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代理投下スレ

367保育士見習いエフラム・エリーゼafter4/5:2016/10/07(金) 00:17:48 ID:20DRXEns
 贅沢なことに、この部屋には、浴室も和洋1つずつ備えられている。
 しかも、どちらの浴槽も、エフラムが脚を伸ばしても余裕があるほどに広い。
 昨夜はジャグジー風呂だったので、今夜はもう片方の風呂だ。
 ちなみに、初日は白暗夜家大浴場を貸し出された。無論、貸し切りで。
「………いい湯だ……」
 純白夜風の檜風呂に浸かり、疲れきった身体を弛緩させるエフラム。
 その両腿に、左はエリーゼが、右はサクラが、それぞれ腰掛けている。
 3人並んでも、充分に入れる広さなのだが、身を寄せ合うような密着具合。
 バカップルの3人バージョンを、我々は何と表現するべきだろうか。
「は〜、やっぱりお風呂は白夜風よね〜」
 蕩けた感嘆と共に、エリーゼがエフラムの身体にもたれかかる。
 その前方にぷかぷかと浮かぶ2つの球体が、体勢をやや仰け反らせたことで、更に強調される。
 それを目にしたサクラの脳裏に、バインバイン、という、彼女らしからぬ言葉が過った。
 男の欲望と女の羨望を一身に集める、夢と希望の塊から視線を外し、サクラは自分のそれを見下ろす。
 小さくはない。むしろ大きい部類だろう。
 友人達の中では、アメリアに匹敵するサイズ。
 無理をせずともさらしで潰せて、和服を着る時も邪魔にならない。
 これ以上を望むのは、世の女性の多くを敵に回すに違いない。
 大体、エフラムは胸の大きさで女性を評価する男ではない。
 分かっている、のだが。
 すぐ隣に、しかもエフラムから選ばれた、豊満なエリーゼが居ると、どうしても比べてしまう。
「どうした? のぼせたか、サクラ?」
「いえ……大丈夫です。ありがとうございます、兄様」
 ぐるぐると考えていたサクラへ、気遣わしげにエフラムが声をかけた。
 心配させてしまったことが申し訳なく。でも、心配してくれたことが嬉しく。
 サクラは微笑み、エリーゼに倣って、エフラムの身体に背中を預ける。


 3人のセイ活は、新年度直前まで続けられた。
 大学4年生になったエフラムは、少しやつれていた。

 翌年2月初旬、ガロンは待望の初孫を、2人同時にゲット。
 まるで、人が変わったような爺馬鹿を発揮し、周囲を驚かせる。
 初孫を祝し白暗夜で開かれた宴会は、紋章町史上でも類を見ないほど盛大なものだったという。
 大量に供された料理は、アイクと、何故か紛れ込んだイレースやパリスすら満足させた。
 また、この宴会による経済効果でカムイ・グループが得た利益は、数百万から数千万Gとも、言われている。


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