[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
901-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
レス数が900を超えています。1000を超えると投稿できなくなるよ。
ゼロの奇妙な使い魔 対サル用書き込みリレー依頼板
945
:
ゼロと奇妙な隠者
:2013/05/13(月) 18:06:13 ID:EkL5/BY.
(ジョースター君。君がミス・ヴァリエールの使い魔で、本当に良かった。たった二ヶ月足らずの時間を分けてもらったお陰で、彼女は救われる事が出来たのだから――)
日食の輪の向こうへ去った友人に、心の中で礼を述べる。
そして教師としての眼差しで、ルイズを見やる。
「では、ミス・ヴァリエール。サモン・サーヴァントを」
「はい」
すう、と一つ息を吸い、ゆっくりと吐き出す。
ジョセフがいつも行っていた波紋の呼吸の様に、大きく長い深呼吸。
そして愛用の杖を掲げると、朗々と召喚の呪文を唱えていく。
「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。五つの力を司るペンタゴン。我の運命に従いし、"使い魔"を召還せよ!」
呪文の完成と同時に、勢い良く杖を振り下ろす。
次の瞬間――白く光る鏡の様なゲートが、完成した。
誰かが息を呑んだ音が、無闇に大きく聞こえた。
契約した使い魔が生きている場合、ゲートは開かれない。
ゲートが開かれていると言う事は、つまりジョセフは死んだと言う事実を厳然と示すものだった。
サモン・サーヴァントのルールを知らない者は、ここにはいない。
「ル……ルイズ!」
ゲートを閉じるんだ、と続けようとしたギーシュの言葉が、思わず飲み込まれた。
ルイズは、ゲートから目を背けていなかった。
そこには、“信頼”があった。
盲目的でも依存でもなく、ジョセフ・ジョースターと言う人間を信じる輝かしさ。
ゲートから照らされる光だけではなく、ルイズの立つ姿そのものから光が発せられている様な、そんな錯覚さえギーシュは感じてしまった。
ゲートが開かれてから、ほんの数秒。しかし、これから何が起こるのかを固唾を呑んで見守る全員には、とんでもなく長い時間が経過した様に思われたその時――
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板