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代理投下スレ

131路地裏の通り魔 後編2 3/4:2010/12/17(金) 23:28:58
「クリス…とマリク?」
「マルス様、スターライトの心配はいりません。マリク殿をお連れしました」
「遅くなって申し訳ありませんマルス様」
「ぬう…しまった…」
スターライトを扱える者が現れて初めて動揺を見せるガーネフ。
「…というか私だって光魔法使えると思うんだけど」
「そこは…作品が違うから不可能だと考えてもらいたい」
自分の存在を無視されて何となく悔しくてぼやくミカヤを宥めるシリウス。
「…とにかくマリク頼む」
「お任せください!」
マリクはマルスからスターライトを受け取り、ガーネフへとスターライトを唱えようとする。
そこへ…再びワープの光が射し、マリクの背後から新たに女性が現れた。
「……え、シスターレナ!?」
予想外の来訪者に驚くマリク。レナは驚くマリクからスターライトを奪い…
「ジュリアンを返してください!!スターライトエクスプロージョン!!」
容赦なくガーネフへ怒り必殺スターライトを叩き込んだのであった…
「…というか紋章に怒り…スキル自体存在しないんじゃないかしら?」
「そこは…きっと怒りの書を読んだのだろう…たぶん」
呆れたミカヤの呟きに律儀にツッコミを入れるシリウス。
スターライトに倒れたガーネフはマルスに最後の力で告げる。
「…もう遅い…貴様の姉達はわしの計画に…」
「計画!?何を考えているガーネフ!?」
「……さらばだマルス。この手で貴様を殺せなかったのは無念だがな」
ガーネフはそう言い残し力尽きるのだった。
「マルス様…行きましょう。この先にクリスやリン殿の気配があります」
クリスが倒れたガーネフの奥にある扉を開こうとする。
マルスや兄弟、シリウス達はクリスの後ろに立ち扉の奥へと突入していく。
そしてマルス達が見たのはナンナ達を庇いながら戦うリーフであった…

祭壇へと突入したリーフ達を待っていたのは様々な竜だった。
そこでリーフ達は急いで狭い場所に逃げ、囲まれないように戦い始めた。
火竜や氷竜は4人娘の魔法を、飛竜はクライネの弓で魔竜と地竜はリーフで食い止める。
少しずつ、少しずつ追い詰められていく6人。魔術書が破れ、杖が折れ、矢がなくなる。
何もできなくなる5人を庇うようにリーフは戦い続ける。
「リーフ様…私達は見捨てていいですから逃げてください!!」
目の前で竜のブレスでボロボロになっていくリーフを見てナンナが叫ぶ。
「このまま全滅するぐらいならリーフだけでも逃げt…」
「そんなことできるわけないだろ!!君達を見捨てて逃げるなんてできない!!」
「でも…このまま私達と一緒に死ぬよりは…」
「大丈夫…きっと兄さん達が助けてくれるさ…」
泣きそうなナンナを励まそうとリーフは強がりながら笑顔を見せる。
「リーフ様……危ない!!後ろ!!」
ティニーが叫び、慌てて振り返ると火竜がリーフに襲い掛かろうと構えていた。
「ぐっ…しまった…」


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