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ゼロの奇妙な使い魔 対サル用書き込みリレー依頼板

864反省する使い魔!:2011/01/07(金) 16:56:25 ID:PBipDpGY
「別に、ただいつまでもそんなトコに突っ立ってられても迷惑だし
わたしもちょうど医務室に用があるし…………
ついでよ、ついで!ほら、ついて来なさい」

モンモランシーはそのまま音石を通り過ぎ食堂から廊下に向かう。
ルイズみてぇな奴だな、などとデジャヴ感を覚えながら
音石はそのままモンモランシーの後を追った。



「……おめぇ一体どういうつもりなんだ?」
「え?」

医務室に向かう廊下の途中、
音石はモンモランシーに自分の疑問をぶつけた。

「普通によぉ、考えてみたって変な話じゃねーか?
ルイズから聞いたぜ?
お前、俺が決闘で半殺しにしたギーシュの恋人らしいじゃねーか
こっちはただでさえその件で学院の生徒連中にびびられてるってのに、
どういうつもりなんだぁ?気味が悪いったらありゃしねぇ…」
「………………………」

その言葉にモンモランシーが黙り込んで足を止めた。
音石もそれに続いて足を止める。
モンモランシーは少しまじもじした様子でそっと口を開いた。

「た、たしかに今のあんたはこの学院のお尋ね者よ!
みんなあんたのことを恐れてるし、
なかにはあんたのことを『貴族の敵だ』って言ってる人もいる……、
私だって……あんたがギーシュを
あんな目に合わせたのは正直言うと、許せない気持ちはある」

すると次にモンモランシーは音石から視線を外し、
照れたような口調で言葉を連ねた。

「………でも、あんたは………あなたは私を助けてくれた。
それに、あなたがギーシュと決闘した理由は
ギーシュに二股の罪を擦り付けられた
給仕を助けるためだってのも知ってます。
だからその……なんていうか………
わ、わたしは……あ、あなたのことを尊敬してるのよ、
貴族とか…平民とか、関係なく………
ひとりの人間として………」

モンモランシーがそう言い終わると
赤くした顔を隠すために前に向きなおり
廊下にあるひとつの扉に入っていった。
どうやらそこが医務室らしい。

「……おれは、誰かに『尊敬』されるような人間じゃない」

モンモランシーに言ったたわけじゃない、
ただ……音石はだれにも聞こえることなく、ポツリと呟いた。
どこか複雑で、どこか悲しさを感じさせるような表情で………。


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