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ゼロの奇妙な使い魔 対サル用書き込みリレー依頼板

90ヤバイ『兄貴』がIN:2007/06/27(水) 02:38:14 ID:???
ニューカッスル城礼拝堂。始祖ブリミルの像が置かれている場所に皇太子の礼服に身を包んだウェールズが佇んでいた。
周りは戦の準備や脱出者の手伝いなどで忙しいため他には誰も居ない。
ウェールズもこの式が終わり次第すぐにでも戦の準備に駆けつける予定だ。
そこに扉が開き。ルイズとワルドが現れた。ルイズの方は昨日プロシュートから式があると聞かされていたものの、まだ戸惑っている。

もっとも、昨日言われた『なら、気絶させてでも連れ帰るか?オメーにそれをやるだけの覚悟があんのならやってやってもいい』
これを本気で考えていたため、結婚の事など頭から消し飛んでいたのだが。
確かに気絶させるなりすればウェールズをトリステインに連れ帰る事はできる。
…だが、問題はその後だ。『自分一人無様に生き残ったと思い命を絶つ』
そうなった場合、下手をすればアンリエッタまでもがその後を追いかねない。
もちろん、自殺するとは限らないが『覚悟』という言葉が重くのしかかっていた。
死を覚悟した王子を止める『覚悟』ができない自分に対して自暴自棄な気になり落ち込ませていた。

ワルドはそんなルイズに「今から結婚式をするんだ」と告げアルビオン王家から借り受けた新婦の冠をルイズの頭に載せ
続いて、何時も着けている黒のマントを外し同じく借り受けた純白のマントをまとわせる。
ワルドによって着飾られても、思考の渦に埋まっているルイズは無反応でワルドはそれを肯定の意思と受け取った。
だが、一つある事に気付いたルイズがワルドに問う。
「………プロシュートは?」
「彼なら今頃イーグル号に乗ってるところさ」
それを聞いた瞬間ルイズの心にさらに影が差す。
あれだけ『今のオレの任務はオメーの護衛だ』と言っていたプロシュートが自分を置いて先にトリステインに帰る。
(何時までたっても『覚悟』ができない自分に対して呆れ見捨てられたんだ……)
そう思いさらに自暴自棄な気持ちが心を支配した。


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