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ゼロの奇妙な使い魔 対サル用書き込みリレー依頼板

87奇妙なルイズ:2007/06/26(火) 11:32:55 ID:???
「な、なんだ!」
「馬から下りなさい!」
慌てて怒鳴ったギーシュに、ロングビルは指示を飛ばす。
突然の事に驚いた馬が前足を上げたので、ギーシュは馬から落ちてしまう、そこに何本かの矢が飛んできた。
もの矢が夜風を裂いて飛んでくる。
「奇襲だ!」
「伏せなさい!」
ギーシュがわめくと同時に、ロングビルは地面を練金して泥の壁を作った、スカッと軽い音を立てて矢が突き刺さる。
ワルドは風の魔法を唱えて身の回りにつむじ風を起こし、矢を防いてでいたが、攻撃に転じようとしたときに別方向から一陣の風が吹いた。
同時に、ばっさばっさと羽音が聞こえた、その音に聞き覚えのあったルイズが崖の上に目をこらすと、六人ほどの男達が風の魔法に巻かれて崖から転がり落ちてきた。
「ほう」
感心したようにワルドが呟くと、がけの上から落ちた男達は地面に体を打ち付けてうめき声を上げた。
そして空には見慣れた幻獣…タバサの乗るシルフィードが姿を見せていた。

「シルフィード!」
ルイズが驚いて声を上げると、シルフィードは地面に降り、その上からキュルケが地面に飛び降り髪をかきあげた。
「お待たせ」
ルイズもグリフォンから飛び降りキュルケに怒鳴る。
「お待たせじゃないわよ! 何しにきたのよあんたたち!」
「あーら、助けにきてあげたんじゃないの。朝がた、あんたとギーシュが馬に乗って出かけようとしてるもんだから、急いでタバサを叩き起こして後をつけたのよ」
キュルケはシルフィードの上に乗ったままのタバサを指差した。
寝込みを叩き起こされたとは言え、パジャマ姿は何か面妖だ。
「キュルケ、あのねえ、これはお忍びなのよ?」
「お忍び? …まさかギーシュと駆け落ち?」
ルイズは笑顔になりながら杖を抜いた、その仕草にキュルケが冷や汗を流す、やばい、怒ってる。
こんな場所で爆発を起こされてはたまったものではない、これにはキュルケも謝った。
「ま、まあ冗談よ!勘違いしないで。あなたを助けにきたわけじゃないの」
キュルケはグリフォンに跨ったままのワルドににじり寄り、しなを作った。
「おひげが素敵なお方ね、あなた情熱はご存知?」


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