生物である魔術しか扱えない。



石を中心として、黄金色の金属の輪が生まれていく。

それは、例えるならば、ベルトのような形をしていた。

左拳を、ベルトの左脇へ。
右手は手刀の形をとり、左斜め上へと掲げる。


《―――R―――》
「同調開始……!」


毎晩、土蔵で繰り返していた鍛錬。

――肉体に魔力を通し。


《―――I―――》
「基本骨子、解明」


今までの全てを思い返し、集中し、再現する。

――全身の骨を。


《―――D―――》
「構成材質、解明」


右手を、ゆっくり大きく、円を描くように動かし、

――全身の肉を。


《―――E―――》
「基本骨子、変更」


ピタリ、と右斜め上で止める。

――剣と。

《―――R―――》
「構成材質、補強」

そして、思いきり左腕を右斜め上へと突き出し。

――刃金へと。


右拳を、ベルトの脇で止めて、叫ぶ。

――置き返る。


《――――――変身――!!》
「――――全工程、完了!!」




瞬間、衛宮士郎の周囲で爆発が起こった。

遠坂のガンドによるモノでは、ない。

あんな弱い魔力など、とっくに弾いている。

これは――――その”秘石”の魔力の余波だ。



「――――なあ、遠坂……大切なコトを言い忘れてたよ」


そう、コレが、衛宮切嗣が目指し、衛宮士郎が後を継ぎ、ずっと憧れていた存在。

「最初に言っておくと、さ。

            俺は、仮面ライダーなんだ」


士郎が、もし鞘の代わりに『アマダム』を埋めこまれていたら――みたいなノリで進んでるSS
このシーンは滅茶苦茶燃えました

82僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/17(水) 16:42 ID:PAxxUWF.
秀逸なものばかり集まって、非常に良い感じなのだが、どうしても長めになってしまうな。
キレのあるシンプルな台詞とかも読みたいぞー。

83僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/17(水) 17:07 ID:lU6QC06A
せめて上げないでくれ
また目を付けられたら面倒だ

84僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/17(水) 18:31 ID:WwFPBX/o
フチナシhttp://www.geocities.jp/psk3233/
「赤い弓の断章 第三章 参」より


「さらば巌流」
 木霊す、侍の声。
「ゆけ、贋流」


その前の流れも良かったが、もうね、熱いってんだ。

85僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/17(水) 18:38 ID:WwFPBX/o
直リンスマソ。吊ってくるorz

86僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/17(水) 19:38 ID:EuMos3lg
>>82
キレのあるシンプルな一言はその話の肝でネタばれっぽくもある。ずっと積み重ねて
積み重ねて、だからこそ、ファーストコンタクトで衝撃がくる。
ここで書きたいのに書いてよいのかと、迷うのはそこだ。これはそんな台詞。

前にも紹介されている
サイト名「タイロの二次創作の置き場」ttp://www.ican.zaq.ne.jp/euaek403/index.htm
SSタイトル「Two orphans」
の 第25話の最終行 のとある人物のとある「独白」。

リアルでこのSSを追いかけて、最後でこの一言を見たときに震えが来た。
長い道のりの果てに、この長編SSのテーマをたった一言で書ききった名文句。

ネタばれ系なんで出来れば現時点最新話の25話たどり着いて読んで欲しい一言。

87僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/17(水) 19:44 ID:lQLomvXA
>>86
同意。
震えて、それ以上にただ哀しかった。

このSS読んでしまうと、どうしても慎二が嫌いになれない。

88僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/17(水) 19:57 ID:BI4kcRNw
あの一言は確かに来るな。その一文だけ見てもなんとも思わないだろうが、
それまでの流れを追って最後の一言として見せられるとゾクゾクっと来る。
冷たい戦慄と共に何処か熱さを感じさせる名文句だった。続き読みてー。

89僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/17(水) 20:09 ID:mvbM2GB.
まぁ、士郎は馬鹿と

90僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/17(水) 20:12 ID:3u6zidSw
>>86
なにを考えてそこまで至ったか
その上で読むべき台詞だね。
きれいだ…の一言です。

91僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/17(水) 21:02 ID:s.Og96qU
>>80に便乗って形で

負けられない。負けてられない。この手には約束された勝利の剣が握られている。だから――
「負けるはずが、無い!!」

この話の士郎は好きだ。

92僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/17(水) 22:43 ID:eUfuqtlM
サイト名「From dusk till dawn」 ttp://www.uranus.dti.ne.jp/~beaker/index.html
SS名『Fat/sumo knight』

「――問おう、おんしがおいどんの親方でごわすか?」

会社で爆笑して変な目で見られました・・・orz

93僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/17(水) 23:49 ID:ijZ0ElRc
サイト「保管書庫No.156 」 ttp://page.freett.com/nallow/index.htm
「風、月を穿つ」より

「来るぞ、アサシン――!」



 ランサーの発した警句を霞ませる、圧倒的な獣の咆哮。

 通常ならば数歩の間合いを一歩で詰めるバーサーカー。巨体でありながらも断じて鈍重ではない彼の踏み込みは、鋭さこそないものの、眼前には草の根一本の存在も許さないという意思がある。しかしその突進を停めずして、その場から動かないアサシンに活路はありえない。



「……、は」



――だというのに、その風雅な侍は、嗤った。



「成る程――人の業では止まらんか。それも道理よな。ただの鉄では鬼は斬れん。だが、狂戦士よ。

――私は斬るぞ(・・・・・)、人だろうが鬼だろうが――斬って魅せよう。

それが幻想(ユメ)というのならば、そんなもの(・・・・・)、四百年も前に斬って捨てたのだからな」



 その言葉と共に、今まで無形の位を通しつづけた侍が、初めて構えを取った。

 諸手でありながら剣技の根幹である左手は添えるように柄にある。姿勢はほとんど背を露わにしている。眼光は夜の全てを貫くほどに透明で――鋭い。奇異な構え。しかし身に纏う剣気は必殺の意志意外の存在を許さないその威圧に。

 ランサー、そして理性無き獣であるはずのバーサーカーでさえ、刹那、動きを停め――







「秘剣――――」







 それは、ランサーに己の担う魔槍の解放を連想させるほどの呟き、呪言だった。

 空気が凶り、法則が捩れ、空間が歪む。





「――――燕返し」



 ただ人の身の一念をもって、幻想が顕現した。



小次郎の出る作品ではいまだにこれが一番好き

94僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/18(木) 00:20 ID:0gf6ShzU
サイト「月光華園=COCHA-DO=」ttp://www2.odn.ne.jp/~aac25730/
タイトル『桜唇』


 世界はこんなにも綺麗で。
 世界はこんなにも優しくて。
 世界はこんなにも暖かくて。
 世界はこんなにも明るいのに。

 私の世界はこんなにも醜くて。
 私の世界はこんなにも厳しくて。
 私の世界はこんなにも冷たくて。
 私の世界はこんなにも暗い。

 それでも、私は生きていく。
 いつか、その綺麗で、優しくて、暖かくて、明るい世界へと届くのだと信じて―――――。


桜ノーマルエンド後、とあるがライダー現界、イリヤ生存という変則HFルート。
ご都合だけど好きだ。

95僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/18(木) 00:21 ID:3V9Vlk6I
サイト「Rainny Candy」ttp://grav.s26.xrea.com/rainny/
童話  〜魔法の振り子を探す騎士〜より


――さあ夢の続きを。彼の姿がわかるかい――


ラストのこの一行に泣いた。
あと「正義の味方が、大事な人一人救えないで、どうする」の台詞を士郎に本編でも言ってほしかった・・・・・・

96僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/18(木) 00:44 ID:BKSbBayI
サイト「保管書庫No.156」ttp://page.freett.com/nallow/
「スパークスライナーハイ、アフター」より

The End/be continued to “Fate”.

たったこの一行に、全ての意味が込められているような気がしました。
この作品を読んだ後Fateをやり直してみてください。

97僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/18(木) 00:59 ID:axN5WE8Y
>>94
だからあげるなって…

98僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/18(木) 12:22 ID:pbr6BvkA
サイト「箱。」ttp://www.geocities.jp/u_k_k_ss/
凛の話〜最後の日〜より

「どうか、夢を、もう一度――――――。」

凛グッドルートの最後、彼女の見ていた幸せな夢の終わり。
これ見てしまったら他の終わり方が想像できないじゃないかっ!!
他にもここに挙げるのに相応しい文が沢山あるが、あえてこれで。

優しいんだけど悲しい、泣けるんだけど温かい。
この台詞は書き手、読み手に共通した祈りでもある。
どうかまた、あの夢をもう一度。
彼女がまた、あの暖かい場所に戻れますように。

99僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/18(木) 15:13 ID:z/cfUIgw
マザー・マザー『反旗』

私がここで、どうして桜を助けないでいられるのか。
「他人が勝手に決めた約束なんて、私が知った事じゃないわ」
天上の父さんには、娘の反抗期だと諦めてもらおう。
「あともう一つ。貴方は自分のことを穢れている、なんて言ってたけど」
魔術師としての在り方が桜を捨てるというのなら、私は自らの半身に――
「さっきの笑顔、この世で一番キレイだったわよ――」
 ――今、反旗を翻す。

引用前からの流れの最後でサブタイの言葉「反旗」が出てきたとき、マウスを握る手が震えた。
ベタといえばベタだけど、プロローグとして見事に決まっている。自分が型付SSにハマったきっかけだ。
ママンは全部好きだけど、ネタなら4-aでの桜のRepeatならぬwieder連呼が個人的ツボ。

100僕はね、名無しさんなんだ:2004/11/18(木) 15:23 ID:lufMlO.o
>>99だけ読んで、
「その『約束』に反逆するッッッ!!!」とか思ったのは俺だけですか、そうですか。


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